2018
7
Feb

家のデザインについて、 理想の家づくりのためのコラム

子供部屋の間取りやレイアウトを解説!間仕切りに使える家具や考え方

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結婚や子供ができたことを機に家を考えるとき、「子供部屋はどうしよう」という悩みが具体化してきます。いずれ子供部屋は必要となるはずですが、実は最初からかっちりと「ひとり一部屋」にするのはもったいないものです。

今回は子供部屋のあり方、間取り、間仕切り、それにまつわるスケルトン&インフィルという考え方についてご説明します。

長く愛着のある家として住み続けるための工夫をお伝えしますので、ライフサイクルに合わせた家に“変身”させるコツをつかんでください。

 

1.子供部屋は必要なの?

一時期、「頭の良い子はリビングやダイニングテーブルで勉強している」などといわれていました。確かにお子さんが小さなうちは、学校から帰るとランドセルをリビングに放り出し、そのまま遊ぶ、ないしはダイニングテーブルで宿題をすることが多いものです。

しかしながら、そんなかわいらしい様子も10年は続きません。思春期を迎えると、自分ひとりの部屋を欲しがるはずですし、実際にそれは自立心が芽生え始めた証拠でもあります。つまり、「人間にはプライバシーというものが必要」ということを理解し始める時期です。

その頃になれば、親子の意見の食い違いから反抗的になったり、その結果として親と距離を置きたくなったりするでしょう。完全な個室である子供部屋はありがたい一面を見せてくれます。

 

2.子供ひとり当たりに必要な広さは6畳

子供部屋を作るにあたり、ひとり当たりに必要な広さは6畳が目安となります。お子さんが高校生や大学生まで実家で過ごすことを考慮して、成長してから必要となる家具や収納が問題なく入る広さを確保するのがポイントです。

6畳というスペースがあれば、シングルベッドやローテーブルに加えて、本棚やタンスなどの収納まで問題なく配置できます。このとき、小学校にあがるタイミングで購入する学習机は、長い目で見てあえて入れないという選択肢もありえるでしょう。学習机には、大人になるまで無理なく使い続けられるデザインが少なく、将来的には生活スタイルの変化から必要なくなってしまう場合があるのです。

子供部屋の使い方はお子さんの好みにもよりますが、高校生以上になると必ずと言ってもよいほど必要となるのが本棚です。高校に進学すると、小学生や中学生と比べて参考書の量がより多くなります。快適な学習環境を整えるという意味でも、本棚などの収納を充実させておくとよいでしょう。大学生になると、さらに多くの書籍が必要となります。また、実家暮らしのお子さんは、勉強机よりも開放感のあるローテーブルに本を広げて勉強するようになるかもしれません。

このように、子供部屋はお子さんが比較的シンプルに暮らす場合であっても、ある程度の収納が必要だといえます。収納があれば、趣味のものを適度に保管したいときにも役立ちます。お子さんが学びを深める高校生や大学生に成長したときのことまでを考慮して、子供部屋には十分な広さを確保しましょう。

 

3.子供が2人や3人の場合の間仕切り方法

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子供が2人や3人いる場合、初めは共同の子供部屋としてやや広めのスペースを確保しておくという方法があります。その後、お子さんの年齢に合わせて部屋を仕切り、最終的に個室を作ればよいのです。

このような間仕切り方法は「スケルトン&インフィル」と呼ばれ、「家と共に育つ」「家族と共に成長する」といったコンセプトのもと、子供部屋の仕切り方法としてよく選ばれています。スケルトンは“骨組み”を意味し、インフィルは“内装”を意味します。

小さな子供たちは、兄弟で一緒に遊ぶ場所として、少し広めの子供部屋を使うことができます。寝室も兄弟と一緒なら、夜眠るときに一人で怖がらずに済むでしょう。やがて子供たちが成長して、プライバシーを求めるようになったときには、広めの子供部屋にDIYなどで壁を作り個室として仕切ります。

子供部屋にスケルトン&インフィルを採用するなら、家を設計する段階で柱と柱の間を長めに確保しておく必要があります。初めに強度の高い骨組みがなければ、後から修正がしにくくなります。将来的に子供部屋を仕切るために、あらかじめ何分割かにすることを想定した広さを確保しておきましょう。また、子供部屋はお子さんの人数に合わせてドアや引き戸などの出入り口を設計します。さらに、将来的に仕切って個室にしたときのことを考慮して、部屋ごとにコンセントをご用意ください。

3-1.収納やクローゼットを可動型間仕切りの代わりにする

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性別の違うお子さんがいるご家庭では、年齢が上がるにつれてプライバシーの問題が発生します。そんなときは、子供部屋にある収納やクローゼットを、可動型間仕切りの代わりに活用するという方法があります。こちらの方法で仕切れば、お子さんが実家を巣立ったとき、子供部屋を簡単にもとの広い状態へ戻すことが可能です。移動可能な収納を、子供部屋の仕切りとして有効活用しましょう。

3-2.カーテンやパーテーションでも

性別の同じお子さん同士なら、広めの子供部屋をカーテンや高めのパーテーションで仕切るという方法もあります。こちらは比較的ゆるやかな仕切りであるため、上下に隙間があり、冷暖房効率が良いというメリットがあります。また、導入にかかる費用や手間が比較的少ないことから、工事の負担が少なくなるのもポイントです。

 

4.子供部屋のレイアウトはどうする?

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先に挙げたように、子供部屋で最低限必要なのは、シングルベッド・机(学習机、ローテーブル)・タンスや棚(収納)です。その中でも特にサイズの大きなベッドの位置から決めるのがよいでしょう。

ドアないしは引き戸が干渉しない位置にベッドを置き、そのベッドに直接空気が当たらない場所にエアコンを設けます。

ベッドの位置が決まれば、そこから離した位置に机の位置を決めます。というのも、ベッドのそばに机があると、勉強と称しながらついベッドに寝転び、本を読みながらそのまま眠ってしまうことも起こりがちだからです。

机のそばには、本や衣類などをしまうタンスや棚を置きましょう。勉強のための教科書や参考書へのアクセスもよくなります。

このようにして、「ベッドは眠る場所」「机や棚は勉強をするところ」としてやんわりと分割しておけば、日中の時間の使い方も“整理”することができるようになります。

4-1.特に女の子の部屋は配慮が必要

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いくら明るく大きな窓が健康に良いとはいえ、外部からの視線にさらされるようでは心配も増大します。特に2階のベランダ部分は見通しが悪く、泥棒が隠れやすい場所とされていますので、女のお子さんにとっては大きな窓・ベランダは心配のタネにもなりやすいものです。

どうしても布団干しのために大きな窓やベランダが欲しい場合は、センサーライトをつけるなどして、他人が入り込みにくい工夫を凝らさなければなりません。

4-2.男の子の部屋であってもプライバシーは重要

男の子の場合も、できれば通気を良くする工夫をしながら、ドアを開けても内部が丸見えにならないようロールスクリーンやカーテンを閉められるようにしましょう。

こうすれば、自身が学校に行っている間など充分換気ができますし、同時にプライバシーも守れます。

4-3.子供部屋と子供部屋の間に「緩衝エリア」を設けるのも便利

子供部屋と子供部屋の間に、共通スペースを設けて緩衝エリアとするのもプライバシーの面でよいものとなります。「小さなリビング」もしくは「共用のウォークインクローゼット」のようなスペースがあれば、兄弟、姉妹といえど異性の部屋が近接せずに済み、お互いに気を使わずに済みます。

子供といっても、思春期を迎えると自分のテリトリーが欲しくなります。それはとても自然なことですので、自分の部屋が欲しくなる頃、柔軟に対応できる「スケルトン&インフィル」が実現できる家の建て方をしておくのがよいでしょう。

 

5.今話題のリビング階段は子供のためになる?

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親と子の関係、そして家のあり方のなかで語られることが増えてきているリビング階段ですが、どのようにお考えでしょうか。

確かに子供部屋に上がっていくまでに必ずリビングを通らなければなりませんので、家族との接点が多くなるのも事実です。お子さんが小さなうちは、学校からの帰りを見守ることができますし、遊びに出かけるときや、お友達の出入りも確認することができ安心です。

しかし、リビングと子供部屋が必要以上に近いことで起こってしまうアクシデントも否定できません。

たとえば、いわゆる「大人の話」を夫婦や親族でしなければならないとき、トイレやお風呂に行くにも子どもさんはどんよりとした空気が漂うリビングを通過しなければなりません。

思春期真っ只中の女の子がソファでくつろぎながらテレビを見ているとき、男のお子さんがお友達を部屋に招いてしまい、お互いに気まずい思いをしてしまうことも想定されます。

このようなことを理解した上で、親と子の関係やくつろぎ方も加味し、充分検討し尽くしたいのがリビング階段なのです。

 

6.子供部屋のその後…どう使いたいですか?

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お子さんが全員巣立った後、子供部屋を持て余してしまうことも往々にしてあります。夫婦ふたりの暮らしに戻ったときこそ、それまでできなかったことができるようになるはずです。

たとえば旦那さんでしたら「これまで夢だった書斎や趣味の部屋に」、奥さんでしたら「手芸専用の部屋に」、ご夫婦共通の趣味が映画鑑賞ならば「シアタールームに」と、使い方の変更が可能です。または、ご親戚が多く出入りするご家庭ならば、2部屋から1部屋に戻して来客用の部屋にすることも検討できるでしょう。

 

まとめ:子供部屋は自由自在に間取りを変えられる事が重要

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長い目で見て、「使いやすい家」は、スケルトン&インフィルである必要がおわかりになって頂けたことと思います。私たちが手がけるSE構法は、木造でありながらまさしくスケルトン&インフィル。横に長い部屋も自由自在に作ることができます。

結婚、子供の誕生と成長、そしてまた夫婦ふたりの生活へ…。いずれは巣立つであろうお子さんの部屋を自由に組みかえられるようにしておけば、家はもっとワクワクできる場所になってくれます。

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