スキップフロアとバイクガレージのある家

玄関の先は、二世帯家族をつなぐダイニングキッチンと美しく延びた鉄骨階段。 ダイニングテーブルのチェアやスタディスペースのチェアに腰かけたり、ダウンフロアになっている段差をベンチ代わりにして腰かけたりして、来客との会話を楽しんだり、家族のコミュニケーションを図ります。オープンな空間が、家族の心を開放的にしてくれます。

敷地の特徴から、南面からではなく上階の連続した窓から採光を確保しています。 白く輝く外観に木目のルーバーやガレージが、一層美しさを引き立ててくれます。北面・東面・南面とそれぞれ特徴のある顔を持ち、通りゆく人を引き付けます。大切な家族同様のバイクも、ガレージ内なら安心です。

キッチンと横並びのダイニング空間。作り手との距離がぐっと縮まる分、会話も弾みます。また、温かい食事も冷たいドリンクもベストの状態で楽しむことも出来ますし、食事がスムーズに運べるため時短にもなります。 家族みんなで立てる開放的なダイニングキッチンは、二世帯家族のコミュニケーションをつなぎ、食事を一層美味しくさせてくれます。

3世代がここちよく暮らせるように、世代を超えたコミュニケーションスペースと個々のプライバシースペースを必要とするため、スキップフロアで視線を交わし、あえて完全に仕切ってしまうのではなく、腰壁や移動可能な家具を利用してプライバシーを確保しています。こうすることで空間に広がりも与えてくれます。 こうすることで将来家族構成が変化しても柔軟に対応でき、いつまでもここちよく暮らせ次世代に住み継ぐことができるのです。

スキップフロアと腰壁で視線をかわしたリビングとプライベートルームの関係性は、お互いの存在を確認しながら、個々の時間も大切に過ごすことが出来ます。可動式の収納家具を用いることで、家族の多様なライフスタイルの変化にも柔軟な対応が出来ます。中央からの採光が家全体を優しい光で包みます。

家の中心は、SE構法ならではのダイナミックな吹抜けになっています。両サイドの高窓から光が降りそそぎ、壁への反射も加わって一層優しい光で室内を包み、充分な採光を確保してくれます。吹抜けなので下階まで十分に光が届きます。 一直線に伸びた階段は、力強くもあり、かつ、繊細な美しくもあり来客の目をくぎ付けにします。

家族の一員とした迎え入れたバイク。休日は愛車を車からバイクに乗り換え、ここちよい時間を過ごします。遠出をした後は手入れが出来るように、ワークスペースも確保しました。念願のバイクガレージを設けることで大人の休日が満喫できます。

続性のある細いスリットとバイクガレージが印象的な北面。群馬の冬の北風を意識し、冷気を極力取り込まないように窓のサイズを必要最小限にしました。 立地条件とライフスタイルをじっくりと読み込み、出した答えがこちらの外観です。東西南北どの面を見ても、違って印象を与えてくれます。

玄関ポーチの部分に木製ルーバーを設け、隣地からの視線を交わす配慮をしました。立体的に組み合わされたフォルムが、躍動感を生み出しています。早く帰りたいと感じさせる外観です。