

![[レポート]プレカット工場見学会|構造計算に欠かせない、高精度の集成材ができるまでを体験する。](../images/pp_h1_factory_01.jpg)
ここは重量木骨の家の住宅体感会レポートについて紹介しているページです。
「プレカット工場見学会」は、重量木骨の家「春の全国一斉体感会」の特別企画として、5月に神奈川と京都の工場で行われました。家の構造をつくる集成材ができるまでを一般の皆さんにご覧いただくことで、集成材の高精度をご自身の目で確かめていただき、「重量木骨の家」の安全性能を実感いただこうというものです。ここでは、5月14日(日)、株式会社カナモク プレカット工場(神奈川県座間市)で行われた、プレカットライン見学と、部材のキットを使った建て方見学のレポートをご紹介します。

今日の工場見学会の参加者は11名、事前に予約された方たちで、年齢層は30代から60代と幅広い。受付でまず、イヤホンとヘルメットをもらう。工場内の音がうるさく、声が聞こえにくくなるため、説明を聞くためのイヤホンが必要になるのだ。また安全面から、工場内ではヘルメット着用の義務がある。この工場では、「重量木骨の家」に使用される集成材を、家の設計に合わせて加工している。スクリーンで製造工程の説明を受けた後、「重量木骨の家」の工法である、SE構法と構造計算の概要をビデオで説明いただく。
さぁ、いよいよプレカットラインの見学だ。カナモクの今西さんが案内役である。全機械が動き出す。音は相当なもの。普通に話す声はほとんど聞こえない。今西さんが頭につけているマイクから、音声がイヤホンに流れてくる。工場のスタッフも、検品や金物の取り付けなど、いつもと同じ作業を行っている。一枚一枚パネルを見せながら、説明が行われる。そのパネルと機械が行っている実際の作業と見比べながら進む。今西さんの説明がシンプルで分かりやすい。来場者の皆さんも、うなずきながら聞いている。
だいたい10数分でひとつの部材が加工され、それが途切れることがない。部材と部材のできあがり時間の間隔は、だいたい2〜3分くらいの感じだ。直接木などに触れることができるので、来場者は部材に触ったりしながら、素材を確認している。実際に触れてみると、木のぬくもりが伝わってくる。この部材が、どこかの家の梁や柱になるのかと思うと、なんだか誇らしいような、うれしいような気持ちになってくる。最後に部材置き場につくと、ここにあるひと山で、50坪くらいの家の構造材になるそうだ。約30分の見学だったが、コンピュータ−で制御され、厳しく品質管理された集成材だからこそ、構造計算が可能になるわけだ。

次に、クルマで2〜3分ほどの場所へ移動。実際に、大工さんたちに「重量木骨の家」のキットを使って、建て方を見せていただくのだ。案内役はエヌ・シー・エヌの東樹さんだ。「重量木骨の家」はSE構法でつくられるが、エヌ・シー・エヌは、そのSE構法という技術を提供している会社である。建て方に入る前に、東樹さんからSE構法についての説明を受けた。
集成材についているSE金物は、カチオン電着塗装といって、車のバンパーなどに使われている塗装。集成材に使っている素材は、沖縄の首里城や多くの建造物に使われている米ヒバ。種別としてはヒノキに近いものだという。また、欧州赤松も使用しているそうだ。こうした素材は、各国で厳しい管理がなされていて、たとえば欧州赤松は、伐採して3年以内にまた植樹しなければならないという。まさに、木の履歴だ。だから、安心して使用することができるわけだ。
基礎については、「重量木骨の家」は従来の方法ではなく、地震での引き抜きなどを考慮しているそうだ。神社仏閣で、石の上に基礎が乗っている。あの方法と同じだという。大地震の被害で多いのは、柱が引き抜かれてしまい倒壊するので、この方法ならそれが防げるのだそうだ。金物に打ち込むドリフトピンは、木造建築においてもっとも太く、20ミリある。一部分をへこませることで、打ち込んだときに楔の代わりになり、抜けない。実際、「重量木骨の家」を解体しても、ドリフトピンが折れたり、曲がったりすることはないのだという。丈夫さは折り紙つきだ。合板もSE構法のオリジナル。耐火性の検査もパスしているもので、強度性能も高いものだそうだ。
東樹さんによれば、構造も木造住宅としては画期的なものだという。
「「重量木骨の家」は準ラーメン構造です。ラーメンとは食べるほうではなく(笑)、ドイツ語です。柱と梁だけでつくる構造のことをいいます。ビルや橋などの大型建造物ではよく見られますが、木造では不可能だといわれていました。しかし、SE構法は限りなくそれに近づけることに成功しています。従って「準」ラーメン構造として認定されています」。

ここから、ミニチュア・キットを建てていく。「ドリフトピンを最初に打ち込んでいただいても大丈夫ですが、どなたかやりたいという方はいらっしゃいますか?」という、東樹さんの呼びかけに、50代の男性が立ち上がった。そしてドリフトピンを打ち込む。「思ったよりスッと入りますね。」と男性。キットは何度も建てているものなので、打ち込みやすくなっているそうだが、実際もこれと大差がなく、スムーズに打ち込むことができるのだという。
30分ほどで、キットが完成する。来場者が2階に上がったり、柱をたたいたり、思い思いに頑丈さを確かめている。集成材と金物との接合部について質問する方、構造計算についてたずねる方、在来工法との比較についてたずねる方、また実際の間取りレイアウトについてなど、来場者の方からさまざまな質問があがる。歓談するかのように、あちこちで説明がはじまり、うなずかれる様子が見える。
こうしてプレカットライン工場見学と建て方見学が終わった。百聞は一見にしかず。高精度の集成材や、在来工法とはまったく異なる、柱と梁で支えるSE構法についての理解がより一層深まった。そして何よりも、「重量木骨の家」の安全性能が実感できたのは大きな収穫であった。
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この工場では、およそ60坪の家の部材を8時間で仕上げることができます。「重量木骨の家」の部材は、加工がシンプルですが、非常に精度が高いものを要求されるので、一切の妥協ができません。従来の木造住宅よりも、20%〜30%くらい大きな素材を活用しています。部材をつくっていても、家の頑丈さが見えるようですよね。モデルハウスでは、お客様は部屋の内部だけしか見えませんし、逆にそこだけ見て満足してしまいます。骨組みを見る機会は、現在ではほとんどありませんから、こういう機会は貴重ではないでしょうか。お客様にいらしていただくことで、私たちにもいい緊張感が生まれます。私たちの工場は、平日も一般の方にオープンにしています。家をつくると決めた方が、本当に家づくりの最初となる部材加工のスイッチを押していただくということもできるんですよ。秋に行われる工場見学会でも、ぜひ家の骨を見て、触れにきていただきたいと思います。 |
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地震に強いこと、災害に強いこと、それでいて本当に暮らしやすいこと。こうした家づくりへのこだわりが「重量木骨の家」にはつまっています。それは、木造住宅にも関わらず、構造計算を行っているということにも裏づけされています。この工場見学会では、お客様に実際の部材づくりを体感していただき、「重量木骨の家」の安全性や信頼性に納得していただきたいと思っています。「重量木骨プレミアムパートナー」の皆さんからも、「実際に家を建てるお客様に対して、自分たちの家がこの部材でつくられるという、安心感をお与えすることができる」「お客様にもプロ意識をもって、いっしょに家づくりをしていただきたい。だからこそ、骨が見えるというのはその気になるためのいい機会だ」「構造体を見てから空間の話をすると、具体性がぜんぜん違う」といった声を聞いています。ここまで骨というものが分かる見学会はなかなかありません。秋の工場見学会も、ぜひ、多くのお客様にお越しいただきたいと願っています。 |


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