リビングにはコアとなる階段が印象的な設計になっている。石貼りの壁から薄い階段が伸びる。重厚感のある石とは逆に軽い階段を作りバランスをとっている。冬は南側からの採光が空間全体を明るくする。
新潟平野を一望できる立地に建つ住宅です。平野を望む南東側は開口部のみで構成されます。
夏は、長く跳ね出した庇で日射を遮蔽し、水盤による打ち水効果と水のせせらぎが涼しさを演出します。
冬は室内とフラットに繋がるテラスのタイルにより昼の日射を蓄熱し、夜にやわらかく室内に放熱します。
ワンフロアのような空間構成ですが、隠れた引き戸によりすべての部屋を間仕切る事が可能です。
これだけの大空間及び大開口ですが、重量木骨で耐震等級2を取得し、温熱計算で高い断熱性能の確保ができました。