


家庭から出る温暖化ガスの量はどんどん増えています。ガンバッテ減らしたいと思っても、なにをどうすればよいのかピンときません。そんな時、生活から出るCO2排出量を半分にする目安が…、さらにはゼロにすることも…あるというのですが・・。
これまで、住宅の省エネといえば暖冷房が対象で、断熱ばかりが目立っていましたが、家庭で消費されるエネルギーは暖冷房だけでなく、給湯・調理もあれば、照明・家電機器からの消費もあります。
2005年に発表された自立循環型住宅設計のためのガイドラインは住まいの省エネ度を計るツールですが、そこでは生活全般で消費されるエネルギーが網羅されています。
ガイドラインをみると、消費エネルギーの割合は、暖冷房よりも給湯の方が多く、給湯より照明・家電の方が多いことがわかって驚きます。
これは東京を含めた気候区分でW地域での割合ですから、寒冷地では暖冷房の割合が増えますが、それにしても東京で暖冷房よりも給湯が、更に家電の方がエネルギーを使っていたとは意外でした。
いままで設計・施工業者でも家全体のエネルギー消費を計算したことはありません。暖冷房の計算はむずかしくありませんが、給湯や家電の消費量を含めて全体的に計算することはむずかしいのです。
ガイドラインはこの総合的なエネルギー消費を自己評価するために開発されました。
自己評価とは設計・施工業者と建主が一緒になって設計中の家の省エネ度を評価するという意味で、ガイドラインを使って、断熱・気密性、設備機器、家電製品の省エネ性をインプットすると、一般の家に比べてどれくらい省エネなのかを%で示してくれます。
自己評価ですから、操作はとても簡単です。あなたの家も設計事務所、工務店に自立循環型住宅ガイドラインを用いた自己評価を依頼してください。
また、ガイドラインには風や陽差しを取り込んだり、防いだりして省エネを計る知恵も紹介されています。素晴らしいのは、通風がよくなることで冷房消費が●●%削減できる…といったことが分かることです。
そしてガイドラインは生活のエネルギーを半減させること、更にはゼロにする可能性も教えてくれます。
特殊な技術や製品を用いることなく、市販されている技術・製品を最大限活かすことで、一般の家に比べたエネルギー消費を半分にすることができます(約80GJを約40GJに)。そして、残りの半分(40GJ)を太陽光発電4kW(但しこれは最高効率で、一般的には5〜6KWが必要です)設置して発電すればゼロエネが可能になるという計算に・・。
1人1日1kgダイエットで1トン減らすことができるといわれても半信半疑でしたが、断熱・気密に優れ、省エネ設備、省エネ家電を用いた家をつくることで、CO2排出量を半減(1.5〜2トン)させることができるとすればピンとくるどころか、新築に向けて「この家に住むことで温暖化防止に大きな貢献をすることができる」という充実感が湧いてくることでしょう。
さあ、自立循環型住宅ガイドラインを使って、設計・施工業者と一緒に自己評価してみましょう。


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