SE構法で実現した大空間の平屋【静岡県浜松市】

黒を基調としたシンプルな外観は、余計な装飾を排しながらも存在感のある佇まい。 フラットな屋根と直線的なフォルムが、SE構法の強靭な構造と融合し、安心感と美しさを両立。 正面には大きな開口部を設け、LDKの大空間と外とを緩やかにつなぎます。 手前の木製フェンスや植栽がアクセントとなり、プライバシーと開放感を兼ね備えた住まいを実現しました。

"リビングの正面には、床から天井までの大開口サッシを設けました。 視線がまっすぐ庭へと抜けることで、26坪というコンパクトな平屋ながらも29帖LDKの広さを一層感じられる空間に。 外の植栽や木製フェンスが景色に奥行きを与え、室内にいながら自然を身近に感じられます。

約29帖のLDKは、SE構法ならではの柱や壁に制約されない設計により、ひとつながりの大空間を実現しています。リビングとダイニングキッチンに加え、段差をつけて設けた畳コーナーが、多用途に使える居心地の良い空間を生み出しています。家族の集まりや子どもの遊び場、来客時のくつろぎスペースなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に活用できるのが魅力です。

約29帖のLDKの一角には、置き畳を敷いたくつろぎスペースを設けました。固定された和室ではなく、畳は簡単に取り外しができるため、ライフスタイルに合わせて柔軟に使えます。普段は家族が集うリビングの延長として、時には来客の休憩場所としても活躍。さらに将来的には仕切って一部屋にできるよう設計されており、暮らしの変化に寄り添う空間となっています。

玄関から直接パントリー、そしてキッチンへとつながる動線を確保し、買い物帰りもスムーズに収納・調理ができる設計としました。家事の効率を高めるだけでなく、生活のしやすさを実感できる間取りです。 ダイニングテーブルの後ろには造作カウンターを設置。普段はちょっとした作業台として、椅子を後ろに回せば勉強スペースや読書スペースに早変わり。家族それぞれが思い思いに使える、柔軟性の高い空間になっています。

黒を基調としたペニンシュラキッチンは、背面に大容量の収納を備え、調理や片付けをスムーズにサポートします。玄関からパントリーを通り、そのままキッチンへ直結する動線計画により、日々の買い物や家事が効率的に行えるのも特徴です。 奥には造作カウンターを配置。普段は飾り棚や作業台として、椅子を持ってくれば勉強や読書のためのスペースとしても活躍します。家族の暮らし方に合わせて柔軟に使える工夫を取り入れています。

寝室は白を基調に、シンプルで落ち着いた空間に仕上げました。高窓から入るやわらかな光が、朝や昼の時間帯も心地よさを演出します。余計な装飾を省いたことで、家具や寝具の色合いが引き立ち、静かにくつろげるプライベート空間となっています。

子供部屋も白を基調にした明るい空間。造作家具やラグを取り入れることで、勉強や遊びに集中できる居心地の良さを演出しています。将来的には仕切って2部屋にすることもでき、子どもの成長に合わせて柔軟に変化する空間として設計されています。

寝室には、オープンタイプのウォークインクローゼットを設けました。扉をなくしたことで出入りがスムーズになり、朝の身支度も効率的。換気ができるため湿気がこもりにくく、衣類を清潔に保ちやすいのも特徴です。空間を仕切らず、生活のしやすさを優先した設計になっています。

ランドリールームには、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を設置。雨の日でも短時間でふっくら仕上がり、毎日の家事を大きく助けてくれます。造作収納や可動棚も備え、タオルや洗剤をすっきり整理可能。シンプルで明るい空間設計により、洗濯・乾燥・収納の動線がひとつにつながる、家事効率の高いスペースとなっています。