【HILLA-house】抜けの良い里山を切り取り、絵画の様に日常に取り込む平屋の家。

均等に並べた窓で家のカオ（外観）をつくり、夜には玄関周りと窓から漏れる明かりが雰囲気をつくってくれています。ひらけた敷地環境に佇む平屋の家。 内側には中庭を配置しています。中庭のある「コ」の字型の平屋。

家のカオ（外観）は道路から見られる側です。 その面には窓のラインやエアコンの室外機などの配置も考慮し、ファサードを整えます。 また、大通り沿いでもあるので窓を無くすことでプライバリーを考慮しています。 外に閉じ、内に開く、中に入らないと分からない開放感があります。

和室を中庭の正面に配置、寝転がる和室から中庭が見渡せるように窓の高さを工夫しました。 休日に和室でくつろいでいる自分。中庭で遊ぶ子供達・・・そんな休日を演出してくれる窓は配置としました。 程よく家族を繋いでくれる中庭のある平屋。 大通り沿いですのでお子様にも安全です。子育て中のお母さんも安心してお子様をお庭で遊ばせることが出来ます。

中庭のある「コ」の字型の平屋。各居室から溢れる明かりが中庭を照らし素敵な空間をつくります。中庭は自分達の空間なので夜にカーテンを開けてもプライバシーを守る事が出来ます。 外に閉じてうちに開く事のメリットでもあります。 夏場は外でお子様が花火などをしている姿がそこにはあるのかもしれません。

高台の立地の為、中庭の先には夜景が広がります。 窓とカーテンを開放して実際の床面積より広々と感じられる開放感のある間取りとなります。

廊下には照明計画にもこだわりました。 開放感のある間取りや中庭のある空間の中で廊下は少し囲われた空間にし、夜には照明計画で雰囲気を出しています。 中庭や開放感のある窓があるLDKを「陽」廊下や居室を「陰」と捉えて「陰」と「陽」の空間をつくる事で落ち着く空間をつくる事が出来ます。

中庭に向かって大きな窓で開放をする基本設計ですが居室や寝室の窓は少し視線を狭めて落ち着く空間を演出しています。 窓から切り取られた中庭の先に植栽を入れて季節の変化で窓からみる葉の色の変化を楽しむことが出来ます。季節感も感じることが出来ます。

中庭のある家は昼でも夜でもカーテンを開放する事が出来ます。 カーテンを開けた先にも自分の家があるのでプライバシーも確保する事が出来ます。 程よく家族と繋がる空間をつくっています。

LDKにカウンターを作りました。 お子様の勉強やお仕事の場であったり、休日には仕事をしている主人と隣で宿題をしているお子様の姿が想像できます。 その後ろ姿を観ながら奥様が食事の準備・・・ 家族が自然と集まるLDK。

キッチンを中庭側に向けて配置しました。 奥様は夕食の準備をしながら中庭越しのお子様の姿を確認する事が出来ます。 緑あふれる中庭に向かって食事の準備をするという空間づくりをしています。