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プロが自宅に選ぶ住まい

設計士が自宅にしたいと思う木造注文住宅とは?

ここはその道のプロが自宅にしたいと思う木造・注文住宅について紹介しているページです。

東京都江東区 設計士Iさんのお宅

リビング
外観 「ここに戻ってきたかったんです」

こう語るのは建主であり、設計者でもあるIさん。ここ、とは下町の代名詞ともいえる東京・深川。Iさんが生まれ育ったところです。

結婚を機に実家を出てマンション暮らしを始めてからも、いずれ実家を建て替えて自分たちも深川で暮らしたい、と思っていたIさんを後押ししてくれたのは、なんと90歳になるおじいさんでした。
建て替え前の家は、半分はおじいさんがセルフビルドで建てた思い出深いものであるはずなのに「自分が生きているうちに新しい家を」と応援してくれたといいます。

こうして6人で暮らせる家への建て替え計画がスタートしました。

I邸のプロフィール

完成した家は1階におじいさん、2階にお母さん、3階にIさん親子4人の生活スペースを確保しながら、2階のお母さんのスペースを中心にしてみんなが集まる、和気藹々としたものになりました。

「本当はもっと思い切ったことをたっくさんやりたかったんですけどね」と苦笑するIさん。

建築家としていろんな実験的な取り組みもしたかったのでしょう。
そんな冒険は家族の反対で封印させられたそうですが、その分、どこにも無理がなく、安心感がいっぱいです。

眺めや日当たりで「ここに住みたい」と思うことはあっても「ここにいる人たちとこの町で暮らしたい」と思えるのはうらやましい限りです。「家に住む」のではなく「町に住む」、そんな当たり前のことの大切さ、すばらしさが家じゅうにあふれているI邸です。

DATA
所在地 東京都江東区
設計   乾 祐史
施工 参創ハウテック
住宅地域 近接商業、準防火地域
 
敷地面積 76.66m2(23.23坪)
延床面積 185.31m2(57.92坪)
家族構成 6人
  (大人4名+子供2名)
本体工事費 約4,550万円

こだわりのポイント

「SE構法に出会わなかったら、この家を建てていなかったかも」とIさん。
それほどI邸はSE構法と深い関わりがあるのです。

敷地や家族構成から3階建てになることは自明だったI邸で、一番ネックだったのは建物の重さ。埋め立て地である一帯は軟弱地盤のため、鉄骨やコンクリートでつくろうとすると地下50mにまで及ぶような大規模な杭工事が必要でした。

かといって、在来の木造3階建てでは、思ったような開口もとれず、とても開放的な家は望めません。内外が分断されたような家は、Iさんにとって耐え難いものだったでしょう。

そんなとき出会ったのが重量木骨の家。SE構法の開放感だけでなく、躯対の軽さという木造のメリットを最大限に生かしたI邸なのです。


リビング・ダイニング

リビング・ダイニング+子供部屋

ロフト上から見下ろした3階全景。
ロフトは子供達が気兼ねなくおもちゃを広げられる場所。限りあるスペースの中で、お父さんが用意してくれた子供達だけの空間です。

玄関・中庭

玄関・中庭

玄関からは中庭が見えます。
中庭には「ささやかでも四季を感じられるように」(Iさん)とシンボルツリーにヤマボウシが植えられました。
将来必要に迫られたときにはエレベータースペースになるようにも考えられています。

リビングダイニング

リビングダイニング

2階はお母さんのスペースですが、家の中間階ということもあって全員のリビングダイニングといった感じです。

ルーフバルコニー

ルーフバルコニー

夏はプールにもなる、子供達の大切な遊び場です。
後ろにそびえるのは都市機構の大集合住宅。否応なく押し寄せてくる都市化の波の中で、Iさん一家が大切にする下町の暮らしが一層魅力的に感じられます。

 
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