あえて天井高を低くすることで、吹き抜けとの差が生まれ、空間をより開放的にできる。
吹抜けから差し込む陽の光が心地よいダイニングとなりました。
名古屋鉄道の線路に面し且つ変形した形状。ここに小さなお子さんが安全に遊びまわれる庭付きの住宅をと始まった計画。
外観は、あずき色のガルバニウム鋼板と白く吹付けられた壁、そして一部に木の鎧張りをアクセントに使いました。線路沿いということもあって、やはり建物の揺れを考慮し外壁材の使用部位に特に注意しました。吹付け壁もあえて目地を残しつつも違和感なく仕上げました。
内部は各室ともに必要最低限の広さを確保し、家事動線にも充分考慮しました。吹抜けからダイニングへ差し込む陽の光が特に心地よく、線路に面した西面には窓がないことを忘れさせるほど優れた採光計画がなされた設計です。階段の踊り場からアクセスするトイレも遊び心満載です。2階は、プライベート空間としつつも、吹抜けを介して子供室の様子が分かるまさに子育て世代にマッチした設計です。