注文住宅とは、ゼロから建てるあなただけの家。理想の暮らしを、叶えよう！

家が欲しいと思ったその時から、皆さんの頭の中には、さまざまな疑問が生まれてくるでしょう。何かを調べようと思っても専門用語が多く、なかなかすぐには理解できない、という方が多いのではないでしょうか。そこで、今回は注文住宅というテーマで家づくりについて考えてみたいと思います。注文住宅という言葉は聞いたことがあるけど、それはイコール家を買うということではないの？　と思われた方に、自分のこだわりをトコトン実現できる注文住宅の魅力をご紹介しましょう。

注文住宅とは？

注文住宅とは、その字の通り、ゼロから好きなように注文をつけて建てることのできる住宅です。その対極にあるのが既に建っている住宅を買う、建売住宅です。建売住宅の場合は、あるもので満足する必要がありますが、「家を買うのではなく、家を作りたい！」と思う方にとっては、注文住宅はとても魅力的です。では、注文住宅のメリットや作り方などを詳細に見ていきましょう。
 
 

注文住宅の種類

注文住宅だからと言って難しく考える必要はありません。個々の建て主の希望に合わせてゼロから作るフルオーダーか、ある程度決まった選択肢から選んでいくセミオーダーかで自由度を選べます。どちらが自分に合っているか見てみましょう。
 
 

フルオーダー

フルオーダーは、100%自分のこだわりや要望に合わせて、土地から建物の外観デザイン、間取り、設備仕様、工法等、全てをゼロから考えていく住まいです。ライフスタイルや理想の暮らしに合わせ、建築会社と相談し、実現していくプロセスを経てつくるオーダー方式です。建て主の希望が全て反映された理想的な住まいを実現でき、新築時から高い性能や機能性を備えた家を手に入れることができます。
 
 

セミオーダー

セミオーダー方式の注文住宅は、住宅の基本的な部分はあらかじめ決まったものが用意されたうえで、一部の仕様やデザインをカスタマイズすることができる方式です。例えば、建物の構造、外観に使用する建材や窓の大きさ、部屋の数、衛生機器やキッチンなどの設備は基本的に決まっていて、別の物を選びたい場合にオプションとして料金が発生するような形です。自由度は狭まりますが、コストを抑えたい場合にはメリットがあるでしょう。
 
 

注文住宅のメリット

注文住宅を建てることには、さまざまなメリットがあります。これからご紹介するメリットに魅力を感じるのであれば、注文住宅を建てることで、満足度が大幅に上がる可能性が高いと言えます。是非チェックしてみましょう。
 
 

設計の自由度が高い

注文住宅を建てる場合、建て主が家族の好みやライフスタイルに合わせて、間取りやデザイン、仕様をカスタマイズできます。そのような設計の自由度が非常に高いことが、一番のメリットと言えるでしょう。家族構成や日々の暮らし方、また将来のライフプランに応じて、理想の間取りや必要な機能を実現することができます。さらに、どんな土地でもその条件に合わせて、最適で暮らしやすいプランの提案を受けることができるので、土地選びも自由にできるようになるでしょう。
 
 

施工中の現場を確認できる

注文住宅のメリットの2つ目として、施工中の工事現場を確認できる機会があるということが言えます。完成した住宅を買う場合は、内装の中の構造の部分までは確認することはできませんが、注文住宅であれば、進捗状況や工事の品質を直接確認できます。また疑問点が生じても、すぐに質問できるので安心です。現場に足を運ぶことで、自分の希望通りに家が建てられているかを確認できるのがいいですね。
 
 

高性能な家を建てやすい

注文住宅を建てる3つ目のメリットは、建て主が希望すれば、高性能な断熱材や省エネ設備、太陽光発電など、最新の技術を導入できるということでしょう。最近は、ゼロエネルギー住宅という考え方も一般的になってきています。意識の高い方は住宅を建てる際にも、地球環境に優しい家づくりにこだわりを持っていることもあるでしょう。高性能な家は、ランニングコストの削減につながるというメリットも、同時に生まれるのがうれしいですね。
 
 

注文住宅の建築までの流れ

注文住宅はゼロから作るため、何から始めたらいいのか見当もつかないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方の為に、注文住宅を建築するにあたってのフローを考えてみましょう。

<注文住宅の建築の流れ>
1.どのような家を建てたいかイメージする
2.土地探し・工務店選び・資金計画
3.工務店に見積もり依頼をする
4.工務店と打合せ・プラン提案を繰り返す
5.住宅ローンの相談
6.土地の契約・工務店との契約を行う
7.着工する
8.完成して引き渡し

まずは家を作りたいと思ったら、どんな家が欲しいかをイメージしましょう。この時点では、家族や一緒に暮らす人と、良く話し合うことが重要になってきます。次に、誰と建てるのかを考えます。自分たちの理想の家に、近いイメージの家を建てている建築会社を探しましょう。この時点では、事例をたくさん見ることをお勧めします。

そしてもし土地を持っていない場合は、建築会社にも相談してみましょう。土地の条件によって暮らし方が変わってくる場合があるので、建築会社からのアドバイスをもらいながら探すといいですね。また、家づくり全般に関する資金計画も同時に進めましょう。
 

次にするのは、実際にプランニングと見積もりをお願いすることです。ここからは、自分が納得するまで、打ち合わせとプランのすり合わせを何度も行いましょう。また、プランを変更した場合は、見積金額も忘れずに確認しましょう。見積もりが出たら、ローンを組む場合は同時にローン相談も行ってください。そして、プランが大方決まったところで、土地の契約、工務店との契約と進めていきましょう。

後は工務店と打ち合わせをしながら、着工して完成するまで一緒に家づくりを進めていきましょう。完成すれば、施主検査をしていよいよ引き渡し、そして新しい生活がスタートという流れになりますね。
 
 

こだわりの詰まった注文住宅の実例紹介

注文住宅は、住む人の理想を実現した、世界に2つとない住宅です。これからご紹介する4つの事例も、それぞれにこだわりが光る住宅なので、是非見てみてください。気に入ったものがあれば、建築会社にも気軽に問合せをしてみましょう。
 
 

白をテーマにした上質な大空間

建て主の希望は、「白を基調にしたシンプルで上質な家」ということでした。駐車場を半地下につくった関係で、リビングとダイニングに段差が生まれ、スキップフロアにしたことで、却って空間に動きと遊びを作ることに成功したそうです。外部からの視線を遮るために中庭を作っていますが、上部にガラス屋根を持っているので、サンルームとしても使用できます。また、外壁の白さを保つために屋根の張り出しを大きくし、耐久性の高いタイルを採用した注文住宅となっています。
 
 

水平窓から光を取り込むくつろぎのリビング

ボックスを重ねたような、ユニークな外観から既に個性を放っているこちらの事例は、外部からの視線を遮りつつも、リビング内部に太陽光を取り入れるために高窓を採用しています。また、２階廊下側にも高窓を設けて、サーキュレーターを使用し、太陽熱を階下のリビングへ取り込んでいます。外観デザインだけでなく、暮らしの中にパッシブデザインも取り入れた、こだわりと快適性を両立した注文住宅と言えるでしょう。
 
 

コートヤードのあるスタイリッシュな2階リビング

こちらの事例のこだわりは「上質で自分らしい暮らし」です。LDKをはじめとする内部空間は、シンプルな外観からは想像もつかない、シックなデザインに仕上がっています。デザインだけではなく、住宅性能も世界水準を目指したというこちらの住まい。環境先進国のドイツから取り入れた素材を採用し、その住宅性能は、国内基準を上回る圧倒的な高水準で設計されているという注文住宅です。
 
 

海の見えるリゾートのようなLDK

オーシャンビューという、多くの人が憧れる立地に建つこちらの事例。海を存分に眺めるために、2階にLDKを設けました。その広さはなんと27.5畳という贅沢な大空間です。リビングの外には大きなバルコニーが設置され、海以外の余計な景色が極力目に入らないような、浮遊感のあるデザインとなっています。手摺も細くデザインされていることで、リビングに居ながらにして、遮るものが何もなく海がスッキリと見える、リゾートの別荘のような注文住宅です。
 
 

まとめ

今回は、注文住宅について見てきました。注文住宅は、こだわりが強い人ほどおすすめできる建て方と言えそうですが、ゼロから考えるのは難しいという方のためには、セミオーダーの注文住宅もあります。難しく考えずにまずは、気に入った建築会社に相談してみるのが良いのではないでしょうか。重量木骨の家のサイトでは、多くの事例が掲載されていますので是非、お気に入りの建築会社を探してみてください。

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Reviewed By 重量木骨の家ウェブサイト編集部（株式会社エヌ・シー・エヌ）