土地を購入して、家を建てる。
都心でそれを叶えようとすれば、建てられる家が小さくなることは、はじめから分かっていた。
限られた広さの中で、少しでもリビングを広くしたい。
部屋をひとつでも多くつくりたい。
きっと、そう考える人のほうが多いのだと思う。
けれど、私たちが何よりも大切にしたかったのは、広さではなかった。
朝、自然の光を感じながら一日を始めること。
休日には、周りの視線を気にせず、気ままにくつろぐこと。
都会の真ん中にいても、自分たちだけの空を感じられること。
そんな暮らしが、ずっと理想だった。
だから、どんなに小さな家になっても、ライトコートだけは諦めたくなかった。
その分、室内に使える面積は小さくなる。
それでも、外からの視線を遮った先に、自分たちだけの開放的な場所が生まれるのなら。
そうして生まれたのが、外には閉じて、内側に光を取り込む住まい。
ライトコートから差し込む光は、1階にまで届き、家の中に明るさと心地よさをもたらしてくれる。
外からは想像できない、空へとひらかれた暮らし。
小さな家だから、諦めたこともある。
けれど、その分だけ、本当に欲しかったものがはっきりした。
家の広さが、暮らしの豊かさを決めるわけではない。
10坪という限られた空間に、自分たちが大切にしたい時間を詰め込んだ。
この家で過ごす何気ない毎日が、何よりの贅沢になっている。
【豊島区】外部から閉ざした自分たちだけのライトコートのある10坪の家
【品川区】狭小住宅の新しい贅沢。土間ギャラリー・ダイニング・シアタールームのある家
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【北区】小さいけど開放的なリビング。バルコニーと繋がるスキップフロアー狭小住宅