2026.02.10

多彩な景色と居場所を設けた北欧インテリアの家

包容力のある空間が、家族の暮らしを自由に輝かせる

「木の質感と普遍性が感じられるデザインに落ち着いた佇まい。夫婦共にモデルハウスにほぼ一目ぼれでした」。Yさん夫妻は、家づくりをTIMBER YARDに依頼した理由をこう語る。千葉県にあるライフスタイルショップ「TIMBER YARD」に併設されたモデルハウスを訪れ、SE構法で生み出された空間の安心感、築年数を感じさせないサステナビリティ、細部にわたる丁寧な仕事を実感したことが決定打となった。
 
 
ご主人の実家近くの千葉県松戸市内で希望の土地を入手、最初に提案されたプランを見たときの高揚感を鮮明に覚えているそう。「理想以上の素敵さでした。今見返しても、細かな調整をしただけでほとんどそのとおりに完成していて、最初からぶれることがなかった表れですよね」とYさん。「建て主と共に目指すところがはっきりしていたので、プランをスムーズに提案することができたんです」と設計を担ったTIMBER YARDの小林辰彦さんは語る。
 
 
「Y邸の敷地は住宅街にあり隣家が近接しています。壁で囲って閉じる一方で、建物内に広い中庭と、SE構法ならではのダイナミックな吹き抜け空間を用意しました。高い場所に開いた窓からは隣家の壁は見えず、空だけを仰げます」と小林さん。周囲からの視線はきちんとカットし、プライバシーを確保しながら自然光を存分に取り込むことで、光の巡りを1日中楽しめるコートハウスを完成させた。
 
 
朝日が差してから夕日が沈むまで、照明が必要ない爽やかな明るさと美しい陰影に包まれる。2階建ての一軒家にして1LDKという、開放感あふれる間取りも大きな特徴だ。
 
 
なかでも1階の玄関からシームレスにつながったLDKは、どこにいても中庭を望むことができるパノラミックな眺めが魅力。過ごす定位置を決め込まず、自由に選べるよう、居場所を散在させてある。北欧デザインの木の椅子を置いたリビング、ダイニングスペース、クッションを並べたこぢんまりとしたヌック。さらには、階段下のスタディスペース、玄関に面する窓辺のベンチ。白い壁に囲まれた中庭も過ごすための場所。ひと続きの空間のなかに用意された多彩な居場所は、家族それぞれが好きなようにくつろぎながら会話することも、程よく距離をとり個々に集中することも、大勢が集うことも、快くおおらかに受け入れてくれるのだ。
 
 
またYさん夫妻は「TIMBER YARDらしい上品ですっきりとした北欧テイストの住まいを維持するため、収納家具を買って置く必要がないようにしたい」と要望したという。そのため1・2階共に、主となる居室から死角になる位置に大容量のファミリークローゼットを造作し、収納量を十分確保。オークのフローリングに珪藻土クロスというナチュラルスタイルの空間をすっきりと保ち、厳選した北欧デザインの置き家具をコーディネートして魅せる空間に。ご主人が好きなアートや絵画、奥さまが集める雑貨など、好みのものや家族の思い出を壁に飾ったり、玄関からLDKまで続く長いフローティングシェルフに並べたり。季節ごとの演出や旅の記憶を重ねていくのがこれからの楽しみだそう。
 
 
木の質感とクリーンな空間美が際立つ北欧インテリアの家を舞台に、家族の個性が輝いていく。
 
 
取材・文/速水真理

Y邸
設計施工 TIMBER YARD 所在地 千葉県松戸市
家族構成 夫婦+子供2人 敷地面積 200.00㎡
延床面積 109.27㎡ 構法 木造SE構法

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