
南間口いっぱいに配置したLDK。一般的には道路面の南側に掃出し窓を設けることが多いのですが、外観デザイン・プライバシー面を配慮して、あえて高い位置につけた窓と吹き抜けの縦長窓で対応。柔らかい光を取り込みます。
閑静な住宅地の中にあるO様邸は、約33坪で南面12mと間口の広い敷地に建つお家です。コンパクトにプランをまとめるにあたっては、建物の配置と駐車場の関係を最初に検討しました。一般的には間口に対して縦に駐車スペースをとり、残り敷地で建物を配置設計します。しかし今回は、恵まれた南間口を最も活かすため、敷地いっぱいに建物の間口を使い切る方法にしました。
そのため、車は横駐め(間口にそって駐車する)にして、目一杯の6間確保して設計配置しました。建物のコンセプトとしては、ちょっと普通ではない感じです。また、シンプルでいてしっかりと光を採り込み、かつプライバシーが守られた空間をご希望されていた施主様のために、玄関の前の東面と南面に壁を立ち上げ、玄関アプローチを兼ねた前庭を設けました。
このようにして、LDKも前面道路に開くのではなく東面の前庭に開き、プライバシーもしっかりと守られる、明るく、借景を取り込める空間提案としました。
さらに上部に吹き抜けを設けることでより効率的に光を取り込み、視界の抜けを意識して窓を配置していきました。
内部のインテリアはできるだけ色を抑えて無彩色でコーディネイト。「一体感」のある空間をめざしました。黒・グレーをメインで使い、異なった素材でも色味、艶感を合わせることでしっとりとした落ち着きのあるLDKとなりました。
建物形状で凹凸をつくるのと同じように、シンプルなキューブの建物に袖壁やバルコニー壁で立体的な凹凸をつくり、外観や日射の採り込み/遮蔽の仕方に変化をつけるのも、タイコー的な設計の考え方のひとつです。
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