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コートハウスのメリット・デメリットとは?中庭生活を楽しむ住宅をつくろう!

更新日:2023.9.8 作成日:2020.01.14
コートハウス
中庭のある家には、明るくおしゃれなイメージがあります。誰にも邪魔されない明るい庭を手に入れられる反面、取り入れる際には注意が必要なこともあります。今回は、おしゃれなコートハウスを建てるために必要な情報をしっかりと見ていきましょう。


コートハウスとは

そもそもコートハウスの定義はなんでしょうか。英語で、中庭という意味の「courtyard」から「court」を切り取って、コートハウスという言葉を作ったので、中庭のある家という意味になります。中庭という外から見られる可能性が少ない、プライバシーの守られた庭で過ごせることから、最近ではコートハウスの人気が高まっています。


コートハウスの間取りの種類

コートハウスの中庭のタイプには、「ロの字型」、「コの字型」、「L字型」の3つがあります。

ロの字型

壁に囲まれた芝生のあるコートハウス
ロという字のように、四面を建物に囲まれた中庭を持つタイプです。中庭に向かって開口部を作った場合でも、外部からの視線を気にする必要がありません。庭を眺めたい時には、いつでもカーテンを開け放して楽しむことが出来ます。3つのタイプの中で一番プライバシーが守られます。


コの字型

コの字型のコートハウス
コの字のように、三方を建物に囲まれた庭を持つタイプです。一面は外部に接していますので、外部からの光をより取り入れやすく、風の抜けも良くなります。家の配置や庭の作り方によっては、ロの字型に近いプライバシーを保つこともできますので、3つのタイプの中では、バランスの取れたものと言えるでしょう。


L字型

L字型のコートハウス
L字型はその字が表す通り、建物の二面が庭に接しているタイプになります。立地によっては二面を外部に接していても、プライバシーの確保は十分できるという場合もあります。周囲の条件や、開放感とプライバシー確保の割合を考えながら作ることで、コートハウスのメリットの恩恵を存分に受けることができるでしょう。


コートハウスのメリット

コートハウスのある家は、あなたの暮らしにとってどんなメリットがあるのでしょうか。コートハウスの魅力について、3つのポイントをご紹介します。

開放的なプライベート空間を持てる

緑豊かなコートハウス
一つ目のメリットとしては、あなたの為だけのプライベートな庭を作ることができるということです。庭を建物で囲んでいますので、外からの視線は全く気になりません。家の中でリラックスして過ごすのと同じように、中庭でも開放感たっぷりに、外気や太陽の光をゆったりと楽しむことが出来ます。


風を通して光も取り込める

明るい光の入るコートハウス
外部に面した庭の場合はやはり人の目が気になります。カーテンを開けて太陽の光や風を取り込むには、周囲の状況や室内側の状態も確認することが必要です。その点中庭があれば、いつでも好きな時間に室内に光と風を取り込むことができます。


防犯面で安心できる

プライバシーの保たれたコートハウス
外部に大開口を設けた場合は、採光や換気の面ではメリットがありますが、防犯面では少し心配です。シャッターなどで外部から侵入しにくくするなどの、設備も必要になってくるでしょう。その点コートハウスであれば、庭も家の内部なので、防犯面でも安心できます。


コートハウスを作る際に気をつけるポイント

コートハウスには魅力的なメリットが沢山ありますが、いくつか気をつけるポイントもあります。それらがデメリットにならないよう注意しましょう。

断熱性能の高い窓や外壁を取り入れる

コートハウスのメリットである開放感を味わうためには、大開口を中庭側に向かって作ることが多いでしょう。開口部は通常の外壁に比べると断熱性は下がってしまうので、窓を二重サッシにしたり、樹脂製のサッシ枠を採用するなどの工夫も必要でしょう。あるいは、建物全体の断熱性を上げることも解決策の一つと言えるでしょう。


生活動線を考えて間取りを決める

コートハウスは家の中心に中庭がありますので、逆に言うと居住空間が庭を取り囲むように配置されていることになります。そうすると、生活動線が長めの間取りになってしまう可能性があり、回遊できるような動線を作るか、水回りを動線の中心に考えるなどの工夫が必要でしょう。


排水計画に特に注意する

コートハウスは、雨が降り込む屋根のない空間が建物の中心に配置されているので、雨が降った時の排水計画には特に注意しましょう。中庭の床を雨水が浸透しやすいような素材にすることはもちろん、地下にメンテナンスのしやすい配管を通し、家の外部へきちんと排水されるように計画しましょう。


おしゃれなコートハウスを実現するには?

コートハウスのメリットや注意点について見てきましたので、実際に事例を見ながらおしゃれなコートハウスを実現するポイントも見てみましょう。

壁とタイルを白で統一したリゾート風コートハウス

リゾートのようなコートハウス
建物が中庭の三方を囲む、コの字型のコートハウスです。一面は外部に開かれているので、建物三面に設けられた大開口から太陽の光や風を存分に室内に取り込むことが出来ます。外壁と中庭の床は白で統一されているうえに、水盤も設置されていることでリゾートのようなイメージです。


シンボルツリーと芝生で緑を身近に感じる

シンボルツリーのあるコートハウス
建物が中庭をすっぽりと囲む、ロの字型のコートハウスです。中庭には芝生とシンボルツリーが植えられていて、部屋のどこからでも瑞々しい緑を眺めることができます。また暗くなれば照明が照らされますので、部屋から漏れる光と中庭に設置された光の演出で夜の眺めも堪能できます。


ウッドデッキを敷いてアウトドアリビングのように

ウッドデッキのあるコートハウス
建物は三方を囲むコの字型のコートハウスですが、外壁の配置を工夫してロの字型のようにプライバシーも確保できています。中庭が大きなウッドデッキと芝生、植栽エリアと3つのエリアに分かれているので、空間としてもメリハリが効いています。各エリアでそれぞれの過ごし方を楽しめるでしょう。


まとめ

今回は、コートハウスについて詳しく見てみました。実例を交えてご紹介しましたが、重量木骨の家のサイトではまだまだ多くの実例が沢山あります。是非、みなさんにピッタリのコートハウスを探してみてください。

→中庭のある家づくりと施工事例

コートハウス 施工例

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