地下室のある家

一階は二台の自家用車を格納するためのガレージと玄関、それに茶道教室のための茶室で占められた結果、寝室や子供室などの個室群は地階に配置することになりました。幸い、高台なので水はけもよく、浸水の心配もありません。 二階は吹き抜けを伴うリビングとダイニングのみの大空間が広がり、母家の庭園が借景となって素晴らしい住環境が広がっています。 海外の生活も経験されている施主の好みに合わせて、インテリアは明るさを抑えたグレーを主体に、素材感が生きる本物志向を追及。華美にならない程度に抑えた大人の空間が誕生しました。

勾配天井に大開口と心地よいリビングです。床、壁など素材にこだわり、落ち着きのあるリビングに仕上げています。

リビングの奥に、ゆったりとしたダイニング、キッチンを配置しています。 2階がメインの居住スペースであるため生活のほとんどが完結するように計画していますが、ひとつひとつの空間やスペースは、ゆったりとした造りになっています。

キッチンにもこだわっています。床、壁の素材と合わせオリジナルで制作。 一般のキッチンよりも調理スペースが広いアイランド型キッチンですが、主張しすぎることなく空間に溶け込んでいます。

収納にもこだわり、リビング空間に生活感が出ないよう、たくさんの生活用品がしまえるようにしました。もちろん色、素材にもこだわり収納であることが一見分からないように工夫されています。

トイレはシンプルで落ち着きのある場所なるように仕上げました。手洗いボールも空間に合うものを選んでいます。

和室は茶道教室に使えるようにしています。茶道教室の生徒さんが、和の空間をも楽しめるようなモダンなデザインになっています。

1階に2台の自家用車を格納できるようにビルトインガレージを計画しています。土地柄、様々な制限があり、その上でこだわりを実現したお住まいです。

ガレージの奥に玄関を配置しています。玄関扉にもこだわり特注のものを設置。外からも中からも存在感を放つ扉が、開けた瞬間の室内インパクトを創造させます。