


太陽光発電でゼロエネ、国産材使ってサステナブル…色々な表現でエコハウスの宣伝が行われています。でも、そんな単一的なことをしただけでエコハウスといってよいものなのでしょうか。
そこで登場したのがCASBEE(キャスビー)戸建です。CASBEE戸建は統一した見解で戸建住宅の「エコ度」を評価します(図1)。
待ってました!(建主の声)
CASBEEの特徴は建築のエコロジー性能を環境効率(BEE)で評価することです。なにやらむずかしそうですが、そんなことはありません。
環境効率とは、建築内の環境品質Qと建築外に与える負荷Lの2つのバランス(BEE=Q÷L)を問うものです(図2)。
生活の快適性が高まっても、エネルギーや資源を多く使うのではエコ度はマイナスです。一方、我慢の生活をしてエネルギーや資源を使わないのも、エコとしてはよいことですが「発展」がありません。
快適な生活を追求しながらも、環境への負荷を減らすこと・・これが「発展」です。CASBEEはこの『知恵をもった発展』に高いエコ度をみつけるのです。
正しい発展をエコと評価するのですね!
CASBEEは一般的な家のBEEを1とし、設計中の家のエコ度を「それ以上、それ以下」にランク付けます(図3)。ランクはS〜Cまでの5段階ありますが、分かりやすくするために★の数でも示しています。 5つ星をめざそう!
CASBEE戸建では・・
(1)一般的な住宅の環境品質(Q)を1、外への負荷(L)も1とします
BEE=1(Q)÷1(L)=1
(2)質を高めても、外への負担が大きくなれば
BEE=2÷2=1
(3)我慢の生活をしてエネルギーを小さくしても
BEE=1/2÷1/2=1
みんな1で一般住宅と変わりません。さて、そこで…
(4)質を高めながら、外への負担も小さくしたら…
BEE=2÷1/2=4
環境効率は4倍になりました。「知恵をもって発展」した結果です
なるほど、これだ!
CASBEE戸建の評価項目はQとLの合計で54項目あって、総合的に評価し、全体バランスのよいものを高く評価します。 これで安心!
3章『LCCO2』で述べたように計算するのがとても難しいLCCO2(住まいが一生涯に排出するCO2)ですが、CASBEE戸建は54項目を評価することで、評価ソフトがLCCO2を自動計算してくれ、一般住宅に比べての比較を表示してくれます(図4)。 これはスゴイ!
CASBEEは業者と建主がコミュニケーションを図りながら自己評価していきます。54項目の評価をしていく中で、設計中の家がどんなエコの知恵をもち、一般の住まいに比べて発展しているのかを知ることができます。 住まいのインフォームド・コンセントですね!
CASBEE戸建は評価員登録制度があって、所定の講習を受け、試験に合格することで評価員に登録されます。自己評価の正確度を高め、信頼性のある評価をするために、評価員登録制度がつくられています。 あなたは評価員ですか?
さて、戸建住宅のエコ度を評価するCASBEE戸建について述べてきましたが、前章で紹介した自立循環型住宅で省エネ度を、CASBEE戸建でエコ度を評価して、あなたの住まいを知恵あるエコハウスに発展させてください。 はい、自己評価に挑戦します!
CASBEE戸建のホームページ
http://www.ibec.or.jp/CASBEE/cas_home/cas_home.htm


Copyright(c)2006 New Constructor's Network. All rights reserved.