

![[コラム]専門家からの提言!変わる日本の家づくり|家づくり、日本の常識は世界の非常識](../images/sp_h1_column02.jpg)
住宅技術評論家、南 雄三氏に聞く世界の家づくり事情。ここは建築家 南 雄三氏コラムについて紹介しているページです。 「えっ、自分の家をつくることが世界の非常識?」と驚かれることでしょうが、実はそうなのです。日本ではこんなことが力説されています・・・ 世界でたった一つの家づくり とことん施主と話し合う家づくり 住宅は商品じゃなく、施主のためにつくるもの |
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自分の家を自分の好きにつくって、自分で暮らし、自分と一緒に家も消滅すればよい。家作りは一生涯で最大の買い物といわれるのはそんな意識によるものです。買い物である以上消費財ですから、価値は新品の時に最も高く、年々下がっていって、その内にゼロ(タダ)になります。どうせ使い捨てなら「100均」で構わない・・・こんな現代感覚で言えば家も100均で買えばよいということになります。
もちろん自分で自分の家を好き勝手につくることが悪いわけではありません。しかし、そんな高価で夢のあるものを消費財にしてしまってよいのでしょうか。3千万円も5千万円もする家を20〜30年で消費するような贅沢を日本人はしているのです。
世界の常識では自分の家をつくることはとても贅沢な話で、ほとんどは中古の家に住みます。日本だって戦前は自分の家を建てるのが常識ではありませんでした。田舎の大きな家は先祖代々の家で、家主はそれを維持し、次の世代につなげます。都会では借家住まいが常識でした。自分の家をつくることが常識になったのは、核家族化がはじまって、持家政策がとられてからという最近の話なのです。
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世界でたった一つの自分の家が並んでいる。一つ一つの生活を反映した間取りが外観をつくっていく。自分にとっては満足でも町としては他人の風がふいている。 |
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裏の建物が消滅して駐車場になったら家の後ろが露わになった。その見苦しさを批判したら失礼になるが、日本ではよく見られる姿。自分の家は自分の勝手? |
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ドイツの建物。形をみれば年代がわかる。当時の流行でつくられるから表情は凸凹。でも妙に調和がある。 |
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アメリカの新しい開発地。家の外観を南部の旧い様式に限定している。自分だけの家ではなく、幾世代も、知らぬ者が住み継いでいく。家は社会資産なのである。 |
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1949年東京に生まれ、明治大学経営学部卒。
若い頃、世界50カ国を放浪した破天荒な経験をもち、今も各国の建築を視察するため、世界を歩き回っている。専門は断熱・気密化技術及びエコハウスを専門とするアドバイザーで、住宅産業全般のジャーナリストとしても活躍している。新宿にある自宅は大正時代の古住宅だったが、都心の環境共生住宅に再生。庭に蛍が生息するなど、東京名物の一つになっている。住宅雑誌等に執筆の他、日本各地で講演を行っている。
著書に、『スイスイ読める断熱・気密のすべて』(日本実業出版)2004/9月発刊、『SuiSuiわかる「結露」の本』(建築技術)『資産になる家・負債になる家(建築技術)』『高断熱・高気密バイブル』(建築技術)『人間住宅』(INAX出版)(共著)他多数。


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