A様邸|重量木骨の家 ガレージハウスコンテスト|重量木骨の家 選ばれた工務店と建てる木造注文住宅
GARAGE HOUSE CONTEST 重量木骨の家 ガレージハウスコンテスト
GARAGE HOUSE CONTEST 重量木骨の家 ガレージハウスコンテスト
応募作品

準グランプリ

A様邸

審査員コメント

杉の木を使った美しい大きな外壁にインパクトがありますが、家の中から見える中庭はタイル張りとなっており別の世界観を感じます。カーポートの奥にガレージがあり、美しいライトアップに照らされるクルマは、まるでアートの中の世界。これぞ「見せるガレージ」でもあり「魅せるガレージ」だと思います。
(吉田由美氏)

この住宅最大の魅力になっている前面の一枚壁は、絵画のように切り取られたガレージ空間とそこに置かれた車を引き立たせており、インナーガレージとは違う、外に開かれた魅せるガレージをもつ住宅として魅力的でした。またこの壁は、プライバシーの守られた中庭やエントランスをつくるとともに、室内から望む美しい庭の背景にもなり、用と美を兼ねたプランも秀逸でした。
(君塚賢氏)

木造2階建てという概念を突き破り、大胆な壁梁を採用することでガレージに大きなスパンの入り口を確保しているという点で、この構造はSE構法の特徴をとてもよく感じることができます。空間の実現のために、ファサードの開口を極力排除してストイックにガレージに焦点を当てることができた、施主・施工者および設計者の判断はとても大きいです。
(池田昌弘氏)

コンセプト

サイズの違う杉の板張りが美しいファサードで設計された邸宅です。ファサードの板貼りはコートヤードの目隠し壁にもなっていますが、LDKとリンクするスリットがアクセントになっています。
セットバックされた玄関アプローチの奥にはカーポートがあります。ガレージとは少しニュアンスが異なりますが、SE構法が可能にする柱を用いず長いスパンを飛ばした門型の構造に、緩やかに愛車の存在を感じさせるパイプシャッターを設置。通風、採光、そして緑を取り込んだ新しい形のガレージのご提案です。
エントランスアプローチからは玄関を通じて中庭の緑へと視線を向けるよう計画。性能・構造・デザインの両立を目指しました。

お施主様コメント

建設地は住宅地の中にあるのですが、自然の中に帰ってくるような緑豊かな家にしたかったので、外観には木製サイディングを使っていただき、植栽も家を囲むように計画をしてもらいました。
ガレージのシャッターはパイプシャッターを採用しました。そのお陰でシャッターが閉じている時も、ガレージ奥のグリーンが見えて自然を感じることができました。入居して1年以上経ち、樹々も成長してきて葉ぶりもよくなってきました。仕事を終え、車に乗り、ガレージに車を停めるとライトアップされた庭があり、最初に想った自然の中に帰って行くような家ができたと思います。

車種

マセラティ レヴァンテ

建築データ

  • 場所

    新潟県

  • 完成年

    2021年

  • 構法

    SE構法

  • 敷地面積

    413.24㎡

  • 延べ床面積

    216.31㎡

  • 規模

    2階建て

施工工務店

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