

![[レポート]新潟中越地震と「重量木骨の家」](../images/te_h1_com_03.jpg)
ここは地震に負けない家を考えるための耐震レポートを掲載しているページです。
「重量木骨の家」はSE構法でつくられます。SE構法は、阪神淡路大震災を契機に、2年後の1997年、国土交通大臣の認定を取得した工法です。これまでに、「重量木骨の家」を含む、全国で5,500棟以上の住宅がSE構法でつくられています(06年7月現在)。2004年、新潟中越地震が発生した新潟県内には、33棟がありました。今回は地震発生から半月ほど後、震源地に近い川口町和南津地区にある住宅G邸の調査結果をご紹介。地震に負けない家を考えるための耐震レポートです。
| 発生日時 | 2004年10月23日17時56分頃 | ![]() |
| 震源地 | 新潟県中越地方 | |
| 震源の深さ | 13キロメートル | |
| 地震の規模 | マグニチュード6.8 | |
| 各地の震度 | 震度7:川口町川口
震度6強: |
新潟県川口町は小千谷市と山古志村、堀之内町隣接する町で、G邸は新幹線の橋脚が倒れ、和南津トンネルが崩落した現場の近くです。激震ゾーンであり、猛烈なたて揺れとよこ揺れだったそうです。和南津地区の木構造物の90%が大破・倒壊したそうです。
震動による建物被害の区分(暫定:11月9日版)
●建築場所 新潟県北魚沼郡川口町
●延べ面積 183.27m2
●構造 木造2階建(SE構法)十高基礎(RC造)
●多雪地域 積雪量100cm
地震直後のG邸。大きな損傷は見られない。
建物の内部は、構造材を見せる意匠を取り入れているため、躯体損傷の有無を明確に確認することができました。目視調査では、躯体の損傷は特にありませんでした。また、建物内の水平、鉛直を計測しましたが、特に変形は認められませんでした。建具の動きにも支障がないことから、構造体のゆがみはないものと思われます。
内装材の被害は、特に塗り壁において、耐力壁のジョイント部分に繰り返し力が加わり、変形したことが原因と思われる亀裂が見受けられました。
高基礎部分はRC造であるので基礎が頑強であり、SE構法部分で余裕をもった設計がなされ、耐力壁の配置バランスがよい計画であったため、構造体への被害が最小限に留められたと思われます。
[調査報告:(株)エヌ・シー・エヌ技術開発本部]
これらの結果から、SE構法は、震度7を超える激震ゾーンによる地震にも耐えられる、安全性が実証されました。「新潟でこんな大きな地震が起きるとは思わなかったが、被害がこれくらいで済んだのも、構造計算をしっかりしたSE構法のおかげとほんとうに喜んでいます』という、住人であるGさんの言葉が、そのことを何よりも証明しています。



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