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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

無垢材の特徴&お手入れ方法をご紹介!こだわりの木材でつくる癒し空間

更新日:2024.5.8 作成日:2024.5.8
無垢材
家づくりを考え始めた方なら、無垢材というフレーズは聞いたことがある方が多いでしょう。伐採した木材からそのまま切り出した、混じりけのない、木そのものの素材で、自然派志向の方からは特に人気の高い素材です。今回は、この無垢材について詳しくご紹介しましょう。


無垢材とは?


無垢材の床のリビング
無垢材とは、自然なままの木材のことを指します。工業的な加工を施さず、木の本来の風合いと表情を楽しめるのが最大の魅力です。その一方で、品質のばらつきがあるのも事実ですが、それぞれに個性的な木目や節の模様は、無垢材ならではの味わいを醸し出しています。フローリングに使われる代表的な素材には、無垢材以外のものもありますが、自然な木の温かみを感じたい方は、無垢材を選ぶことをおすすめします。


無垢材のメリット



自然の風合い

壁にも無垢材が使われている空間
無垢材のメリットは、木の本来の風合いを存分に味わえる点にあります。丸太から直接切り出されたオリジナルの木目模様や、自然のままの節のユニークさは、他の素材に無い魅力です。さらに、心地よい木の香りで気持ちがリラックスしたり、自然素材の良さが醸し出す、上質な空間を作り出せる点は、無垢材ならではの特徴といえます。


快適な肌触り

温かみのある質感の無垢材のリビング
無垢材のメリットの2つ目は、その心地よい肌触りにあります。木材の持つ細かな気泡が熱の伝導を抑え、優れた断熱性を発揮するため、無垢材のフローリングでは一年を通して、快適な足元の感覚が保たれます。冬場の冷たさも和らげてくれて、暑い夏でもべたつかず、サラリとした肌触りが続きます。


経年変化を楽しめる

経年変化を楽しめる無垢材
無垢材のメリットの3つ目として、長年の使用を通じて味わいが増し、経年変化を楽しめます。最初は、新品の木の香りと木目の美しさがありますが、時が経つにつれてゆっくりとあめ色に変化し、温かみのある色味と質感を帯びてきます。家の中で、そういった雰囲気の違いや変化を見るのも、楽しみといえますね。


無垢材のデメリット


無垢材が風合いを加えたリビングダイニング



価格が高い

無垢材のデメリットとして、複合木材などに比べて割高になることが挙げられます。木材そのものである無垢材は、木の種類や節の有無などにより価格が大きく変動します。一方で複合木材は、イニシャルコストは低く抑えられますが、耐久性については無垢材に劣る部分があります。長く使い続けられるという点で、無垢材はコストパフォーマンスに優れているともいえるでしょう。


変形しやすい

無垢材は、木の持つ性質ゆえに変形しやすいという特徴もあります。木は、調湿作用により水分を吸収・放出するため、膨張と収縮を繰り返します。その結果、フローリングに反りや歪み、目地の隙間や床鳴りなどのトラブルが生じる可能性があります。ただし、施工前に十分な乾燥処理を施せば、変形リスクは最小限に抑えられます


無垢材の種類 人気樹種3選

無垢材を家づくりの素材として選択したら、次に考えなければならないのは、どの樹種にするかということでしょう。樹種によって、色味や肌触り、性能などの特徴が違ってきます。今回は、以下にご紹介する3つの樹種についてみてみましょう。

スギ

スギの無垢材の質感が温かいリビング
スギは、日本の気候風土に最も適した木材で、夏の高温多湿の期間から、冬の乾燥の時期まで、四季を通して快適な室内環境を実現します。柔らかく断熱性に優れ、素足で歩いてもなめらかな感触です。さらに、すがすがしい独特の木の香りで、部屋の居心地の良さをアップさせてくれます。コストパフォーマンスも高く、和風の空間にも合う樹種です。


ヒノキ

ヒノキの無垢材が高級感のあるリビング
ヒノキは、上質でキメ細かな肌触りと、芳醇な木の香りが人気の樹種です。温泉の風呂桶でも愛用される香りの良いヒノキ材を、住宅のフローリングに使えば、いつでも心地よい癒しの空間を実現できます。ヒノキはリラックス効果が高く、美しい木目の風合いも魅力的です。市場では価格変動が激しく、時期によってはコストが高くなるのが難点といえるでしょう。


ナラ(オーク)

オークの無垢材が優しい印象のリビング
ナラ(オーク)は、重厚な木目と強度の高さで人気の無垢材です。古くからウイスキーの樽や船に使われてきたことからも、耐久性と耐水性に優れていることがわかります。また、シックで落ち着いた木目は、上質な空間を演出してくれます。比較的リーズナブルな価格も魅力で、フローリングに最適な樹種といえるでしょう。


無垢フローリングを長持ちさせるお手入れ方法


モダンな印象の無垢材の床
無垢のフローリング材は、住む人をほっとさせる素材ですが、その快適性を保つためには定期的なメンテナンスが必要です。いつまでも気持ちよい空間で過ごすために、最適なメンテナンス方法について知っておきましょう。


【日々のお手入れ】乾拭き&掃除機

日々のお手入れは、乾拭き&掃除機が基本です。ほこりは掃除機で丁寧に取り除き、飲み物などをこぼした時は、速やかに乾拭きして、水分を残さないよう心がけましょう。無垢材は水に弱いので、水気の拭き残しや放置は、変色や反りの原因となります。日常的なお手入れこそ、美しさを長持ちさせるための基本です。


【1〜3ヶ月ごと】水拭き→乾拭き

1か月から3か月ごとには、水拭きと乾拭きをしましょう。まず、なめらかな雑巾で水拭きし、表面の汚れを落とします。汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を薄めた水を使用しても構いません。その後、乾いた雑巾で傷つけないように丁寧に水分を拭き取ることで、つやのある美しい仕上がりを維持できます。定期的な水拭きと乾拭きは、無垢の木質感と清潔感を損なうことなく、フローリングの寿命を延ばす大切なケアです。


【半年〜1年ごと】ワックスがけ

半年から1年ごとには、ワックスがけをしましょう。時間の経過で塗装の油分が失われ、表面が乾燥しがちになりますが、定期的なワックス塗布で、木目の美しさを保つことができます。あくまでメンテナンスなので、全体を行う必要はありません。足の踏み込む箇所や傷んでいる箇所など、部分的にワックスを塗れば十分です。汚れや傷の目立つ個所から計画的にケアすることで、長期間美しさが持続します。


まとめ

今回は、無垢材について詳しくご紹介しました。その肌触り、香りなど五感で感じるメリットはもちろん、家の中で快適に過ごすために必要な機能も備えている点も、無垢材の魅力と言えます。注意すべき点も意識しながら、自分好みの色や風合いの無垢材を探してみください。

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