外観において印象的な縦ハゼ葺きの黒ガルバリウムに白色のジョリパット塗り仕上げ。そしてレッドシダーの木張りを組み合わせ。今人気の3色使いで飽きのこないシンプルな印象を。お庭には沖縄の花ブロックを2段に積み重ね、長く連なる姿はなかなかの存在感。
予算削減のために、ギリギリまでスペースをそぎ落としながらプランを固め、完成したのは84.5坪のゆったりとした敷地に対して、延床面積32坪とコンパクトな箱型の2階建て2LDK。なかでも印象的なのは、キッチンとリビングがひと続きになった1階のワンルーム空間です。
高めに設定された天井、突き当りの壁に設けたはめ殺し窓の抜け感、掃き出し窓から段差なく出られるウッドデッキなどの効果で、約24帖という実際のスケールよりも広々として見えます。
奥様のご要望により、冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品は隠した他、2階に洗面所を兼ねた5帖のランドリールームを設けることで、生活感の出ない家を実現しました。