
リビング側にはテレビボードと大型の収納、デスクを造作し、テレビは壁掛けとしました。ケーブル類を見せないようにするため、テレビ背面壁をふかし、裏側にケーブルの格納スペースを作っています。一方、収納部分についてはふかし壁とせず、最大限の奥行きと容量を確保しました。
収納下には採光のための窓をつくり、浮かせたような配置に。床を見せることで、より広々すっきりと感じられるようにしています。
都心の駅からほど近い、商店街から一歩入ったところにある敷地。周辺は住宅密集地です。
抜けのある南側を主な開口面とし、南側に向かってより大きく開くことのできる「勾配天井」のリビングダイニングを二階に計画しました。邸宅においてもう一つの見せ場となる玄関にも同様に光を取り込むため、二階で取り込んだ光を玄関に落とす吹き抜けを併せて設定。効率よく光を取り込む間取りが特徴となっています。
内装は家族の暮らしに優しく寄り添うナチュラルモダンテイストにまとめ、細部まで美しい空間となるよう、見えない部分、細かな部分に様々な工夫を施しています。