2015
1
Sep

15年目のリフォーム

リフォーム内容決定! 予算は450万円 Vol.5

5-1

既存の廊下。写真左側の壁を取り払い、廊下を部屋に取り込むことで広さを確保

Kさん一家は、「住まいの棚卸し」(vol.2参照)を経て、家族会議でそれぞれの希望を出し合いました。個室がほしい、畳の部屋がほしい、おしゃれなインテリアにしたいなどなど、やりたいことは尽きません。しかし、リフォームに用意したお金は350万円。そのなかで優先順位を決め、できることを選んでいきます。

 

◎将来を考えて、リビングは大勢が集まれる広さに

Kさんは、将来もこの家で暮らす妻・あきこさんの希望を最優先にしました。娘たちが独立し結婚した後も、家族みんなで集まれる広いリビングがほしい――その願いを叶えるため、キッチン3.85帖とLD10帖と廊下に分かれていた2階の間取りを、間仕切り壁の一部と建具を撤去し、廊下をLDKに取り込むことで合計16帖の広いワンルーム空間をつくることにしました(Vol.4参照)。長女・ちあきさんたっての希望「ソファを置く」こともできます。同時にLDKの床はムクフローリング、壁・天井は紙クロスに貼り替え、照明はLEDに交換、テレビボードや収納棚などの家具も新調する予定。

既存キッチン。キャビネットはホーロー製のため、汚れや傷みがほとんどなく、そのまま継続して使うことに

キッチンは、あきこさんの希望どおり対面式のカウンターキッチンに。ただし、コストを抑えるため、キッチンは既存のものを使用することにしました。キャビネットはホーロー製のため汚れや傷みが少なく、コンロは数年前に交換していたため、そのまま使用しても問題はないと判断しました。

 

木製バルコニーは劣化が進んでいるため、アルミ製の支柱に交換し、ウッドデッキは樹脂製に取り換え、オーニングは撤去して代わりにアクリル庇を取り付ける予定

◎アルミルーバーでバルコニーのプライベート感を高める

さらにリビングを広く使えるように、隣接するバルコニーも変更することにしました。既存のバルコニーは、ウッドデッキ+木製手すり+開閉式オーニングという構成。

いつもレースのカーテンを閉めているリビング南側の窓

しかし、せっかく広いバルコニーがあっても、外からの視線を遮るものがなかったため、リビングの窓はいつもレースカーテンを閉めている状態。そこで外から中が見えないように高さのあるアルミ製の目隠しルーバーを取り付け、プライベート感を高めることにしました。視線を気にせず窓を開けられるので、リビングの開放感が増します。

また、オーニングは見た目がよく、日よけとして機能はするが、雨や雪、台風などのときには、雨水がたまってたわんだり、風で吹き上げられたりする恐れがあるので、閉じなくてはならないのが弱点。開閉に手間がかかることと、雨の日も洗濯物が干せる場所がほしいということから、オーニングを撤去し、透明のアクリル庇を取り付けることにしました。

 

◎子供部屋の仕切りは家具で

姉妹からは、完全な個室がほしいという希望がありましたが、費用的にも面積的にも難しいので、今回は断念しました。代わりに姉妹の部屋をついたてではなく、収納家具を新調して間仕切りとすることにしました。また、同じ3階のピアノ室には、4畳のウォークインクロゼットをつくり、姉妹の衣類や雑貨の収納スペースを確保します。

既存3階のピアノ室。カーテンの向こうは物置として使っている。写真右上の小さなドアは屋上につながっている

3階にはもう1カ所、新しくする部分があります。次女のあゆみさんから、もっと屋上を活用したいという意見があったのです。屋上に行くには、ハシゴを掛けてロフトにあがり、そこから出入りしなくてはなりません(写真参照)。ハシゴは、それなりに重さもあるため、ハシゴを掛けたりはずしたりするのは、姉妹にとってひと苦労。ほとんど屋上に出ることがないとのこと。あゆみさんは、屋上に友達をよんで花火をみたり、バーベキューをしたりしたいと思っています。そこでKさんは、簡単に上り下りできるように箱階段を造作してもらおうと考えています。階段の下を収納に使えるので、一石二鳥です。

 

 

こうして、およそ450万円でできるリフォームの内容が決まりました。いよいよ工事がスタートします。