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HOUSE STORIES2020.01.24

光と風が抜ける快適な空間に、こだわりを詰め込んだ森ファミリー

思い描く理想をカタチに変えていく家づくり。SE構法だから実現できた、こだわりの空間には、家族それぞれの想いがつまっている。そんな家での、その後の暮らしvol.4。

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同級生の工務店とともに作り上げた、やすらぎの新居。

大阪府の閑静な住宅街。長女が小学校にあがるタイミングでと、賃貸マンションを離れて、待望の新居を持つことになった森伸亮さんと、妻の知里さん。実家からも近く子育てのしやすい環境でありながら、駅からも近いという利便性の高い立地は、子育て夫婦にとって生活のしやすい場所。

「常に子どもの気配を感じられるような、子どもを孤立させないような空間を作りたかったという想いがあります。家は、家族がひとつになる場所でもありますから」
伸亮さんの言葉通り、7歳の彩羽ちゃんと3歳の結太郎くんが、はしゃぎながらプレイルームとなったロフトから階下のリビングへと駆け下りてくる。ふたりの軽快な足音は、次第に彩羽ちゃんが弾くピアノの音色に代わり、やがて家族みんなの高らかな笑い声へと変わっていく。やわらかな光が差し込むこの家は、どこにいてもそんな幸せな音に満ち満ちている。

「両サイドを家に囲まれているのに、遊びにくる友人たちからはとにかく、明るい家だねって言われます。南側にも隣家が迫っているんですが、リビングを2階に持ってきているから日差しもたっぷり差し込んで、しかも窓が結露しないのには驚きました。気密性が高くて、夏は涼しく冬は温かいという快適な空間なんです。パッシブデザインに早くから取り組んでいる施工会社さんならではだと思いますね」

パッシブデザインとは、太陽の光や熱、通風など、自然エネルギーを最大限に活用することで、快適な住まいづくりを目指す設計技術。建てる家の位置や向き、窓の場所や大きさなどなど、年間を通して変わっていく光と風の通り道を立体的に算出して、快適な居住空間を作り出している。そんな快適な住まいを実現してくれた工務店「タイコーアーキテクト」の社長と伸亮さんは、元来同級生同士だったという。

「工務店の過去の作品を見た時に、夫婦ともにとても好みだったんです。家づくりを進めていくうちに、あらためて彼の仕事に対する姿勢や熱意に惹かれていきました」
モデルハウスの見学や、実際に入居している家を訪問していくうちに、森さん夫婦も、木造ならではの天然素材のぬくもりを実感。家で過ごす時間が長いからこそ、その“ぬくもり”を大切にしたいと思うようになった。

さらに、“明るく開放的な家を”という知里さんの希望を叶えたのは、壁や柱を必要としない構造で大空間を実現できるSE構法だった。天井高のある広いLDKは、日当りも良好、目が届く子どもたちの遊び場をと考えていたロフトも設置できた。
「ロフトはいま、子どもたちのプレイルームとして使っています。我が家に2〜3家族が集まった場合でも、子どもたちは目の届くロフトで遊び、大人はリビングで話すといった棲み分けができて便利です」
広い空間が確保できるだけでなく、地震の多い国だからこそ暮らす家族を守ってくれる強い耐震性にもこだわりたいという夫婦の想いを、同時に叶えてくれることにもなった。

知里さんたっての要望の中のひとつに、広い洗面所もあげられる。 「私は、朝の洗面所の風景が好きなんです。実家の洗面所が広く、5人家族でも空くのを待つ必要がなかったので、新しい家にも大きな洗面台がほしかったんです。朝の忙しい時間でも同じタイミングで使えるので助かります」
生活動線が考えられた設計だから、広い洗面所だけでなく、キッチン、リビング、寝室、家族みんなの毎日の動きがスムーズになり、時間に余裕ができ、家族が家のいろんなところで一息付けるようになったと、知里さんも喜ぶ。

施工中は、子どもたちにとっても良い社会勉強にもなったという。特に小学1年生の彩羽ちゃんは、施工現場に通ううちに、初めて目の当たりにするプロの仕事の虜に。
「大工、クロス職人、内装職人、それにカメラマンなど。子どもたちは初めて出合う仕事を、間近でずっと観察していました。手伝わせてもらうなどして、貴重な経験もさせてもらいました」

施工現場に何度も足を運び、心待ちにしていた新居。子どもたちはいま、遊び場でもあるこの家から、休日でも出かけたがらなくなったという。
「子どもたちの成長とともに、家の使い方は変わっていくだろうけれど、家族にとってのくつろぎ、やすらぎの場所でありたいという想いはこの先もずっとあると思います」

新居引き渡しのとき、家族の目の前に差し出されたのは、大きな誕生日ケーキだった。家の誕生日を一緒に祝おうという、タイコーアーキテクトの粋な計らいは、家族ひとりひとりにとって感動の瞬間だった。夫婦が思い描いた家に、さらに美しい色を重ねていった工務店。同級生だからこそ分かり合えた、家づくりのベストバランスがそこにはある。家族みんなが満たされた幸せな時間が、この家に今日も賑やかな笑い声を生み出している。

インタビュー大阪府高槻市 森邸(重量木骨の家
施工株式会社タイコーアーキテクト

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