深い黒と光沢のある白を組み合わせた、鮮烈なモノトーンリビング。長く愛用しているというクラスティーナの黒いレザーソファに合わせ、テレビボードとキャビネット背面にはレザーを採用し造作しました。大きな窓のうち下の3枚はすりガラスを用いることで、外からの視線を遮りながら光を通すようにしています。
東京都渋谷区の閑静な住宅街に位置する、3階建ての邸宅。プランニングにおいては、密集した住宅街であり、近隣には大きなマンションがあるため、外部からの視線を気にせずに暮らせることが大きな課題でした。また、子どもが安心して暮らせる素材を使った木造住宅でありながら、モダンで木造らしさを感じないデザインを希望されていました。
プライバシーを守るために3階に設けた大空間のリビング・ダイニングは、ブラック&ホワイトの潔いモノトーンデザインとし、シンプルかつ華やかに仕上げました。生活感を排除したそのデザインは邸宅全体に徹底され、住宅らしさを感じないほどのスタイリッシュな空間が連なります。一方、和室や音楽室、人工芝のあるルーフバルコニーなど、趣味や家族の団らんを楽しむための空間も設けました。日常と非日常が同居する、新しい都市の寛ぎを楽しめる邸宅が生まれました。