

![[レポート]「重量木骨の家」全国一斉体感会に行く!|がっちりしていて、木の味も生きている。新しい木造住宅の構造を見に行く。](../images/pp_h1_visit01.jpg)
ここは重量木骨の家の住宅体感会レポートについて紹介しているページです。
重量木骨の家「春の全国一斉体感会」が、4月29日から5月31日まで全国各地で開かれました。「重量木骨プレミアムパートナー」が手掛ける、建設中の家での構造見学や、完成物件の見学が行われ、家づくりを検討されている多くの皆さんにご来場いただきました。実際に見て・触れて・感じることで、「重量木骨の家」の堅牢さ、木の美しさ、間取りレイアウトの自由さなどがよく理解できたと、来場者の皆さんから好評を博しました。ここでは、5月28日(日)、静岡県富士宮市で行われた、株式会社建築工房わたなべさんによる構造見学会のレポートをご紹介します。

昨日の激しい雨の名残りで、今日も朝から小雨が降ったり止んだりしている。富士宮の駅から、クルマで5分程、閑静な新興住宅地の一角にある「体感会」現場へ着いたのは午後1時少し前。「重量木骨プレミアムパートナー」、建築工房わたなべさんが手掛けている建設現場だ。外から見ると、とても頑丈そう。ドーム型の屋根が印象的だ。木のかぐわしい匂いもたまらない。なかをのぞくと、30代前半と思われる、赤ちゃん連れの若いご夫婦と、60歳くらいのご婦人が、担当者の説明に熱心に耳を傾けている。建築工房わたなべさんに聞けば、見学会に訪れる方の多くは30代後半から40代後半で、なかには60代の方もいらして年代は幅広いという。ほとんどの方が、いろいろな工法を比較するために、インターネットなどで調べ、勉強されてから見学に訪れるそうだ。例の耐震強度偽装問題で、構造に対する質問も多く、建築工房わたなべさんも、一般の方々の意識の高さを実感されているという。

さっそく受付を済ませて、家のなかに入る。この家のオーナーは30代のご夫婦。木造2階建ての家だ。完成イメージパースを拝見すると、大きくどっしりとした安定感と、ドーム型の屋根が象徴する現代感覚がマッチした素敵な家になりそうだ。
建築工房の勝俣明彦さん(営業部 宅地建物取引主任者)の案内で、1階の構造を見て回る。まず目を引くのは、梁の太さだ。集成材というと、木を張り合わせた軟弱なものを想像していたが、この梁の太さ、美しさを見て認識が一変した。なるほど、住宅雑誌などで見る「重量木骨の家」が、梁や柱といった木の美しさを生かしたつくりが多いのも、うなずける。来場者からは、集成材はどんな接着剤を使っているのか、シックハウス対策はなされているのか、といった質問もあるそうだが、「重量木骨の家」で使われるすべての構造材は、JAS規格「F☆☆☆☆」製品(ホルムアルデヒドの放散量が平均値で0.3mg/L、最大値で0.4mg/L以下の材料)で、健康への心配はないというから安心だ。
ここでは、柱と梁が組んである接合部もしっかり見ることができる。接合金物は一般のユニクロンメッキと違い、カチオン電着塗装というものが施されていて、100年もの耐久性があるというから驚き。また、この接合金物を使うことで、地震などの大きなゆれに対しても、接合部が破断されない構造になっているのだそうだ。基礎の部分はすでにコンクリートで覆われていて見ることができなかったが、説明によれば、在来工法の土台と柱の接合強度は、1.0から1.6トンといわれている。この接合が離脱すると、ゆれの力が加速され、家は傾いて倒れてしまうのだが、「重量木骨の家」の接合システムでは、なんと13.9トンの耐力があるそうだ。

次に、展示してあるパネルと模型を使って、この優れた耐震性を可能にしている「SE構法」についての説明を受ける。SE構法というのは、構造計算ができる工法だ。筋交いなどの耐力壁で強度を保つ在来工法と違い、柱と梁に強度を保たせることができ、構造計算によって耐震強度が保証されるというわけだ。これは、鉄筋のビルや橋をつくる工法と同じラーメン構造で、木造のため準ラーメン構造とされている。一般住宅なのに、鉄骨並みの強度が科学的に実証されているわけだ。
続いて、間取りの自由度について説明いただく。「重量木骨の家」は「スケルトン&インフィル」といって、構造(骨組み)と内装・インテリアを分ける考え方でつくられている。広い空間や吹き抜け、3階建て、ルーフバルコニーなどができるのが特長。1人1台というくらい、人の移動の足にクルマが欠かせない静岡という土地柄もあり、ビルドインガレージのオーダーも多いそうだ。また屋上の有効活用として、ルーフバルコニーのオーダーも増えているという。これらが、木の家でできるというのが魅力だ。この家も、やはりリビングダイニングが広く取られている。外から見たときにドーム状に見えた部分はロフトになっていて、子供室になるようだ。


最後に、構造計算と性能保証書の説明を受ける。構造計算と聞いても、いまひとつ分からないところがあったが、要は安全・強さを確認するために、重さや風、地震、変形など7つの項目を構造計算により確かめるということ、家のパフォーマンスだ。建築工房わたなべさんのとことろでは、性能保証はもちろん、物件すべてが耐震の3等級であることなど、家にかかわるすべての情報を開示しているそうだ。その結果、お客さまから基礎はこんなにしっかりしているんですか、といった声が反応として返ってくるのがうれしいという。
「「重量木骨の家」は、私たちも非常に自信をもってすすめることができます。完成物件のクレームが少ないことも、そうした裏づけになります。構造見学会にお見えいただいたお客さまは、必ずといっていいくらい完成見学会にもお見えになるんですよ。」と、勝俣さん。確かに、この構造を見たら、どんな家になるのか、興味がそそられる。7月に行われる、完成見学会もぜひ、こなくては…。最後に、来場者の若いご夫妻にお話を伺った。
「一年前から家を建てたいと考えています。少し前に、こうした建築関係の合同イベントがあったときに、SE構法を知りました。さまざまな大手ハウジングメーカーがあったのですが、建築工房わたなべさんのことが気になり、今回訪れました。実際、構造と基礎がすごいと感じます。こうやって実際に見学できると、そうした部分が見ることができてうれしいですね。デザイン性についても、やはりこだわりたいので、説明などを聞いていると可能性を感じます」。
雨もあがり、薄日がさしてきた。2時間弱の短い時間ではあったが、「重量木骨の家」の構造がよく理解できた。さて、建築工房わたなべさんが手掛けた完成物件マップを片手に、「重量木骨の家」ウオッチングに出かけるとしよう。
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SE構法を取り入れたのは、いまから2〜3年前、現在までに20数棟の「重量木骨の家」を手掛けています。もともと、RC工法や2×4工法なども行っていましたが、壁にゆがみが生じるなど、たいていの場合、完成後になんらかの問題が見つかるんですね。「重量木骨の家」に関しては、2年点検を行ったばかりですが、そうした問題は何もありません。実際、お客さまからご満足いただいているという声をたくさん伺っています。大工さんの反応も非常にいいんですよ。いいものをつくっているんだ、という実感があるんですね。今後は、このような構造見学会と完成見学会をセットにして、ひとりでも多くの皆さんに「重量木骨の家」のよさを知っていただきたいと思っています。 |

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