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京都府京都市 F邸
絶景ビューが楽しみめる大開口リビング

 京都郊外の山麓の斜面。この土地からの眺めにほれ込み、Fさん夫妻は家を建てることを決めました。
「ここからの眺めは格別です。瓢箪(ひょうたん)山の緑を見ながら暮らしていきたい。それを実現できるLDKがほしいと思ったんです」

 Fさんから設計を依頼されたカクオアーキテクトの松村佳久男さんは、さまざまな工夫を凝らしました。大開口8m、約30畳のLDKは白のタイル床、漆喰の壁に囲まれたスタイリッシュな空間。前方の山の眺めだけでなく、裏山の緑も見えるようにリビングの反対側にも窓が設置されています。吹き抜け部分にはベルギー製ストーブが置かれ、厳しい京都の冬に大活躍。またキッチンの両側に柱を配置することで、柱の存在を上手に隠し、開放的な空間が実現しました。

  三階建ての二階には、このLDKとバスルーム、そして和室を配置。バスルームからは山の緑を眺められ、夏には窓を開けたままの入浴も。和室は友人のための宿泊スペースで、度々開くホームパーティーでも重宝されています。

  リビング上の三階は吹き抜けと寝室。一階はRC造りで駐車場とストックスペース。RC造りの一階と、SE構法の二階、三階で構成される混構造となっています。

「もともとは家全体をRCで作ろうと思っていたのです。ところが資材を運搬するために通る橋の重量規制があり、RCでは作れないことがわかりました」(Fさん)

  かといって在来木造では大空間は不可能。そこで松村さんからの紹介されたのがSE構法の重量木骨の家と、施工を担当した(株)ビルドワークスでした。

  大空間、大開口が実現できる設計の自由度がありながら、構造計算により、強度が科学的に証明されていること。そしてRCよりローコスト。そんな重量木骨の家だからこそ、Fさんの夢が実現できたのです。

「この地の自然に馴染む家がほしい」というFさんの希望に応えたシックな外観の建物。外壁は杉板張り。

きりりと引き締まったスタイリッシュなエントランス。右の建物にリビングと寝室。右にはバスルームと和室が。

山の斜面の緑を楽しみながら入浴ができるバスルーム。山の傾斜地ゆえプライバシーの確保もされている。

和室。低い位置の窓から柔らかな光が入ってくる。訪ねてきた友人の宿泊スペースにもなる。

LDK吹き抜け部分の階段からキッチンを望む。特注のキッチンとタイル床が空間を引き締める。

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