2016
2
Feb

15年目のリフォーム

■壁付けキッチンから対面キッチンに変更。工事はどう進む? Vol.7

水回り(キッチン、風呂、洗面、トイレ)の配置を変えるリフォームは、配管や配線の移動をともなうので決して簡単ではありません。状況によっては費用もかかります。Kさんの家では、風呂、洗面、トイレはそのままに、キッチンのみ壁付けから対面式に変更することにしました。キッチンは新調せず、既存のシステムキッチンを使います。

 

ホーロー製システムキッチンは、15年経っても傷みが少なく、そのまま十分に使うことができる

 

 

◎水道・ガスの移動

キッチンの位置が変われば、水道やガスの配管も変わります。一般的に水道やガスの管は、床下に引かれています。Kさんの家のように2階にキッチンがある場合は、2階の床下すなわち1階の天井裏になるため、配管工事は1階の天井を剥がして行います。今回、キッチンの移動距離が短かったので、天井は90㎝角ほどを剥がすだけで済みました。移動距離が長いと、そのぶんたくさん天井を剥がさなければならないので、工事が大がかりになり、費用もかかってきます。

 

1階書斎の天井を一部剥がして配管工事を行う

 

工事終了後は、塞いで仕上げをし直す

 

 

◎換気扇の移動

キッチンを動かすにあたって、換気扇の位置も変わります。Kさんの家は、これまでプロペラファンで壁の外に直接排気する方式でしたが、今回、レンジフードを交換し、シロッコファンでダクト(風導管)を通して外に排気する方式に変更しました(写真1・2)。

既存のプロペラファンは、撤去し、換気扇のあなを塞ぎます。一方、新たに外壁に換気口をつくり、ダクトで排気できるようにします。Kさんの家の場合、キッチンが2階にあるため、外壁に換気口をあけるために足場を組む必要があり、そのぶんの費用がかかりました。

 

キッチンを対面式に移動して、外壁の換気口にダクトを取り付けた様子。この後、レンジフードを取り付けていく

 

 

◎電気配線の移動

電気配線は、壁や天井を通っていますが、配管と比べて大がかりな工事になりません。Kさんの家では、キッチンそばにインターホンがあったため、照明のスイッチと合わせて、それらの移動がありましたが、2階の天井と壁はすべて剥がして張り替えるため、そのタイミングで配線も移動したので、工事はスムーズに進みました。

 

リフォーム前は、キッチンそばの間仕切壁にインターホンと照明スイッチが取り付けられていた

 

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リフォーム後は、階段そばの壁にインターホンとスイッチ類を集約

 

 

◎インターネットや電話の配線

そのほかインターネットや電話などの線が露出している姿は、あまり見栄えがよいとはいえません。リフォームするときには、壁や床下に通して隠すとよいでしょう。Kさんは、床材を張り替える際に床暖房パネルとパネルの間にできた隙間を利用して、インターネット配線を隠しました。

 

リフォーム前には電話台の廻りにたくさんの配線があったが、すべて床下に通して部屋に配線が露出しないようにした