三方が塞がる立地での計画だったため、どう明るい空間にするかがポイントでした。2階にLDKを計画し、勾配天井で空間の広がりを演出。直線のラインを強調したデザインを和らげる丸い家具を配置するなど、巧みに設計されたLDKです。
グレーの塗り壁が目を引くクールな印象の外観ながらも、軒天に木のデザインを施すことでぬくもりの雰囲気が感じられます。
内装も白、黒、グレー、ナチュラルな木の色のみで構成し、ハイセンスなモノトーンの中に木の柔らかな雰囲気が感じられる癒しの空間に。
また、空調設備は全館空調のパッシブエアコンを採用しました。
一台のエアコンで各部屋を冷暖房をするとともに、部屋間の温度差、温度ムラを少なくできます。
床下に暖気を送り込むことにより「空気の床暖房」で足元から暖かい家になりました。
エアコン本体は小屋裏に設置。室外機もひとつなので隠しやすく、外観デザインの邪魔をしません。
太陽光発電の搭載やオール電化にすることで、つけっぱなしの全館空調でも昼間は太陽光発電の電力、また夜間は深夜電力を利用するため、光熱費を抑えられます。
快適性と経済性、またデザイン性も兼ね備えた住まいです。