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ペットと暮らす家の間取りアイデア犬猫との生活がもっと楽しくなる実例もご紹介

更新日:2024.11.25 作成日:2017.5.2
ペットと暮らす家
ペットは大切な家族の一員であり、彼らと一緒に暮らしていくためには、習性や特性を踏まえた快適な住環境を提供してあげる必要があります。今回の記事では、ペットと暮らす家をテーマに、犬や猫が暮らしやすい間取りのポイントや、部屋づくりの注意点などを詳しくご紹介していきます。


ペットと暮らす家の間取り【犬猫共通】



ペット専用の居場所を用意する

ペットと暮らす家の猫ちゃんルーム
家づくりにおいて、家族間のプライバシー確保は重要な課題です。それは、ペットである犬や猫も同じこと。本能的に縄張り意識を持っているため、誰にも邪魔されない専用スペースを設けてあげると良いでしょう。また、トイレや食事の定位置を決めておくことは、躾の面でもメリットがあります。人間とペットの生活空間を分けておくことは、ペットを危険から守ることにもつながります。


動き回れるスペースや動線を作る

愛犬が駆け回る芝生の庭
家の中に行き止まりのない回遊動線を作れば、犬や猫が室内を自由に走り回ることができ、人間が家事をこなす上でも便利です。動線上には、倒れやすいものや、壊れやすいものを置かず、安全なコースを確保しましょう。また、犬を飼っている場合は庭にドッグラン、猫を飼っている場合は家の高所にキャットウォークを設ければ、運動不足やストレスの解消になります。


日向ぼっこできる窓を設ける

ペットと音楽と暮らすガレージハウス
ペットが退屈にならないように、外を眺められる窓を作ってあげると良いでしょう。好奇心が強い子にとっては、外の様子を眺めることは楽しみの一つになります。ペットは目線が低いため、地窓を設ければ、無理のない体勢で外を眺めることができます。また、日当たりの良い位置に窓を設ければ、ポカポカとした陽気の中でお昼寝ができ、寒い冬でも快適に過ごすことができるでしょう。


玄関近くに洗い場や収納を設ける

犬を飼う場合は、散歩に行くことを考慮した間取りを計画しましょう。例えば、玄関近くに収納を設け、リードやレインコートといったお出かけグッズをまとめて置いておくことができます。洗い場も近くに設けておけば、散歩から帰ったあと、生活スペースに立ち入る前に足や体を綺麗にすることができます。玄関から土足でアクセスできる場所に配置すれば、室内が汚れる心配がありません。



ペットと暮らす家の注意点【犬猫共通】



ニオイ対策をする

イヌと暮らすスキップフロアのリビング
犬や猫と一緒に暮らすとなると、体臭や、トイレや排泄物のニオイなどを対策する必要があります。こまめに掃除をしたとしても、臭いが空気中に拡散して床や壁に染み込んでしまうことがあります。これを防ぐためには、消臭効果のあるクロスを張るのが効果的。珪藻土の壁も効果があり、自然素材であるため、ペットたちの体に優しいのも特徴です。


汚れや傷に強い素材を選ぶ

キャットウォークのあるリビング
ペットと暮らす家では、トイレの粗相や、吐き戻しなどによって部屋が汚れてしまうことがあります。汚れは避けられない問題であるとあらかじめ認識し、汚れた時にしっかりと水洗いや水拭きがしやすい床材を事前に用意しておきましょう。また、ペットと暮らす際には引っかき傷にも注意が必要。ナラ、ブナ、ウォールナットといった硬い木材を用いて傷のつきにくい部屋を作りましょう。


滑りにくい床にする

ペット対応フロアの2階リビング
フローリングの床は、ペットの怪我や事故につながりやすいと言われています。硬くてツルツルとした床は滑りやすいため、ペットにとって歩きにくく、足腰に大きな負担がかかります。ペットの体に合わない床の上で長期間過ごした結果、健康被害が起こる可能性もあります。ペットが長く健康的に過ごせるよう、床材はクッション性があり、滑りにくいものを選ぶと良いでしょう。


脱走や事故に注意する

勝手口に設けた大型犬コーナー
ペットと一緒に暮らす場合、脱走や事故にも注意しましょう。キッチンは火の気や刃物があるため怪我の危険が多く、玄関は脱走の恐れがあり、これらの場所にペットが立ち入らないよう、フェンスを設けておく必要があります。ペットはわずかな隙間でも通り抜けることができるため、フェンスを設ける際は、隙間の幅が細く、高さが十分なものを選ぶようにしましょう。また、ベランダやバルコニーのフェンスをすり抜けて転落してしまう恐れもあるため、こちらも安全に設計しましょう。


ペットと暮らす家の犬猫向けアイデア&実例



お散歩から帰ったら玄関脇の洗い場へ

愛犬のための手洗い場
こちらの事例では、大きな土間スペースを持つ玄関脇に愛犬用の洗い場が設けられています。この洗い場には、ペットが自分で登れるように階段がついていて、賢いワンちゃんにぴったりの設計となっています。両サイドの壁には可動棚が設けられているため、収納力も抜群。お散歩用のグッズや、ワンちゃん用のバスグッズなどを片付けておくことができます。


キャットウォークが部屋のアクセント

ネコと光の癒しのリビング
こちらの事例は、広々と開放感のある吹き抜け空間。天井の高さを生かし、壁面にキャットウォークが設けられています。猫ちゃんの運動不足やストレスを解消できるだけでなく、空間のアクセントにもなっています。家の中には、猫をモチーフにしたデザインや、猫ちゃんが出入りできる猫ドアが至る所に設けられていて、遊び心を感じさせています。


移動の負担が少ない緩やかな階段

猫たちと憩うリビング
こちらの事例は、ご夫婦と猫8匹が暮らす住宅。リビング階段は傾斜が緩やかで、踏み板の幅も広く、人にもペットにも優しいバリアフリー設計です。天井は吹き抜けになっていて、太陽の光がたっぷりと差し込み、日向ぼっこにもピッタリ。吹き抜けの上下の大きな窓からは里山の景色を楽しむことができ、猫ちゃんたちも、自然に包まれながらリラックスして過ごせていることでしょう。


まとめ

今回は、犬や猫と暮らす家づくりについて詳しくご紹介しました。近頃はペットと同居できる賃貸住宅も増えていますが、ペットは一匹ずつ個性が異なっているため、その子にとって住みやすい家を作るとなると、注文住宅が最適と言えるでしょう。家づくりの際には、人間の家族からの要望だけでなく、ペットからの訴えやメッセージもしっかりと汲み取り、家族全員が快適に過ごせる住環境を目指していきましょう。

ペットと暮らす家 施工例

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