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ホテルライクなリビングを叶えるルールとは?上質な空間を実現する方法を実例とともにご紹介

更新日:2025.8.22 作成日:2023.4.24
ホテルライクリビング
今回は、まるでホテルのようにすっきりとした生活感のない、非日常を感じる空間をご紹介します。家の中で一番長く過ごす空間と言えば、リビングではないでしょうか。皆さんは、リビングでどのように過ごしたいですか。リッチで非日常な空間でくつろぐ、ホテルライクなリビングを作ってみませんか。

ホテルライクなリビングとは?

オーダーソファを造作したホテルライクリビング
ホテルライクなリビングとは、まるで高級ホテルかと思うような、上質で落ち着いた空間を指します。生活感をできるだけ抑え、素材や照明、家具の配置など細部にまでこだわってデザインされているのが特徴です。ゆったりとリラックスできるだけでなく、安らぎや満足感、非日常的な特別感をも感じられるのがホテルライクなリビングの魅力です。

ホテルライクなリビングの特徴

ホテルライクなリビングには共通するいくつかの特徴がありますが、今回はその中でも特に大切な3要素をご紹介します。これらのポイントを設計段階から意識して取り入れることで、ホテルを思わせる上質で洗練された空間を造り上げることができるでしょう。

高級感ある落ち着いたインテリア

ホテルライクリビングのインテリア
まずはホテルと言うと、やはり高級感が必要です。皆さんも自分が訪れたホテルで、「こういうインテリアが気に入った」というものがあると思います。高級感と言っても、クラッシクホテルの高級感とモダンホテルの高級感ではまったく違うインテリアになってきますので、自分のお気に入りのホテルがあれば写真などを集めておくのもいいですよね。


高天井の広がりのある空間

大空間のホテルライクリビング
次にホテルらしさというと、その空間の大きさではないでしょうか。自宅にはないその贅沢な空間でリラックスした時間を過ごした、という記憶がある方も多いのではないかと思います。大空間を作るためにはどうするかと言うと、ただ畳数を増やすというのではなく、天井を高くしたりして縦にも空間を広げるとさらに余裕のある空間になるでしょう。


窓の配置や照明でモダンな演出

間接照明のホテルライクリビング
ホテルライクなリビングには、開口部の位置や大きさも重要なポイントです。窓はやはり大きな方が太陽の光が沢山入ってきますので、部屋が明るく、つまり広く見えるという効果があります。また、照明でもホテルらしさを表現できます。間接照明で直接目に光が入らないように計画してみましょう。グッとホテルらしさが出てきますよ。

ホテルライクなリビングをつくる基本ルール

まるでホテルのような洗練された雰囲気を演出するには、どのようなことを意識したらよいのでしょうか。ここでは、ホテルライクなリビングを実現させるために知っておきたい基本ルールについて、8つのポイントに分けて詳しく解説していきましょう。

生活感を出さない工夫

プライベート感を重視したホテルライクリビング
ホテルと言えば、「脱生活感」です。日々の生活ではどうしても部屋の中に現れてしまう、様々なものたち。生活にはもちろん必要なものなのですが、それがあることによって、一気に現実に引き戻されてしまうのも事実です。そこで工夫して欲しいのは収納です。生活感の有るものの存在は、隠す収納を作ることによって解決してしまいましょう。


統一感のあるテイスト

開放感抜群のホテルライクリビング
インテリアを考えるときに重要なのが、リビング全体でテイストの統一感を持たせることです。まずはモダン・シンプル・ナチュラルなど空間のテーマを決め、それに合う家具・照明・素材・色味を選んでいくと、インテリア全体に一体感が生まれます。さらにソファやダイニングテーブルのデザインや素材を揃えたり、床材とラグの相性に配慮すると効果的。空間全体のレイアウトや照明の配置にも統一感を意識すると、洗練されたホテルライクなリビングに近づきます。


色数は控えめに

中庭から光と風がそそぐホテルライクリビング
ホテルライクな空間に欠かせないのが、「落ち着き」と「洗練感」。そのためには、色数を抑えることが重要です。ベースカラー、サブカラー、アクセントカラーの3色以内に抑えると空間に自然なまとまりが生まれ、視覚的にもすっきりした印象になるでしょう。グレーやホワイト、ベージュといった無彩色やシックな色合いのアースカラーは、高級感のあるホテルライクなリビングと相性抜群です。差し色はクッションやアートなどの小物で取り入れると程よいアクセントにすることができます。


上質な素材にこだわる

中庭を囲む大空間ホテルライクリビング
素材にこだわることも、ホテルライクなリビングづくりには欠かせないポイントです。たとえば本革のソファや天然木フローリング、大理石や石目調タイルなどを取り入れると、部屋全体に重厚感と高級感が生まれます。さらに質の良いリネンカーテンやウールラグなどがあれば、豊かさや温かみも追加できるでしょう。素材の選び方ひとつで空間の印象は大きく変わるため、家具や床材、インテリアなどを選ぶ際には、見た目だけでなく感触や質感にもこだわりましょう。


重心を低く配置する

自然光をたっぷりと取り込むホテルライクリビング
ホテルライクなリビングの落ち着きは、重心の低さで表現するといいでしょう。例えば背の高い家具は人に圧迫感を与えますので、なるべく背の低いインテリアを選ぶといいですね。圧迫感が減り、部屋が広く見える効果が期待できます。また、ソファなども脚の長いものではなく、短いものを選ぶと人は床に近い場所に座ることになり、部屋を見上げた時に開放感を味わえるでしょう。


ミラーやアート、グリーンを配置して余裕のある空間に

心地よいホテルライクリビング
ホテルライクな広さ、落ち着きを表現するために有効なインテリアは、ミラーやアート、植物があります。ミラーは大きいものを壁に配置することで部屋が写り込んでその奥にもまだ部屋が続いているかのように見えますので、実際より部屋を広く感じることが出来ます。また、アートはそこにあるだけで気持ちが豊かになります。落ち着きのある色合いや穏やかな印象のアートは、ホテルライクなくつろぎを演出できるでしょう。観葉植物は自然で複雑な形状がインテリアに奥行きを与え、緑があることでリラックスして落ち着くという効果が期待できます。


シンメトリーを意識する

開放的で明るいホテルライクリビング
皆さんあまり意識されたことはないかもしれませんが、ホテルライクな空間のポイントとして、インテリアの左右対称配置と言うものがあります。ホテルの部屋を思い出して頂くと、そういえばと、記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。人は左右対称に揃っている物を見ると、気分が落ち着く効果があると言われていますので、ホテルライクリビングづくりには欠かせないインテリア配置計画と言えそうです。


間接照明で空間に落ち着きを

間接照明を取り入れたホテルライクリビング
ホテルライクなリビングに欠かせないのは、やはり照明でしょう。照明を制する者は空間を制すると言っても過言ではありません。ホテルの部屋に一歩入った時のあの、落ち着いた柔らかな雰囲気。あれは、照明の色が落ち着いた暗めのオレンジ色であることと、直接目に入ってくるような位置に配置されていないという事がポイントになっています。


ホテルライクなリビングを作るベースカラーの選び方

ホテルライクな空間を作るには、カラーコーディネートも大変重要なポイントです。どのアイテムをどの色にするのか、全体的な色も含めて見てみましょう。

【グレー】上品でスタイリッシュな空間に

ホテルライクな大空間リビングと吹き抜け
グレーをメインカラーにすると、上品かつスタイリッシュなイメージを演出できます。こちらの事例は、大開口と吹抜けを持つ大空間のLDK。壁の白と、窓枠や階段部材が黒で、建築そのものとしてはモノトーン仕上げですが、そこに、ソファとセンターラグ、センターテーブルと、全てグレーでコーディネートすることで、全体の雰囲気を柔らかく上品に仕上げています。また使われているグレーも、少しずつ色味が違うので空間が締まって見えます。


【ホワイト】清潔感と非日常感のある印象に

光と緑と空を愉しむホテルライクなLDK
ホワイトをメインカラーにすると、清潔感と明るい非日常感のある空間に仕上がります。壁、天井、床、さらには、空間上部を渡る梁までも、全て白で作られた眩しいほどの明るさを感じる空間です。吹抜け上部にフィックス窓が設置されていて、壁の量は多いのですが、窓からの光が白い壁や床に反射して空間自体を明るくしています。メインカラーは白ですが、クッションなどで差し色をしているのがアクセントになっています。


【ブラウン・ベージュ】癒しとくつろぎの空間

上質感あふれるホテルライクなリビング
ブラウンやベージュをメインカラーにすると、暖かく癒しを感じる空間を演出することが可能です。床から天井までの大開口から差し込む自然光が、ソファのベージュを暖かく照らします。ミルクティのような色のソファは、その質感までもが写真から伝わってきますね。また、天井に張られた木はそのままテラス上部の天井まで続いているので、リビングとテラスの、空間としての一体感が増します。


【ブラック】ラグジュアリーな雰囲気を演出

陰影のあるホテルライクなLDK
ブラックをメインカラーにすると、非日常を感じるラグジュアリーな雰囲気を演出することが出来ます。LDKの天井高3.3m、広さ40畳という、ゴージャスな大空間が広がるこちらの事例。ブラックをメインカラーにすることで、その豪華さをさらにアップグレードさせる演出となっています。また、床面や壁面にタイルを使用すると、ラグジュアリーな雰囲気を高める効果がありますね。


ホテルライクなリビングのテイスト別アイデア

ホテルライクなリビングも、選ぶテイストによって印象が大きく変わります。ここでは、おすすめの4つのスタイルをご紹介。それぞれに異なる魅力や特徴がありますので、ライフスタイルと照らし合わせながら方向性を探ってみてください。

【和モダン】落ち着きのある上質な空間

和モダンでホテルライクなリビング
大きな吹き抜けとテラスを持つ、ホテルライクなリビング空間。ゆったりとしたソファや、その上に掛けられたマット、ダイニングテーブルの上の照明など、小物も含めて生活感が見えない、大人のホテルライクなデザインです。周囲が住宅密集地ということで、リビングは2階に配置し、大きなテラスを設けることで、テラス側から室内に光を取り込んでいます。さらに、テラスには目隠し壁があるので、外部からの視線は気になりません。


【シンプルモダン】スタイリッシュで洗練された雰囲気

モダンなインテリアのホテルライクなリビング
2層分の大きな抜き抜けを持つ、ホテルライクなリビングです。真っ白な空間にモノトーンの家具が配置されていますが、ソファだけは緑色をセレクト。観葉植物の緑や庭の芝生の色ともマッチして、モダンな中にも暖かみを感じる雰囲気を演出しています。吹き抜けの大開口からの光が、リビング内の白い壁に反射してリビング全体を明るく照らしています。


【アジアンリゾート】心地よい高級感

リゾート風のホテルライクなLDK
30畳もある大きなLDKは、天井が高いことで実際よりも広く感じられます。ただ、ブラウンやベージュをメインカラーとしているので、やみくもに広い空間とならずに、趣がある仕上げとなっています。また、天井のダウンライトや壁面に仕込まれた間接照明など、照明デザインにも気を使うことで、さらに落ち着いた雰囲気になりますね。


【リゾート】非日常を感じる特別感

有機的な美しさと非日常感のあるホテルライクリビング
日常の喧騒から離れたような、非日常を感じる「リゾートスタイル」は、人気テイストのひとつです。大開口の窓から繋がる中庭やバルコニーが、より伸びやかで開放的な空間を演出。広々としたリビングに上質な素材を集めたインテリア、天然素材の家具や観葉植物を組み合わせると、まるで海外の高級リゾートのような心地よさが溢れます。


ホテルライクなリビングをつくる際の注意点

ではリビングにホテルライクな演出を取り入れる際に、デザイン以外で注意するべきことについて見てみましょう。

自分の心地よさを大切に

美しく高級感が漂うホテルライクリビング
ホテルライクなデザインにすることで、空間をカッコよくスタイリッシュにすることは可能ですが、自分たちが生活するうえでの心地よさを忘れてはいけません。いくらカッコよくても、実際に生活するうえで生活しづらいと困りますので、普段の生活スタイルや、動線をよく考えて、家族みんながくつろげるプランニングとデザインをしましょう。


掃除を心がける

季節の移ろいを感じるホテルライクリビング
せっかくホテルライクなデザインにしたとしても、掃除が行き届いていない空間ではゆったりとくつろぐことはできません。ホテルの部屋を思い浮かべると分かると思いますが、キレイに掃除された部屋にこそ、ホテルらしさを感じるのではないでしょうか。普段から掃除を心掛けることで、いつでもホテルライクなデザインに合った、きれいな空間で過ごすことが出来ます。


コストバランスに気を付ける

心地よさと上質な安らぎを感じるホテルライクリビング
ホテルライクなデザインということは、普通の住宅よりも、少し贅沢なイメージがありますよね。使う建築材料もそうですし、家具や照明も、ホテルライクなデザインということになると、ハイブランドの物が多くなります。ご自身の予算に合わせてどこまでこだわるのかを決めておかないと、「思ったより費用が掛かってしまった」と、後で後悔する可能性もあります。


リビングにつながる、ホテルライクなキッチン・玄関・中庭

キッチン・玄関・中庭などの空間も洗練された場所であれば、より理想のホテルライクなリビングを実現できるのではないでしょうか。ここからは、ビングにつながる空間のホテルライクなアイデアをご紹介します。

LDKをホテルライクにするキッチンのアイデア

ホテルライクリビングのキッチン
実は生活感が一番出やすいLDKを、いかにホテルライクに仕上げるかというのはなかなか難しいものです。そこで一つのアイデアとしてアイランドキッチンがあります。アイランドキッチンにすることで、余計なものを出さないという意識が働きます。そして背面にはたっぷりと壁面収納が床から天井までありますので、隠す収納力は抜群です。生活感をなくしたホテルライクなリビングダイニングキッチンという、一体感のある空間作りが実現できますね。


ホテルライクリビングなキッチン
こちらも、ホテルライクなリビングダイニングキッチン。大きな窓からの光が白い床と壁に反射してより明るく広さを感じる空間になっています。この生活感のないすっきりとした空間にオブジェのようにたたずむダイニングテーブル。これは施工会社がデザインして特注したものということで、空間にピッタリマッチしていますね。


ホテルライクな玄関で、扉を開けた瞬間に別世界へ

ホテルライクリビングな玄関
扉を開けると、目に飛び込んでくる美しい中庭。玄関からホテルライクな仕掛けがあると、自然とリビングへの期待値が高まります。ホテルライクな玄関から、ホテルライクなリビングへ統一感のあるイメージで仕上げることが大事ですね。夜には照明が照らされて、またグッと大人のホテルライクな雰囲気を演出してくれることでしょう。


ホテルライクリビングな玄関
扉を開けると、奥まで広がる玄関ホールと、その先には中庭の緑も見えます。まず入り口から、その家全体のイメージをさせるということが重要なポイントですね。大理石のような輝く床材と、なんの家具も置かれていない大空間の玄関ホールは、この家がホテルライクであることをリビングに着く前に皆さんに知らしめているかのようですね。


ホテルライクな中庭やテラスで休日の午後を楽しむ

ホテルライクリビングな中庭
ホテルライクなリビングから続く中庭も、やはりホテルライクな作りであってほしいですよね。こちらは中庭に水盤を配した、まさしくホテルライクなスペース。こんな空間があれば、慌ただしく過ぎる日常生活の中、フッとテラスへ足を踏み入れれば、一気にリラックスできるのではないでしょうか。太陽の光と、目に優しい緑や水の音を感じて五感でリラックス空間を味わいましょう。


ホテルライクリビングなテラス
ホテルライクなリビングを作ったならば、思い切り非日常を感じたいと思いませんか。そして非日常を自宅で味わう週末を計画してみてはどうでしょうか。その計画とは、つまりこんなデッキで過ごす週末です。せっかくですから、料理などせずに、豪華なデリバリーサービスを利用してホテルのルームサービス気分を味わうのもいいかもしれませんね。


ホテルライクなリビングの実例集


大開口×高天井がホテルライクな開放感溢れるリビング

落ち着きのあるホテルライクリビング
壁一面の大開口サッシからたっぷりと自然光が差し込み、天井まで伸びるガラス面が圧倒的な開放感をもたらすリビング。吹き抜けの高い天井と相まって空間全体に余裕のある広がりを感じられ、まるでラグジュアリーホテルのラウンジのような雰囲気を演出しています。家具やラグの配置にはシンメトリーな美しさがあり、洗練されたホテルライクな空間に仕上がっています。


ホテルライクなリビングを印象づけるハイセンスなデザイン

静けさの中に美意識が宿るホテルライクリビング
テレビ背面のリブ材と間接照明が織りなす陰影が幻想的なラグジュアリーなリビング。浮遊感漂うテレビとボード、それを浮き立たせるような光の演出が、空間全体に非日常感と心地よい緊張感をもたらしています。グレーを基調にした落ち着きのある配色と無駄のない造作収納、ゆったりとしたソファの配置が、ホテルのラウンジのような洗練された居心地を実現しています。


ホテルライクな上質リビングの洗練されたインテリア

やわらかな光と風が包むホテルライクリビング
広がりのある大空間リビングは、グレートーンをベースにモダンなダイニングチェアや照明、ソファなど、色・素材を吟味した統一感のあるコーディネートが魅力です。光と風の通り道から、床や家具の質感にいたるまでの細部にわたるこだわりが、空間全体を格上げし、身も心も落ち着く上質な空間に仕上がっています。


生活感を抑えたホテルライクで明るいリビング

明るく広々としたホテルライクリビング
吹き抜けや大開口の窓から降り注ぐ光を最大限に体感できる、明るく開放的なリビング。シックなカラーパレットで統一され、まさにラグジュアリーホテルのスイートルームのような上品な空間となっています。生活感を感じさせない工夫を随所に施すとともに素材使いにもこだわり、非日常的な寛ぎの時間を自宅で味わえる、理想的なホテルライクリビングといえるでしょう。


まとめ

今回は、ホテルライクなリビングのつくり方をご紹介しました。生活感を感じさせない、まるでホテルのような空間を演出するためのポイントを掴んでいただけたのではないでしょうか。実際に取り入れる際は、照明の色味や配置、部屋を広く見せる工夫、すっきりとした暮らしを保つためのアイデアなど、さまざまな方法を試してみてください。きっと、自分らしいホテルライクなリビングが実現できるはずです。

ホテルライクリビング 施工例

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