2017
7
Apr

家のデザインについて、 理想の家づくりのためのコラム

【別荘を検討の方必見】注意したい7点を抑えて素敵な別荘ライフを実現

別荘は、憧れの「週末暮らし」「リタイヤ後の生活」を実現してくれる格別な家です。ご家族で自然の中で過ごす、アウトドア感覚でゆったりとした時間を持つ、隣家への迷惑を考えずにバーベキューができる…どれも魅力的です。

そのような暮らしを手に入れるためには、別荘について事前に知識を得ていなければなりません。時として土地探しの問題が大きく立ちはだかることがあるからです。

別荘について、土地探しについて、知っておきたいことをいくつかご説明いたします。

1.別荘を持つことのメリット・デメリットには何がある?

別荘について熟考したいことがあります。「常に生活する場所ではない」という点です。別荘を持つことは、私たちの暮らしにどう影響を及ぼすのでしょうか。

1-1.【メリット】いつでも気軽に行ける

毎週末であっても、ウィークデーに取得できた休みの日でも、思い立ったときにすぐに出かけられるのが別荘です。人気のホテルや旅館は、週末や大型連休に予約を入れられないことも少なくありませんが、その点別荘は自由です。

1-2.【メリット】自分好みのつくり方ができる

別荘について思い描くのは、「自分仕様の非日常空間」ではないでしょうか。眺望や周囲の環境など、こだわりを詰め込んだ別荘で過ごす時間は素敵なものです。その点、ホテルや旅館、レンタル別荘は自分の思い通りではありませんし、炊事洗濯が出来ない、しづらいので、長期滞在には向いていません。

1-3.【メリット】リタイヤ後の「スローライフ」も実現可能

都市部で忙しく働いてきた方にとって、リタイヤ後は悠々自適に家庭菜園やガーデニングを楽しみながら暮らしたいという夢があるかもしれません。別荘についていえば、その点で足がかりになってくれます。週末に通ううちにその場所での暮らしにも慣れていけますので、退職後の生活もイメージしやすいはずです。

1-4.【デメリット】家と別荘、両方の支払いが必要

既に住宅を取得してローンを支払い中、という方は、その支払いに加えて別荘にかかる費用をダブルで支払う必要があります。別荘は常に住む場所ではありませんので、住宅ローン減税も利用できません。また、住宅・別荘の両方で固定資産税などの税金を支払う必要も出てきます。

 

2.土地探しの段階で陥りやすいトラブル6

先にも少し触れたように、別荘について知っておきたいことのトップに土地の問題があります。特に気をつけたいポイントは以下のとおりです。

2-1.土地の地目に注意

土地には、エリアごとによって地目(使用目的)が定められています。避けたいのは、農地と市街化調整区域です。これらの地目には家を建てることがとても難しいのです。気に入った土地と巡り会ったとき、不動産業者に必ず確認してください。

特に農地は、「農地法」によって地目の変更がとても困難です。「農地転用」という手続きを踏まなければならないのですが、地元の農業委員会に届けを出したり、土地の広さによっては都道府県知事や農林水産大臣の許可を取る必要もあり、時間がかかってしまいます。

2-2.隣の土地との境界が曖昧ではないか

市街地のようにきっちりと地籍調査(土地の所有者・地番・地目・境界を確認し測量する調査)が進んでいないエリアでは、隣地との境界が曖昧であることも多々あります。また、隣の家と共用となっている私道が本来はどちらの土地なのかが明確になっていないこともあります。

別荘は、田舎が選ばれる事が多いので、土地の境界の問題が起こる可能性が高いものです。その土地を売りに出している販売業者に確認する、必要に応じて土地家屋調査士などに依頼をして境界を確定することも重要です。

後々トラブルを起こさないため、土地の境界は費用を払ってでも明確にしておかなければなりません。

2-3.上下水道は整備されているか

気に入った土地が住宅用地として造成されていない場合、上下水道が整備されていない可能性があります。このときは、既存の水道管から引き込み工事を行わなければなりません。水道管からの距離や自治体の定めによって引き込み工事費用が決まります。下水道も同じく、引き込みの費用を負担しなくてはなりません。

また、下水道そのものが整備されていないエリアであれば、合併処理浄化槽(生活排水とし尿を処理する)をその土地に埋設しなければなりませんし、定期的に専門業者に汲み取りを依頼しなければなりません。法律でも毎年最低1度は清掃をするよう義務付けられています。

2-4.接道義務をクリアしているか

安全な家を建てるために定められている建築基準法では、敷地が道路に最低でも2メートルは接していなければならないとされています。これを「接道義務」と呼び、災害時の避難経路、緊急車両通行阻害防止などの目的を果たします。しかしながら、行政が各種方面からチェックし、特に問題なし、と判断したときは接道義務を課せられることはありません。

接道義務があるかないかは、行政の判断を待たなくてはなりませんので、建築許可申請以前の段階で設計者に確認してもらいます。

2-5.飛び地ではないか

地方には、「飛び地」と呼ばれる場所がいくつも存在します。通常、連続する土地をまとめて市町村とするところ、他の県に内包されてしまった町や村のことを「飛び地」と呼びます。このような場所に土地を購入すると、細かな行政サービスが受けられないことがあります。

宅地として販売されている土地そのものにも飛び地が存在することもあります。合計300坪で販売されていても、実際に家を建てられそうなのは200坪、残りの100坪は地続きでない離れた場所にある、というケースです。このように飛び地をまとめて販売しているとき、思ったような家が建てられないことも考えられます。このような土地は得てして安く価格提示がされていることから、つい飛びつきたくなってしまいますが、一呼吸おいて不動産業者に確認する必要があります。

どちらの「飛び地」であっても、別荘での生活に影響が及んでしまいますので、土地選びの際には慎重を期さなければなりません。

2-6.傾斜地か、平坦地か

別荘は、日常を離れてまたは、リタイヤ後に暮らしたい方が希望するもうひとつの家です。その点から眺めのよい傾斜地等も候補に上がりますが、基礎工事に費用がかかってしまいます。

一方、平坦な土地は傾斜地ほど基礎工事に費用はかかりません。しかしながら当初近所に家屋が建っていなくても、後に他の別荘が建つ可能性が高いものです。「建てた当初とは眺めが変わってしまった」という結果となってしまうこともあります。

いずれにせよ、後々のことを考えて土地選びをし、プライバシーの問題を見越したプランで別荘を建てる必要があります。

 

3.エリアに適した建て方・メンテナンス法

別荘を建てる際に、好まれるのは「雪が降る場所」、「海を眺められる場所」、「山地」等です。それぞれ異なる“性質”を持っているため、建て方やメンテナンスに配慮しなければなりません。

3-1.雪が降るエリアに別荘を建てるとき

雪が別荘(家)に与える影響は案外大きいものです。雪は降り積もれば積もるほど重みを増し、家を圧迫します。雪が自然に落ちてゆくよう、勾配(角度)をつけた屋根を選択するとよいでしょう。落ちた雪が近隣の家や道路をふさいでしまわないよう、十分に計算をしておく必要もあります。

「雪下ろしに行かなければ」と思っても容易に近づけなくなることもありますので、雪深いエリアの土地選びには注意が必要です。また、水道管の凍結といったトラブルも起きがちですので、寒冷地用の設備を用いると同時に、不在時には水抜き作業をしておくことも大切です。

3-2.海のそばに別荘を建てるとき

201503111047232

潮風は塩分・水分を含んでいるので、使用する建材にも気を使わなければなりません。錆びる可能性がある鉄骨等は建材として避ける方もいらっしゃいます。
また、定期的に真水で外壁を洗うことをおすすめします。

また、海沿いは時として強風に見舞われることがあります。不在時に窓の破損などがおこらないよう、雨戸やシャッター設置は必須項目です。

3-3.山地に別荘を建てるとき

山は森林に囲まれ、そこにいるだけで森林浴を楽しむ事ができます。しかしながら、往々にしてそのような場所は湿気に悩まされることもあります。不在時にも自然に空気が出入りできる工夫が重要です。木造ならば、シロアリや木材腐朽菌が心配ですので、特に床下の換気は重要なポイントです。

自然に囲まれている以上、虫の問題も発生します。侵入ルートが発生しないように、建具の隙間を丹念に塞ぎましょう。

 

重量木骨の家のSE構法は開口が広く取れ、大空間の設計も可能

別荘には、自宅とは異なる「要求」があることでしょう。別荘暮らしに大きく影響するのは土地です。特に眺望に重きを置かれる方には傾斜地が好まれます。この場合、家だけでなく丈夫な基礎を築かなければなりません。そして、選んだエリアに適した家の建て方やメンテナンス法にも気をつけたいものです。

特に、退職後の生活拠点を別荘に移すプランをお持ちの方にとって、別荘はいずれ「家」となります。ご夫婦二人の暮らしをしっかりとイメージし、上記のポイントを抑えつつ、住み心地のよい別荘をつくってください。

【施工例紹介】SE構法だからできる事「強く、美しい家」