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工場見学レポート2021.05.14

森から生まれる、木の住まい。vol.3

岡山での工場見学を終え、自然を感じながら安心して暮らす贅沢を改めて感じたという相場さん一家。木の家での暮らしや、安心な住まいについてのお話をお聞きしました。

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木の家に暮らすということ。

相場さんたち家族は、平日は東京で生活をし、週末や長期の休暇を利用して那須で過ごしています。那須の家は木造の一軒家。自然の温もりを感じられるお気に入りの住まいです。

「東京と那須の二拠点生活は5年前から。金曜の夜に東京を出発し、土日をゆっくり木の家で過ごしています。外観もすべて木で出来ていて、那須の森と調和している家です」

那須では映画をみたり、おもいっきり体を動かして遊んだり。家族それぞれが思い思いに過ごしているそうです。

「昼間は各自好きなことをして過ごしながら、早めの時間に夕飯の準備をはじめます。新鮮な那須の食材を使って、生地からピザをつくることも。子どもたちも喜んで手伝ってくれます」

夏は開放感のあるデッキで、食卓を囲むのが家族みんなの大好きな時間だそう。

都会のいいところ、田舎のいいところ

二拠点生活を選んだ理由はなんだったのでしょうか。
「東京は、最先端の文化が集まっていて刺激的で飽きない。仕事や子育てに関しても、便利な場所であることは事実です。しかし休日の息抜きの場所として、自然豊かな土地でゆっくりしたいと思い那須での生活も始めました。東京にいると、なかなか家族だけの時間を取ることが難しかったのですが、仕事は東京で、プライベートは那須で家族と過ごすというバランスが取れるようになりました。」

自然のなかで過ごす時間が増えて、子どもたちにも変化が起きてきていると千恵さんは語ります。

「食材の買い出しは道の駅に行きます。東京のスーパーと違って、旬の野菜しか売っていません。子どもたちは『冬にはきゅうりが売ってない』など、当たり前のようで東京ではつい忘れそうになってしまう事実を肌で感じて学んでいます。季節の移り変わりを体感できているようです」

都会、田舎のそれぞれの良さを感じられる二拠点生活。家の住み心地はいかがでしょうか。
「木の家は、夏は湿気を吸ってくれて、暑さを逃しながらも冬は暖かさをキープしてくれる。まるで家が呼吸しているように感じます。木の家は長い目で見ると、環境負荷も低いと聞きました。自然と調和して、自分たちも安らげる木の家は大事な住まいになっています」

家が安心できる場所であるために。

家を買うにあたり、安全であるということは重要視する部分であったといいます。
「東日本大震災や、最近の豪雨被害など、安全を意識する場面が増えてきました。那須の家を買う時も、地盤の強度や立地、そしてやはり家の強度や耐震性については、厳しくチェックしてもらいました」

木造でも構造計算をおこない家の安全を数値で確認できるSE構法を知って、非常に興味が湧いたという相場さん。SE構法を支える集成材の工場を見学したことで、改めて家族で住む家の安全について考えるきっかけになったと言います。
「家の材料がつくられる過程を見る機会はなかなかないので、とても勉強になりました。
木がどんな場所で育ち、どうやって家を建てる材料になっていくのかを実際に見ることで、沢山の時間と人が関わって、わたしたちの住む家をつくってくれているんだ、と実感することができました。SE構法で使われる集成材が、安全な家をつくるためにこれほどの工程や試験をクリアしていることは、住む人にとても安心感を与えると思います。
木の家に安心して住めるということは改めて、幸せなことだなと再確認しました」

葉和ちゃんも、はじめて見る山の景色や工場の風景をとても楽しめたようです。

工場見学の後には木のコースター作りも体験しました。ヒノキの節を繋げて形をつくったかわいい手作りコースター。工場見学の日の思い出に、大事に持ち帰って使っています。

家は住む人にとって、一番安心する場所であってほしい。安心で安全な木の家をつくるSE構法を支える、集成材の強さと魅力を知ることができた、院庄林業の工場見学でした。

取材:院庄林業株式会社https://innosho.co.jp/
SE構法についてはこちらからhttps://www.ncn-se.co.jp/se/se_summary/