内に開かれた中庭のある暮らし／U邸

駅近の商店街に接した立地のため、最重要課題は「家族のプライバシーを守る」こと。また、来客が多いというオーナーさまが大勢の友人を招いても近隣に気兼ねせずに過ごせる、ある程度の閉鎖性があることが条件でした。
しかし同時に、自然の光が注ぐ暖かな家で暮らしたい、という理想もありました。こうしたご要望から、『閉鎖しながら開放する』という相反するテーマのもとにデザインされた住宅です。
また、愛犬が存分に走り回れる広い空間があること、趣味を楽しめることなど「楽しむ」要素を盛り込みたいという要望にお応えし、豊かな暮らしを楽しめる住空間となっています。
車2台分のゆとりあるガレージには、ご主人の愛車のほか趣味の自転車がずらりと並びます。そして中庭に面した左手のカウンターはバースペース。お酒を飲みながら、右奥の棚のターンテーブルで音楽を楽しむことができます。
同じ趣味のご友人が集まり、自転車の手入れをしながらにぎやかに寛ぐ場所として活躍しています。

SE構法は木造住宅のもつ温かみもありながら、地震に強いというところが魅力でした。もともとRC造を検討していて、コンクリート打ちっぱなしがかっこいいと思っていましたが、木造でも同等の強度を確保できて、デザインも自由にできることを知って採用しました。
SE構法らしい大空間のガレージは、来客を招くことを前提としてデザインしてもらっています。ガレージには車の他に自転車の整備ができるスペース、音楽を楽しむためのDJ設備、バーカウンターを作っています。休日には仲間を集めてガレージで自転車をいじりながらお酒を飲んだりして過ごすことが多いです。昔から来客は多い方でしたが、今は一層賑やかになりました。

キャデラック・エスカレード
自転車5台