ソファーや椅子に座った際の目線の高さに合わせて大きく開いたリビングダイニング。
大きな窓からはパノラマでのどかな畑を望むことができます。
来客の機会が多いというご家族のため、キッチンの前面には腰壁を設けました。リビングダイニングへの油はねや水はねを防止できるだけでなく、プライベートな部分、生活感が出る部分は隠しながら、リビングダイニングにいる人とのコミュニケーションはとりやすくなっています。
敷地は高速道路のICからほど近く、幹線道路から少し中へ入った住宅地の奥にあります。西側で接道し、南・東側には住宅が建っていますが、北側は畑で見通しがきき、神社の森があったり、遠くには山並みを望むことができます。
すぐ南側に家が建っていること、および駐車スペースを確保することを考えると、敷地の南側を庭とし、そちらに向かってLDKを配置することは効果的ではありません。むしろ、周囲の条件に素直に反応し、北面を外に向かって開き、他の3面を閉鎖的な計画としました。