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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

吹き抜け窓の選び方のポイントおしゃれで、寒さ・暑さ対策もバッチリ

更新日:2024.6.7.14 作成日:2024.6.14
吹き抜け窓
吹き抜けは上下階の隔たりがないため、縦に広がりのある伸びやかな空間を実現できます。その吹き抜けに窓をつけるとどうなるでしょうか。開放感や明るさといったメリットの反面、強すぎる日差しなどのデメリットも生じる可能性があります。今回は、これらのメリット・デメリットを踏まえた家づくりのポイントを紹介していきます。


吹き抜け窓とは


吹き抜けの窓から光の入る明るいLDK
吹き抜け窓とは、その言葉の通り、吹き抜けに設置する窓のことです。手の届かない位置に設置するため、開閉できない「FIX窓(はめ殺し窓)」を選ぶ人が多いようです。吹き抜けに窓を取り付けることによって、採光、換気、温度調節などの面で快適さが変わってきます。


吹き抜け窓のメリット

吹き抜けに窓を設置することには、以下のようなメリットがあります。皆さんのライフスタイルに合うかどうかを考えながら見てみてください。

採光しやすい

吹抜けと窓のあるリビングダイニング
吹き抜けを作ると、2層分または3層分に当たるほど天井が高くなります。このような高い位置に窓を設置するため、日光を室内にたっぷりと取り入れることができます。住宅密集地であったとしても、窓の位置が高いため、隣接する建物に邪魔されずに採光できます。


開放感がある

光と緑と空を愉しむ吹き抜けと高窓の大空間LDK
吹き抜けを作るだけでも開放感が生まれますが、そこに窓があれば空間をより広く見せることができます。低い位置に窓があると、隣家や道路などが映り込み、雑然とした視界になってしまうことも。高い位置の窓から空が見えると、空間がより広くのびのびとした印象になるでしょう。


部屋のアクセントになる

吹き抜けと窓・スキップフロアのあるLDK
吹き抜けに窓をつけることは、空間のアクセントにもなります。吹き抜けという広い空間の壁がシンプルだと、少し寂しい印象になりますが、窓の形や大きさなどのデザインにこだわれば、壁面を彩るオブジェとして楽しめます。窓によって切り取られた外の景色は、まるで絵画のようにも見えます。


吹き抜け窓のデメリット&対策

吹き抜けに窓を設けることで、人によっては気になってしまうデメリットも発生します。対策も併せてご紹介しますので、これを踏まえて検討してみてくださいね。

冷暖房の効きが悪い

吹き抜けの窓から光の入るモノトーンリビング
吹き抜けを作ると空間が大きくなるので、冷暖房効率が下がります。そこに窓を設置すると、外気の影響をダイレクトに受けることになるため、冷暖房効率はさらに下がる可能性があります。対策としては、断熱性能の高いペアガラスや真空ガラス、熱交換率の低いFIX窓を採用すると良いでしょう。シーリングファンを設置して空気を循環させるという手もあります。


日差しが眩しい

吹き抜け窓から家じゅうに光が届く
吹き抜け窓は高い位置に設置されるので、太陽の光を存分に取り込むことができるというメリットがありますが、真夏の太陽や、西日がダイレクトに入ることで、まぶしさや暑さを感じることもあるかもしれません。窓の向きは、敷地の方角や建物の配置などをよく考えてから決めましょう。昼間の時間帯の日差しをしのぐために、ロールスクリーンカーテンなどを取り付けるのも効果的です。


外からの視線が気になる

大空間・大開口の吹抜け窓のあるリビング
採光や開放感を意識して大きな窓を作ったら、外から丸見えになってしまった! このような事態になっては元も子もありません。窓の高さ、大きさ、形をしっかり計画して、プライバシーを守りましょう。また、視線を遮るすりガラスやかすみガラスなどを採用するという方法もあります。


吹き抜け窓のおしゃれなデザイン実例集



窓の工夫でカーテンなしでも快適に

吹き抜けの窓から明るい開放感を感じるリビング
このリビングは、日没まで自然光を取り入れられる設計が特徴です。3階までの吹き抜けの天井と大きな窓が、リビング全体に明るさと開放感をもたらしています。サッシは断熱性に優れたものを採用し、季節を問わず快適な温度を保つことができます。天井から降り注ぐ光と、シンプルでモダンなインテリアが調和し、明るくリラックスできる空間が実現しています。


耐震性とデザイン性を備えた吹き抜け

耐震性とデザイン性を兼ね備えた吹き抜けと窓
耐震性とデザイン性を併せ持ったリビングです。吹き抜け上部の3つ並んだ縦長の窓が印象的です。また、広い吹き抜け空間でありながらも、高度な構造計算によって耐震等級3を確保しています。高気密・高断熱の設計により、外気からの影響を受けにくい快適な室内環境も実現しています。


柔らかな日差しと木の温もりの家

吹き抜け窓とリビング階段を合わせたLDK
天井まで続く大きな吹き抜け窓から柔らかな日差しが降り注ぎ、リビング・ダイニングの温かみのある木の質感と調和しています。2階からは、この吹き抜け窓を通して庭の植木を楽しむことができます。1階は、縁側と庭園に面して窓を設けています。様々な角度から四季折々の景色を楽しめる魅力的な住まいです。


まとめ

今回は、吹き抜け窓について詳しくご紹介しました。窓をつけることで、開放的な吹き抜けのリビングをより快適で心地よい空間にすることができます。また注意点もいくつかありましたので、吹き抜けに窓を設ける際は、対策も含めて考えるようにしましょう。

吹き抜けの窓 施工例

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