ご実家裏の茶畑を造成して建てたのは、延床約20坪・1LDKの平屋。玄関からLDK、水まわり、寝室までを仕切りなくつなげた、ひとつながりの一室空間。収納や設備も最小限に抑え、床材は全室Pタイルで統一。ステンレスキッチンが空間をクールに引き締め、夫婦ふたりのための潔くミニマルな暮らしを形にしました。
限られた面積でも広く感じられるよう、構造体を極力抑える設計とし、構造にはSE構法を採用。壁に頼らず大空間をつくれることで、視線の抜けを確保しつつ、将来的な間取り変更にも対応できる柔軟性を持たせました。地震への備えや長期的な資産価値という観点からも、コンパクトでも「構造に妥協しない家」を実現しています。