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HOUSE STORIES2019.10.11

ウッドデッキが心を繋ぐ、新しい暮らしを謳歌する羽田ファミリー

思い描く理想をカタチに変えていく家づくり。SE構法だから実現できた、こだわりの空間には家族それぞれの想いがつまっている。そんな家での、その後の暮らし。

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海のある街で、倉庫みたいな広いリビングを実現。

心地よい潮風が吹き抜ける神奈川県逗子市。海から歩いて数分の場所に、ウッドデッキで繋がった2軒の家がある。その1軒に暮らしている家族が、会社経営をしている羽田隆也さん、現在育休中という妻の裕紀子さんと、1歳の愛娘、結衣ちゃん。

元々東京に住んでいたふたりが、結婚と同時に海の近くに新築を建てることになったキッカケは、家族の存在だった。妻・裕紀子さんの姉家族が先に移住をしていた海のある街で、将来の親の介護のことも考え近くに暮らさないか、と提案をされたのだという。
「どうせなら隣同士に家を建てよう!と、姉家族と意気投合しました」。横並びの2区画の土地を条件に、ふたつ分の土地探しからスタート。その時のふたりの基準となったのが、家や土地そのものの“広さ”だった。
「一生懸命働くんだし、どうせ家を持つならアメリカみたいな大きな一軒家がいいという理想があったんです。アメリカの住宅の平均サイズを調べたりもしました。少しでもゆとりのある空間が持てるよう、駅から少し離れていても、理想の大きさに近づける土地を探そうと思いました」

穏やかな海だけでなく、夫婦の趣味でもある山の雰囲気も楽しめ、キャンプ場にも近い。1年以上探してついに、2区画繋がった運命の土地に出会い、家づくりがスタートした。
「近所には、庭をきちんと手入れしている家が多くて、地域一体に“品”がありました。同時に、ほどよい田舎感も気に入って、大らかな土地の空気で育つことは将来、子どもたちに良い影響があるはずだと感じました」

土地が決まったあとは住宅。たくさんの選択肢の中で、暖かいイメージのある木の家を選んだ。そして、姉夫婦とともに納得の提案をしてくれた、地元逗子市の工務店「キリガヤ」に設計を依頼。
「キリガヤさんとの打ち合せはとにかく楽しかったです。たくさんの要望やアイデアを出し、造作棚なんかは自分で寸法を決めたりしました」

「暮らす場所の広さが、心の広さに繋がるのかなって信じているところがあって(笑)。家の中が、まるで倉庫のように広いというのが理想でした。どこに誰がいても分かるような、子どもが部屋にこもったりもせず、自分も書斎に入り浸らなくてもいいような、ひとつの大きな空間が欲しかったんです。広さにこだわるあまり、予算が心配でしたが、広さ以外のところでコストカットできるよう相談をして進めました」
そこで、家の空間の広さを確保するために、工務店から提案のあったがSE構法による建設だったという。
SE構法は構造計算によって性能が保証されるので、木造でも柱のない大空間を作れるだけでなく、窓を大きく取れることも魅力でした。家の中に入る光って、毎日の気持ちを左右するくらい重要ですから」
こうして、ほどよい距離を保って連なる2棟の住宅が完成した。

木の家で刻まれていく、新しい暮らし。

1階はリビングとキッチン、ワークスペースで構成され、誰が来てもよいワイドな空間に。一方2階には、寝室と水回りを配置し、家族の暮らしの空間が作られた。ご主人の仕事場ともなっているワークスペースは、完全に独立しておらず、隣接するリビングと30センチほどの床下げするかたちで、プライベート空間とさりげなく区切られている。段差や間仕切りを兼ねたシェルフが機能して、家族の気配を感じながらも、仕事への集中も欠くことがないちょうど良い空間だ。

「海に近い場所柄、地震や津波の心配もあり家族の安全をいちばんに、耐震には特に気を使いました。どこにいても家族の息づかいが聞こえるようなこの安全で広い空間で暮らすことは、私たちにとっての安心に繋がっていると実感しています」
「仕事も生活も考え事も、ぜんぶこの家でやりたかったので、2階のバルコニーには考え事をするスペースを設けました。ここに暮らし始めてからは、仕事もなるべく電話会議に切り替えて、この家にいる時間を極力作りたいと思うようになりました」

「家を建てる時に木造の家の見学に何度も足を運ぶにつれ、無垢のフローリングの気持ちよさにも気づくことができました」
時間とともに経年劣化していく天然の材料だからこそ、そのぬくもりの分だけ、木材には家族の時間が刻まれていく。

そんな、木材ならではのぬくもりを存分に感じたいと、姉家族の家との間を広いウッドデッキで繋いだ。それぞれの家のリビングに面した共有のウッドデッキは、窓を開け放てば内と外がつながった広い空間が生まれる。家族同士が集まってバーベキューをしたり、夏にはプールを楽しんだり。ふたつの家を繋ぐ空間はどこか、大家族の“土間”のような役割も果たしている。

「家を作るにあたり、工務店の担当者、設計士さん、大工さん、皆が自分たちの家族の人生について考えてくれていることを日々実感し、感動していました。完成した後も良い関係が続いています」。人との繋がりが人生を豊かにすると話す、羽田さん。人が集まりふらりと立ち寄れる場所となって欲しいとの願いから、1階部分は月に数回、ヨガのレッスンなどのレンタルスペースとして貸し出しをするなどの有効活用もしている。

朝日が差しこむリビングルームに寝転ぶと、吹き抜けになった2階の窓から、ゆっくりと雲が流れていくのが見える。

子どもたちがリビングからウッドデッキへとキャッキャと動き回る姿に、暮らす場所とともに増えていく人生の豊かさを毎日感じながら、羽田さん家族はこの家で暮らしていく。

インタビュー神奈川県逗子市 羽田邸(重量木骨の家
施工株式会社キリガヤ

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