夫婦ともに音楽を仕事としているためご要望の防音室は1階に配置し、LDKは2階とした。
防音性能を重視したため、隣家のある東西方向には窓を設けていない。
室内の明るさ確保のため、南側に掃き出し窓と北側の屋根に天窓を連続させている。
楽器が心地よく演奏できるよう、勾配や凹凸のある天井となっている。
チューバやトランペット、ピアノやギターの演奏など音楽家のオーナーが住む。設計に際し、防音室の完備とリビングでも多少演奏できる要望をいただいた。土地選びから始まり、防音性能を高めるために東西は壁で閉じ、南面からの採光が可能な土地をご提案。防音室は来客のレッスンもあるため、1階の北側に配置し、2階に広々としたLDKを実現。玄関を開けると正面に階段があり、2階へと導くためのトップライトが来客に高揚感を与える。照明やインテリアなど、随所にオーナーのセンスが光る暮らしぶりは、何度伺っても新たな発見があり、暮らしを愉しむその姿勢が印象的な住まいである。