【実例紹介】中庭のある家のメリット、デメリットと失敗談で学ぶ!
【実例紹介】中庭のある家のメリット、デメリットと失敗談で学ぶ!のインデックス
家の中全てを明るくし、なおかつプライベートな庭を確保する家づくりの方法に「中庭」があります。中庭のある家は、人の目を気にせずに安心してくつろげる、そして目の届く範囲で小さなお子さんを安全に遊ばせることができる、といったメリットもあります。
また、新しい生活様式として「ウィズコロナ」のライフスタイルが広まってきている昨今、外出して気を遣うより、家で過ごす方が快適だと思われる方もいらっしゃいます。そういった場合にも、中庭があることで、明るく開放的な気分を味わいつつも、誰にも邪魔されないプライベートな空間を確保することができます。中庭は、そのような観点からも使い勝手が良いですね。何かといいことばかりのようにも思えますが、注意点がいくつかあります。これらを抑えた上で、中庭のある家も検討してみてはいかがでしょうか。
1.中庭のある家の形にはどんなものがある?
中庭のある家をつくりたいのなら、中庭のパターンを知ることから始めましょう。中庭のある家にはいくつかの形があります。代表的なのは以下の3つの形です。
1-1. コの字型
家をコの字型につくることで中庭スペースを確保します。庭を三方から囲む形になり、完全に取り込む形ではありませんので、三方からは近隣の視線をさえぎりながらも、一方はオープンですので、開かれたイメージの庭を作ることができます。四方のうち一方が壁によって遮られていないため、中庭自体の解放感もありますし、植物が育つ環境としても、日当たり風の通りも良いでしょう。
1-2.ロの字型
文字通り、家を上空から見たとき「ロ」の字をした家の中央部分にある庭です。中庭を四方から囲んでいますので、完全にプライベートな中庭にできるのがこの方法です。家のどこに居ても中庭からの光を受けることができる明るい空間が出来る一方で、建物の中に庭を“内包”する必要があることから、広い敷地が必要であること、庭の排水に細心の注意を払わなければならないという面があります。
1-3.町屋型
部屋が庭を囲むロの字型と違って、家の中を進んでいくと庭が表れて来るタイプです。町家の特徴としてはウナギの寝床と呼ばれる細長い作りの家ですが、その中でも中庭を持つ例もいくつかあります。現代の狭小住宅にも取り入れたい、狭い敷地での中庭の作り方を知ることは家づくりに大いに役立ちますね。
2.中庭のある家のメリット
中庭のある家は、生活するうえで欠かせない「明るさ」「開放感」「安心」をもたらしてくれます。特に以下の点が大きなメリットです。
2-1.どの部屋も明るい
家を作るにあたって、譲れない条件の一つに「明るさ」があるのではないでしょうか。しかしながら、普通の作り方をしていると、日の差し込まない部屋ができてしまうのが現状です。特に北側に面してしまう部分は昼間でも照明に頼らざるを得なくなります。
この点、中庭のある家ならば、どの部屋にも満遍なく中庭から太陽光を取り入れることができるようになります。本来北側にある部屋には自然光が入る時間が極端に少ないですが、コの字やロの字の家で中庭を設ければ、たとえ敷地の北側にある部屋であっても、南向きの開口部をつくることができます。注文住宅ならではの家づくりが活きる側面です。
2-2.安心して楽しめるプライベートな庭
庭に、どのような機能をお求めですか。もうひとつのリビング代わり、もしくは小さなお子さんを自由に遊ばせることが目的ならば、中庭はその最適解と言ってもいいでしょう。コの字やロの字の家なら家そのものに囲まれた場所に庭をつくりますので、庭自体のプライバシーも確保できますし、庭にしか向いていない家の内部においても、自由に過ごすことが出来ます。プライバシーの確保された中庭では、隣家や通りからの視線を気にせず自由気ままにくつろぎ、遊ぶことができます。
中庭の仕上げも様々なバリエーションがありますが、ロの字型の場合は水はけなども考えると、土のままの中庭を作るより、タイルなどで仕上げるのがお勧めです。また、小さい子どもがいるなら、写真の実例のように人工芝を引くことで、クッション性も上がり、子供の怪我も予防できるでしょう。
2-3.縦横無尽に風の通り道を確保できる
春や秋など、気候のよい時期には窓を開け放つことで、家中に空気を循環させることができることも中庭の特徴のひとつです。特にコの字・ロの字の家は、壁面が多く、それに合わせて窓の数も増えます。このような家は、季節によって変わる風の通り道に対応して窓を開けることが出来るので、年間を通じて風通しのよい家となります。
特に中庭に玄関が面している場合はメリットが大きいのではないでしょうか。玄関を開けた時に中庭からの明るい光と鮮やかな緑が見えるという景色も素敵ですが、玄関と言う空間の役割を考え直すというポイントもあります。一般的には玄関は単なる家の入り口として考えられることが多く、空間としてこだわりを持つ方は少ないのではないでしょうか。確かにリビングや自分の個室の事を一生懸命考えていたらなかなか玄関のデザインまでは気が回らないかもしれません。また玄関は収納と言う実用的な役割も必要な場所なので、開口部を設けるという考えに至らない場所でもあります。
ただ、この実例を見てもらうと分かるように、玄関が中庭に面していると、家に一歩踏み入れた瞬間に広がりを感じる豊かな空間を作ることが出来ます。来客時にも外からはわからない、素敵な感動を演出することができそうです。
2-4.安全性が高くなる
中庭のある家の安全性の高さには、いくつかの理由があります。まず、周囲を建物で囲まれた中庭は、外部からの視線を制限し、プライバシーを確保できます。この結果、不審者にとっては内部の様子が見えず、侵入しづらいと感じるでしょう。また、中庭のある家では、家の外側に大きな開口部が少ないことから、セキュリティの管理もしやすくなります。このことから中庭のある家は、住まいの安全性が向上し、安心して生活できる環境を提供しているといえるでしょう。
2-5.自然を身近に感じられる
中庭のある家は、建物が中庭に面しています。各部屋が庭に向かって開かれているため、自然光をたっぷり取り入れることができます。これにより、家の中に自然な明るさが保たれます。また、中庭には、植栽や観葉植物などが置かれることも多いので、室内にいながら、自然の緑を楽しむこともできます。中庭があることで、明るく開放的な雰囲気を感じられるだけでなく、自然の美しさも居住空間まで届きます。住まいが自然と一体となり、穏やかでリラックスした環境が生まれます。
3.「中庭のある家」での失敗談3つ
注文住宅は、自由な間取りが実現できる嬉しい家の作り方です。しかしながら、中庭のある家での失敗例も少なくはありません。中庭のある家を検討されている方に向けて失敗談をご紹介します。
3-1.「入手した土地では、中庭のある家が実現しなかった」
希望するエリアにやっとの思いで土地を入手したのに、土地があまり広くなかったために間取りも制限され、欲しい空間を家として作ってしまうと中庭に充てるスペースが残っていなかったこともあります。いくら注文住宅であっても、土地という有限の条件の中では取捨選択を迫られてしまうという事はしょうがないことですね。
憧れのエリアに住みたいのか、思った通りの間取り図を描きたいのか……。予算の都合で優先順位を入れ替えなければならないこともあります。
狭い土地の中で、欲しい空間を我慢せず、中庭もさらに作りたいという場合は、その一つ一つをコンパクトにまとめるという手法も残されてはいます。町家の例のように、家の廊下部分に接するように中庭を作ることで部屋の空間を確保しながら小さな中庭を作ることが出来るでしょう。
3-2.「虫や湿気に悩まされてしまった」
中庭のつくり方によって、庭という「外部空間」を家の中に抱え込む間取りになってしまい悩みの原因になってしまったケース。恒常的に小さな水溜りが発生すると、そこから湿気が上がりやすくなりますし、蚊などの虫が発生しやすい条件を生んでしまうこともあります。特にロの字型の家は、庭の四方を建物が取り囲んでいますので、季節によっては水はけが悪い状態が長引いてしまうかもしれません。そういう事のないように、排水設備を設けるなど、細心の注意が必要です。
ただ、マンションの中層階以上に住む場合とは違い、一戸建てを作るという事はある土地の上に自分の建物を建てることですので、湿気や虫は中庭に限ったことではないのかもしれません。そういった苦労を少しでも減らしたいと思う場合は、中庭と床の仕上げ面の高低差を付ける事で、虫の侵入を防ぐことも出来ますし、高低差プラス断熱性能を上げれば、湿気対策としても効果が高くなるでしょう。
中庭は、仕上げによって楽しみ方はさまざまです。土のままにしておいて自然に近い状態で庭の土いじりを楽しむという事も出来ますが、そうではない場合はタイル張りなどにして土が表に出ないようにしてしまえばある程度の虫被害からは守られるでしょう。
3-3.「家事が面倒な家になってしまった」
ガーデニングが好きな家庭なら、庭の風景をも家の一部として楽しむ中庭を作りたいと思うでしょう。しかしながら、夫婦共働き・子育て真っ最中、その上定期的に親の介護のため家を空けなければならなくなったためなかなか庭の手入れができず、中庭の維持が大変になってしまったというケース。
長い人生では、当初の計画どおりに全てうまく運ぶとは限りません。予想していなかった問題が起こることもあるでしょうし、それがそのまま生活に影響を及ぼすこともあります。庭づくりや土いじりはとにかく手がかかる作業であることは事実です。
もちろんそれが楽しみという余裕がある場合はいいのですが、そうでない場合は、一時中断して、庭が荒れないようにウッドデッキを敷いて、プランターでガーデニングを楽しむなど、庭いじりを最小に出来るようにするなどの工夫をすることが大事かもしれませんね。
4.中庭のある家のデメリットは何?
「中庭のある家」にもデメリットがあります。これらを見逃さず検討をすることで、よりよい家作りを目指しましょう。気にかけるべきポイントは以下の通りです。
4-1.建築費用が高くなる
中庭のある家を建てる場合、庭に面する壁面が増えますので外壁の面積が増えることで、材料費がアップします。また、形状が複雑化してしまうことから、家の強度を確保することも必要で、また、明るさ確保のために多く設ける窓(サッシ)によっても、建築費用が高くなってしまいます。
また、庭を「四季を感じる場所」としてだけでなく、他の部屋との行き来に使ったり、アウトドアリビングのように使うことを想定しているときは、その分も費用がアップします。外構工事、屋外用照明器具や給水・排水設備設置などのコストが発生するからです。
4-2.メンテナンス費用が高くなることがある
10年から15年に一度訪れる家のメンテナンス(塗装や防水など)ですが、家の形状が複雑で外壁面が多いとその分、費用が多くかかります。
また、日常的なお掃除も若干面倒かもしれません。窓が多くなりがちな中庭のある家は、ガラス拭きもその分手間がかかります。特に心配なのは、2階の窓や、外からのお掃除です。自分で掃除できるのか、それとも業者に頼まなくてはならないのか……。注文住宅で中庭のある家をつくるときには、そのことも細かく打ち合わせをして、将来のメンテナンスのことも考えておきましょう。
庭に水が溜まらないように排水設備を設ける時には、枯葉や土が詰まらないよう定期的に自分で掃除をするか、もしくは業者に清掃を依頼する必要もあります。
4-3.空調のための費用が高くなりがち
中庭を充分に楽しむために多く設ける窓(サッシ)は、外気温と室内温が“交換”される部分です。このため、冬場はせっかく暖めた室内の空気が冷めやすく、空調にかかる費用がアップしてしまう面も否めません。
これを避けるためには断熱性を高めることが有効ですので、可能な限りペアガラスやトリプルガラスを採用しなければならないでしょう。月々のランニングコスト(電気代)を抑制するため、建築費用を多目に見ておかなければならない地域もあります。
家づくりを考える時には常に理想と現実の間で悩みますよね。誰しも予算と言う限りのある資源の中で自分たちの理想の家を作るために一生懸命考える訳ですし、もちろんプロである建築業者はそれに応えようと色んな工夫や提案をしてくれるでしょう。中庭のように、空間としては豊かな暮らしを実現してくれるものに対して全体の予算を考えながら、プロと相談するのがいいでしょう。また、作って終わりという訳ではなく、住み始めてからのメンテナンスのやり易さや費用の事も考えておきましょう。
5.二世帯住宅では「緩衝地帯」の役割も
中庭のある家は、明るく風通しのよい空間を作れるだけではありません。たとえば二世帯住宅の場合、適度な距離を保ちながらも自由に行き来できる空間として活用できます。中庭がワンクッションになるという考えですね。お孫さんがおじいちゃん・おばあちゃん世帯に遊びに行くときも安全です。さらに、生活をお互いにそっと見守り、寄り添い合える家にすることができます。
親世帯・子世帯のベストな関係性を、よく「スープの冷めない距離」といいますが、中庭のある家であればまさしくその距離感を保っていられます。干渉しすぎず、気になったときには様子を覗きに行ける、というのは理想的な関係ではないでしょうか。庭を共用していることで、子供は祖父母と一緒に自然に触れ合う事ができ、遊びながら自然の大切さを学ぶことが出来るかもしれませんね。
6.中庭のある家の間取りのポイント
快適でおしゃれな中庭のある家を実現するには、いくつかのポイントがあります。設計の段階から、様々な要素を検討して、バランス良く調整することが重要です。ポイントを抑えて、心地よく魅力的な中庭のある家を完成させましょう。
6-1.手間のかからないレイアウトを考える
中庭に植物をたくさん植えてしまうと、水やりや除草などのお手入れが大変に感じてしまうかもしれません。植物は、豊かな生活を与えてくれますが、なるべくお手入れが簡単で強い種類を選ぶと手間がかかりにくいでしょう。また、建物や中庭のデザインは、シンプルにすることで掃除もしやすくなります。素材選びの際も、丈夫で汚れが目立ちにくいものを選ぶと良いでしょう。また、家具については、雨が降った時に濡れることを前提として、アウトドアファニチャーを選ぶようにすると楽ですね。
6-2.生活動線を工夫する
中庭のある家を作る際、生活動線を工夫することが重要です。部屋を中庭に面した配置にすることで、開放感を演出し、庭を活用したリラックスタイムを楽しむことができますが、各部屋へアクセスするための動線が長くなってしまっては、普段の生活に不便を感じることもあるかもしれません。自分たちのライフスタイルに合った動線計画をして、開放感と快適性のバランスの取れた部屋の間取りを考えましょう。まずは、家族の集まるリビングなどを中心に考えながら、優先順位を決めていくといいですね。
7.【実例紹介】中庭の家の施工例を紹介
7-1.白いタイルの自然とつながる中庭
2階のバルコニーからも眺めることができる中庭は、南側の光を集めてくれる場所。中庭の白いタイルは太陽光を反射し、リビング全体に柔らかい光が広がります。グリーンを育てたり、風を感じながら屋外で過ごせる心地よい空間です。室内側からは目線が抜け、自然とつながるポイントとして、日常の中で安らぎを感じさせてくれそうですね。モダンでありながらナチュラルさもある素敵な中庭です。
7-2.2階のテラスともつながる開放的な中庭
こちらの事例は、シンボルツリーを囲むように中央に中庭を据えたロの字型のプラン。中庭にある階段からそのまま2階の回廊型テラスへ上がることができます。室内とフラットにつながる空間なので、アウトドアリビングとしても活用できそうですね。しっかりとプライバシーを守れることが中庭の大きな魅力です。開放的な大空間でありながら、周辺の家からの視線を気にすることなくくつろげる理想的な住まいと言えそうですね。
7-3.中庭があるといつも緑を感じられる
ウッドデッキと芝生を設けた中庭。中庭があることで、窓からは季節ごとの景色が楽しめ、広い平屋の採光も確保されています。ウッドデッキは外からの視線が気にならないので、バーベキューも気兼ねなく楽しむことができそうですね。鮮やかな緑が輝く中庭では、家庭菜園やビニールプールで遊んでみるなど、様々なアクティビティに挑戦したくなります。
7-4.キッチンと繋がるアウトドアリビングのある中庭
こちらの事例は、リビング・ダイニング・キッチンで中庭をL字型に囲んでいます。タイル張りが魅力の中庭には、アウトドアファニチャーが設置され、居心地の良いアウトドアリビングスペースとなっています。また、バスルームから直接外に出られる動線が確保されており、テントサウナを楽しむこともできます。このように、屋内と豊かな自然を感じられる屋外の境界を曖昧にしたデザインは、家族や友人とくつろぎのひとときを送るのにピッタリですね。
7-5.プライバシーの守られた思いのままに過ごせる中庭
こちらの住宅には、コンクリートの三和土と芝生のバランスの取れた中庭があります。コの字型の配置が、プライバシーを確保しつつ中庭の開放感を最大限に引き出すという役割を担っています。芝生の緑とコンクリートの薄いグレーが見事に調和した、美しい空間が広がります。また、写真の手前には、ハンガーバーが設置され、雨の日の洗濯も快適に行える工夫が施されています。
7-6.心地よく過ごせるウッドデッキを設けた中庭
建物にコの字型に囲まれたこちらの事例は、芝生が美しく開放感あふれる庭が特徴です。また、建物の開放側には植栽が配置され、プライバシーを確保しつつ、将来的には豊かな緑の美しい景観が実現するでしょう。LDKから庭へと続く大きな開口部は木製サッシを採用し、框が見えないようにデザインされているので、中庭とのシームレスなつながりが生まれています。中庭を挟んだ正面の寝室には大きなウッドデッキがありますが、長い軒が内と外の緩衝地帯となって、心地よい空間が実現されています。
7-7.シンボルツリーが美しい中庭
こちらの事例は、バルコニーに設置された鉄骨階段がユニークな仕掛けとなっています。この階段を通って2階のバルコニーへ直接アクセスできるので、建物全体をよりアクティブに楽しむことができます。また、建物で囲まれていない部分の目隠しとして、背の高いルーバーを配置して、隣地からの視線をコントロールしながら通風を確保しています。さらに中庭には、快適なソファを置いて、アウトドアリビングライフも楽しめます。
7-8.青い空を存分に楽しめる中庭
こちらの事例は、階段を挟んで2つの中庭が対象的に設計されたユニークなデザインを持つ家です。2つの中庭は、異なる雰囲気を味わうことができます。ダイニングの正面に広がる中庭には、シンプルながらもシンボルツリーが植えられ、穏やかな雰囲気を演出しています。一方で、リビングの正面に広がる中庭は、デッキで覆われており、ヨガや日光浴、BBQなどたくさんのアクティビティが楽しめます。また、リビングと同じ高さにデッキを配置することで、室内との連続性が高まり、空間もより一層広く感じられるようになります。
まとめ
中庭のある家は、自然の恵みを与えてくれ、周りからの視線を気にせず自由にくつろげる楽しい家の作り方です。しかしながら強度の面・建築コストの面・間取りの面での工夫がとても重要な家ともいえます。
特に大切な強度面を確保するためにお勧めしたいのが、「重量木骨の家」です。耐震構法であるSE構法を採用しているため、木造最高レベルの耐震強度を誇りロングスパン(柱と柱の間が長いこと)を確保できますので、中庭のある家にふさわしい大きな窓が手に入ります。是非一つでも多くの実例を見て、実感してみてください。