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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

和モダン住宅を建てよう!おしゃれな外観・内装・インテリアの作り方を実例とともにご紹介

更新日:2025.9.29 作成日:2023.11.16
和モダン
和とモダンの融合、それが和モダンの魅力です。今回は、注文住宅における和モダンな家の魅力や間取りのポイント、注意点についてご紹介します。伝統的な和の要素と現代的なデザインが調和した、心地よい空間づくりをじっくり見てみましょう。


和モダンな家とは?


アンティーク建具を配した和モダンな空間
和モダンな家とは、伝統的な和風の要素と、モダンデザインをミックスさせたスタイルの住まいです。日本で古くから使われてきた、純和風の素材を使用しつつも、現代風のデザインや最新の設備を取り入れて、快適性と美しさを両立しているのが和モダンの家です。畳や坪庭、障子や縁側などの和の要素がありながらも、デザインを現代風にアレンジしたり、洗練されたインテリアを取り入れているところが特徴です。


和モダンな家の特徴


日本の気候に適している

障子と間接照明が華やかな和モダンな寝室
「住宅は夏をむねとするべし」という有名な言葉が、古くから日本の住宅を作る際に言われてきました。伝統的な和風建築の知恵には、日本の気候に適したものが多くあります。和モダンの家は、それらを取り入れつつも、さらに断熱性や通気性などの性能を高める新技術を活用し、四季折々の気候に対応できる住まいを実現しています。これにより夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を作ることができるので、一年を通して快適に暮らすことができます。


自然の素材

円窓ある柔らかな和室
和モダンな家では、木や竹、和紙などの伝統的な素材が好まれ、部屋全体に自然の温かみを演出します。木材の風合いや質感、竹の柔らかな光沢、和紙の優しい光が、空間に穏やかな雰囲気をもたらし、心地よい居住空間を作り出します。また、自然素材は環境にもやさしく、心身ともにリラックスできる空間を提供してくれます。


シンプルなデザイン

和モダンな外観の住まい
普遍的で無駄のない、シンプルなデザインも和モダンな家の特徴と言えます。和モダンのデザインには、流行に左右されない、時を経ても飽きのこない美しさがあります。シンプルでありながら、日本の伝統的なデザイン要素を取り入れることで、繊細で洗練された空間を演出します。このように、和モダンの家には、長く愛される理由があると言えます。


自然とのつながり

オシャレで和モダンな中庭がある住宅
中庭や庭など「自然とのつながり」を感じられる造りもまた、和モダンな家の特徴のひとつ。開口部を大きくとって広縁やウッドデッキと繋げば、日々の暮らしの中で自然や季節の移ろいを身近に楽しむことができます。光や風も取り込みやすいため四季折々の心地よさを感じられ、家の中で過ごす時間がより特別なものになるでしょう。


和モダンな家の外観のポイント

和モダンな家のスタイルは、外観にも特徴的に現れています。和モダンの家を、外観から表現するには、どのような点に着目すればよいのかを見てみましょう。

屋根の形を重視する

そとん壁のあたたかみがアクセントの外観
和モダンな家の外観のポイントとしては、屋根の形状があげられます。切妻屋根、寄棟屋根、大屋根、片流れ屋根などの、伝統的な和風建築のデザインをメインとしながらも、そこに素材やカラーでモダンな要素を組みあわせることが、和モダンな家の屋根のスタイルとして一般的です。その際、屋根の傾斜や形状によって、建物全体の雰囲気や印象が大きく変わるため、自分の好みをじっくり探してみることをおすすめします。


木の素材を用いる

木を用いた和モダンな外観ム
木材は、自然の温かみや風合いを表現しやすく、和の雰囲気を演出しながら、全体としてモダンな印象に仕上げるのに適した素材です。また、外壁やフェンス、デッキなど建物の一部に木材を使用することで、アクセントとして和のイメージを持たせることもできます。木材の組み合わせや加工方法によって、そこに洗練さを加えることもできます。


落ち着いた色使い

和モダンで落ち着きのある外観
日本には古くから「朱色」や「亜麻色」などの、和名のついた伝統的な色合いがあります。それらの色を選ぶことで、和風の落ち着いた雰囲気を演出できます。洗練された現代風のデザインに、こういった和色を組み合わせることで、和モダンな家を表現することができるでしょう。


和風の建具や瓦を取り入れる

和の趣を感じる外観
外観デザインでは、伝統的な和風の建具や瓦をアクセントにすると風格ある佇まいが生まれ、和モダンらしい印象に仕上がります。木製の格子や障子風の窓、瓦屋根などは現代的なシンプルな住宅にも馴染みやすく、和の感覚を残しながらもモダンでおしゃれな外観を実現できるでしょう。伝統美を活かしながら現代的にアレンジすることがポイントといえます。


外構にも統一感をもたせる

自然素材で統一感のある和モダンな家
住宅の外観は建物だけでなく外構との統一感も重要です。和モダンな家にするためは和の素材をポイントとして使うのがおすすめ。石畳や木のフェンス、植栽や庭石などで和の雰囲気を演出しつつ、落ち着いた色味や直線を意識したモダンな建物にすることで、全体的に調和のとれたおしゃれな外観となるでしょう。


和モダンな家の内装のポイント

毎日過ごす室内でも、おしゃれで落ち着きのある、和モダンのスタイルを実現したいものですね。和モダンな家の内装の特徴について、見てみましょう。

天井のデザインの種類

優しい光に包まれる和室
和モダンな家の内装を考える際は、天井の種類を知ることが重要です。まず、折り上げ天井は、奥行きが表現できるデザインで、照明を仕込むことで空間に彩りを演出します。船底天井は、その名の通り船底をひっくり返したような形の天井で、和の趣を感じさせます。網代天井は、木の皮を編んだ模様が和の雰囲気を感じつつ、見る人によっては幾何学模様のようなモダンな印象も与えます。梁の表しは古民家のように木の温かみを感じさせ、自然な雰囲気を演出します。天井デザインについても、これだけ幅が広いので、選びがいがありますね。


玄関には自然素材がおすすめ

自然素材の和モダンな玄関
玄関の内装に木や竹などの自然素材を使用すると、和の雰囲気を演出し、落ち着いた空間を作り出すことができます。引き戸を取り入れてみたり、土間を石畳にする、壁を漆喰にしてみるなどの工夫を施すことで、和モダンな玄関を実現できるでしょう。自然素材により温かみや豊かな質感が空間にプラスされ、和モダンな家の印象が引き立ちます。


天然木の風合いをいかす

木のぬくもりを感じる開放的なリビング
和モダンな家では木の風合いをいかした内装を意識しましょう。床や天井、柱に天然木を取り入れることで、和モダンらしい温もり豊かな空間にすることができます。フローリングに無垢材を使用すれば、裸足で過ごしたくなるような心地よい部屋に。素材にこだわり自然の風合いを活かすことで、和の雰囲気ただよう趣のある空間を演出できるでしょう。


壁紙や配色にこだわる

オリジナルの障子窓がこだわりの和室
壁の素材や色選びも、和モダンな内装をつくるうえで大切なポイントです。漆喰壁や土壁、和紙のような壁紙を採用すれば、質感の高いナチュラルで心安らぐ空間をつくることができます。白やベージュ、グレーなどのシンプルな色を基調にしつつ、アクセントとして藍色、えんじ色、萌葱色などの和の色を合わせると、落ち着きのある空間に仕上がります。


内装全体に統一感を持たせる

庭とつながる和モダンリビング
室内空間に、統一感を持たせることも大切なポイントです。部屋ごとの家具やインテリアの選択において、色調やテーマ、素材やデザインを決めておくことで、統一感を生み出すことができます。和モダンの家といっても、温かみのある木の質感を大切にしたいのか、伝統的な和風のスタイルを重視するのかによって、色合いや素材のセレクトが変わってきます。コンセプトをはっきりとさせることで、和モダンな家の内装が一体感を持ち、調和のとれた美しい空間となります。


和モダンインテリアをおしゃれにするコツ



和と洋のバランスに気をつける

印象的なデザインの床の間
和モダンインテリアでは、和と洋をバランスよく融合させることが大切です。畳にソファやテーブルを組み合わせたり、フローリングに和風の照明を取り入れたりすることで、洗練された雰囲気を演出できます。同じ和モダンでも、和と洋の比率によって印象は大きく変わるため、まずは自分の好みに合ったテイストを見極め、心地よいバランスを探してみましょう。


シンプルで直線的なデザインを意識する

間仕切り壁のない開放的な空間
家具やインテリアのデザインは、シンプルで直線的なものを選ぶと和モダンらしさが引き立ちます。無駄のないデザインを重視する和モダンスタイルでは、曲線や装飾の多い家具はスタイリッシュさを損ない、モダンな印象から遠ざかってしまうこともあるため注意が必要です。凹凸が少なく広がりを感じられるデザインを意識すると、落ち着きと高級感を感じられる空間を実現できます。


あたたかみのある素材を取り入れる

無垢材の床が心地よい和室
和モダンインテリアには、木や畳、障子や襖などあたたかみのある素材が欠かせません。日本の伝統美を感じさせながら自然の温もりをもたらし、家全体に落ち着きのある印象が広がります。さらに壁や天井などに竹や木材、和の風情を感じる素材を使うことで、自然素材ならではの質感が安らぎを与え、空間にやさしい感覚がプラスされるでしょう。


和モダンでおしゃれな家づくりの実例



伝統美と現代デザインが融合した和モダンな外観

屋上庭園を設けた和モダンな住まい
シンプルなグレーベージュの外壁に、直線的なフォルムを合わせた外観は、洗練されたモダンデザインを感じさせます。そこに切妻屋根と木目の軒を取り入れることで、やわらかな和の雰囲気を演出しています。直線的な建物の印象を引き立てつつも、外構には自然の形をそのまま活かした石を配置し、シンボルツリーが自由に枝を伸ばす姿が印象的です。


和モダンインテリアは照明と質感でおしゃれに魅せる

眺望を楽しめる小上がりの和室
開放感たっぷりのリビングの一角に設けた小上がりの畳コーナー。縁なしのカラー畳を採用することで、和の雰囲気を出しながらもモダンな印象に仕上がっています。照明には和紙を思わせる素材感を取り入れ、曲線を活かしたフォルムから広がる柔らかな光が、壁紙や木目、天井の質感を際立たたせ、和モダンインテリアならではの優しい温もりを引き立てています。


天井高を落とした和室が落ち着きを演出する和モダンリビング

スキップフロアでつながる2層空間
スキップフロアを活かして天井を低めに設けた和室。縁あり畳で落ち着きを保ちつつ、枠無しの開口や板間といったモダン要素を組み合わせ、絶妙なバランスの和モダン空間を作り出しています。和室と吹き抜けリビングとの高さのコントラストがより開放感を生み、スタイリッシュで洗練された印象を与えます。


和モダンならではの自然素材を活かした住まい

自然素材のぬくもりを感じる外観
外観には木材をふんだんに使用し、砂利敷きの外構と組み合わせることで、和の落ち着きある雰囲気を演出しています。さらに深い軒にきめ細かな縦格子を合わせ、重厚感と繊細さが両立したファサードが完成しました。建物のシンプルな直線ラインと動きのある斜めのラインのかけ合わせがモダンな印象を生み、外観に立体感と個性をプラスしているのもポイント。


和モダンな畳リビングでのびのび過ごせる家

あたたかみのある和室リビング
大きな吹き抜けが開放感を生むLDKには、扉で仕切れる和室が隣接しています。和室からリビングまで畳でゆるやかに繋がり、和の心地よさとモダンな空間デザインが絶妙にマッチ。寝ころんだり座ったり、思い思いにゆったり過ごすことのできる特別な空間になっています。フローリングやソファとも自然に調和しており、リビングとダイニングで異なる雰囲気を楽しめます。


まとめ

今回は、和モダンな住まいについてご紹介しました。外観・内観ともに、素材や色合い、デザインなど、和モダンらしさを形づくる特徴がいくつもあります。ぜひそれぞれのポイントを参考にしながら、あなただけのこだわりの和モダンな家を実現してみてはいかがでしょうか。

和モダンな家 施工例

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