【初心者必見】薪ストーブを選ぶときは目的から考えることが大切!

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人間は昔から焚き火で暖をとってきたため、じっくりと火をみつめることでリラックス効果が得られると言われています。新築を考えている方の中には、薪ストーブや暖炉などを検討している方もおられるのではないでしょうか?
今回は薪ストーブを検討されている方のために、薪ストーブの選び方をご紹介していきたいと思います。
薪ストーブを選ぶときは目的から考えることが大切
薪ストーブは大きさ・形・色・機能と様々な種類があり、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。薪ストーブを選ぶときのコツは、その目的から考えるのがおすすめです。ここでは、目的に合ったストーブの選び方をご紹介します。
選び方① 暖房性能のために
暖房性能を第一に考えている場合は、薪が沢山入るサイズの大きい薪ストーブを選ぶと良いでしょう。薪ストーブは遠赤外線の輻射熱を発しているため、通常のストーブとは違い体の芯から温めてくれます。さらに広範囲に温もりが広がるため、薪ストーブ1つだけで家の中すべてを温めることができるのです。
選び方② 火を眺めるために
火を眺めてリラックス効果を得たいという方には、格子が少なく耐熱ガラスの面積が広い薪ストーブを選ぶといいでしょう。手間暇かけて薪を割り、家族を温める燃料に変わっていく。その光景を眺めて得られる達成感・安心感は薪ストーブ以外に出すことはできないでしょう。
選び方③ 料理を楽しむために
料理を楽しむのが目的という方であれば、オーブンストーブなどの料理に向いているタイプを選ぶと良いでしょう。ピザやシチューを直火で調理できるため、普段とは一味違う料理をつくることができます。最初は火加減の調節が上手くいかなかったりしますが、少しずつ上達していく過程も楽しみとなることでしょう。
選び方④ インテリアのために
薪ストーブはそれだけで最高のインテリアとなりますが、最近では北欧産の洗練されたモダンなデザインのものも増えています。従来のレトロなデザインが好みな方は、アメリカ産の薪ストーブがおすすめです。背面にレンガを持ってくれば、雰囲気はガラリと変わり異国を感じさせてくれることでしょう。
薪ストーブを迎える前に考えておきたい6つのこと
様々な魅力のある薪ストーブですが、実際に自宅に設置してから何が必要になるのか、また生活がどう変わるのかを知っておきたいですよね。ここでは以下の6つの項目でご紹介していきます。
1.薪の調達はどうするか
2.薪割りをする時間と手間はとれるか
3.危険な工具は扱えるのか
4.薪を乾燥させるスペースは確保できるか
5.煙突のメンテナンスはどうしていくか
6.煙によってご近所とトラブルにならないか
ぜひ今後の参考にしてみてください。
①薪の調達はどうするか
燃料となるのは薪ですから、当然薪の調達をしなければ始まりません。知人に林業などをしている方がいれば、無料で譲ってくれるかもしれません。しかし、そうでない場合は基本的に薪の調達としての費用が必要になってきます。ワンシーズンの費用として、月に2万円〜4万円はみておきましょう。
②薪割りをする時間と手間はとれるか
薪を購入した場合は薪割りは必要ありませんが、木材を購入してきた場合は薪割りが必要です。慣れるまでは、とても時間のかかる作業となります。シーズン前に薪割りに当てられる時間と手間はあるのかをしっかり確認しておきましょう。
③危険な工具は扱えるのか
薪割りを自分でする際は、工具が必要です。危険な工具であるため、大人でも大怪我をしてしまう場合もあり、小さな子供がいる家庭は十分に注意しなければいけません。
④薪を乾燥させるスペースは確保できるか
燃料となる薪は十分に乾燥している必要があります。ですので、薪ストーブを迎える前に薪を乾燥させるスペースを十分に確保しておきましょう。ワンシーズン乗り切れるくらいの薪を収納しておけるスペースが必要です。
⑤煙突のメンテナンスはどうしていくか
薪ストーブ自体、長く使っていくものであるためメンテナンスは欠かせません。シーズンが終わればメンテナンスを行う必要があります。初心者の場合は業者にメンテナンスを依頼することになるかと思うので、その費用も検討しておきましょう。素人でも工具とやり方さえ知っていれば、できないことはありません。最初は業者にお願いし、少しずつやり方を理解していくのがよさそうです。
⑥煙によってご近所とトラブルにならないか
この中でも一番注意していただきたいのが、煙によるご近所トラブルです。煙が近所の家に流れていくことで、クレームがくる恐れがあります。煙突に十分な長さを持たせるか、スムーズに煙が空に出ていくようプランを組む必要があります。
薪ストーブは煙突の選び方も慎重に
これまで薪ストーブ本体とその燃料となる薪について解説してきました。最後にもう1つ重要なのが、「煙突」です。ここでは煙突を選ぶときに必要な知識をご紹介しますので、煙突選びの参考にしてください。
ポイント① 煙突の役割を知っておく
煙突の役割は煙を外に排出するだけだと思っていませんか? もちろんそれも主な役割ではありますが、それだけではありません。内部の熱気が外に排出される時、煙突内に上昇気流が生まれ排出すると同時に空気を内部に取りいれられます。これを「ドラフト」といい、このドラフトによってさらに燃料が燃え上がるのです。
ポイント② 煙突はできるだけまっすぐに
煙突はできるだけまっすぐなものを選びましょう。その理由はドラフトが起こりやすい構造だからです。折れ曲がっている煙突の場合、このドラフトが起こりづらく、効率よく部屋を温めることができません。また角にすすが溜まりやすくなってしまい、煙が部屋に逆流してしまう恐れもあります。ドラフトがしっかりと起きればすすも溜まりにくくなり、トラブルを避けることができます。そのためにも、薪ストーブの設置になれた業者を選んだり、専門業者としっかりとやり取りをすることが大切になってきます。
ポイント③ メンテナンス性も考えておく
ゆくゆくはご自分でメンテナンスをされるという方は煙突のメンテナンス性も考えて選びましょう。メンテナンス性を考えるなら、安定した足場を確保できる位置に薪ストーブを設置するのもポイントです。また掃除の手間が少ない配管を選ぶのも重要なことですので、購入の際は販売員などにメンテナンスの工程が少ない煙突を教えてもらいましょう。
今回は薪ストーブの選び方を解説してきました。薪ストーブを初めて検討する時、まずは「あなたが薪ストーブで何をしたいか」を考えることが大切です。また薪ストーブのある生活を送るためには何が必要なのか、というのも外せないポイントです。
薪ストーブを入れてみたいが、どこから検討したらいいのかわからないという方は、こちらの記事を参考に、検討してみてはいかがでしょうか。