素敵な別荘ライフを実現する9つのコツとセカンドハウスとの違いとは?
素敵な別荘ライフを実現する9つのコツとセカンドハウスとの違いとは?のインデックス
別荘は、憧れの「週末暮らし」「リタイヤ後の生活」を実現してくれる格別な家です。ご家族で自然の中で過ごす、アウトドア感覚でゆったりとした時間を持つ、隣家への迷惑を考えずにバーベキューができる……どれも魅力的です。
そのような暮らしを手に入れるためには、別荘について事前に知識を得ていなければなりません。時として土地探しの問題が大きく立ちはだかることがあるからです。
別荘について、土地探しについて、知っておきたいことをいくつかご説明いたします。また、デュアルライフ(二拠点居住)の拠点として、最近人気の高まっているセカンドハウスについても、別荘との違いや魅力をご紹介していきます。
1.別荘を持つことのメリット・デメリットには何がある?
別荘について熟考したいことがあります。「常に生活する場所ではない」という点です。別荘を持つことは、私たちの暮らしにどう影響を及ぼすのでしょうか。
1-1.【メリット】いつでも気軽に行ける
毎週末であっても、ウィークデーに取得できた休みの日でも、思い立ったときにすぐに出かけられるのが別荘です。人気のホテルや旅館は、週末や大型連休に予約を入れられないことも少なくありませんが、その点別荘は自由です。
1-2.【メリット】自分好みのつくり方ができる
別荘について思い描くのは、「自分仕様の非日常空間」ではないでしょうか。眺望や周囲の環境など、こだわりを詰め込んだ別荘で過ごす時間は素敵なものです。その点、ホテルや旅館、レンタル別荘は自分の思い通りではありませんし、炊事洗濯が出来ない、しづらいので、長期滞在には向いていません。
1-3.【メリット】リタイヤ後の「スローライフ」も実現可能
都市部で忙しく働いてきた方にとって、リタイヤ後は悠々自適に家庭菜園やガーデニングを楽しみながら暮らしたいという夢があるかもしれません。別荘についていえば、その点で足がかりになってくれます。週末に通ううちにその場所での暮らしにも慣れていけますので、退職後の生活もイメージしやすいはずです。
1-4.【デメリット】家と別荘、両方の支払いが必要
既に住宅を取得してローンを支払い中、という方は、その支払いに加えて別荘にかかる費用をダブルで支払う必要があります。別荘は常に住む場所ではありませんので、住宅ローン減税も利用できません。また、住宅・別荘の両方で固定資産税などの税金を支払う必要も出てきます。
2.土地探しの段階で陥りやすいトラブル6
先にも少し触れたように、別荘について知っておきたいことのトップに土地の問題があります。特に気をつけたいポイントは以下のとおりです。
2-1.土地の地目に注意
土地には、エリアごとによって地目(使用目的)が定められています。避けたいのは、農地と市街化調整区域です。これらの地目には家を建てることがとても難しいのです。気に入った土地と巡り会ったとき、不動産業者に必ず確認してください。
特に農地は、「農地法」によって地目の変更がとても困難です。「農地転用」という手続きを踏まなければならないのですが、地元の農業委員会に届けを出したり、土地の広さによっては都道府県知事や農林水産大臣の許可を取る必要もあり、時間がかかってしまいます。
2-2.隣の土地との境界が曖昧ではないか
市街地のようにきっちりと地籍調査(土地の所有者・地番・地目・境界を確認し測量する調査)が進んでいないエリアでは、隣地との境界が曖昧であることも多々あります。また、隣の家と共用となっている私道が本来はどちらの土地なのかが明確になっていないこともあります。
別荘は、田舎が選ばれる事が多いので、土地の境界の問題が起こる可能性が高いものです。その土地を売りに出している販売業者に確認する、必要に応じて土地家屋調査士などに依頼をして境界を確定することも重要です。
後々トラブルを起こさないため、土地の境界は費用を払ってでも明確にしておかなければなりません。
2-3.上下水道は整備されているか
気に入った土地が住宅用地として造成されていない場合、上下水道が整備されていない可能性があります。このときは、既存の水道管から引き込み工事を行わなければなりません。水道管からの距離や自治体の定めによって引き込み工事費用が決まります。下水道も同じく、引き込みの費用を負担しなくてはなりません。
また、下水道そのものが整備されていないエリアであれば、合併処理浄化槽(生活排水とし尿を処理する)をその土地に埋設しなければなりませんし、定期的に専門業者に汲み取りを依頼しなければなりません。法律でも毎年最低1度は清掃をするよう義務付けられています。
2-4.接道義務をクリアしているか
安全な家を建てるために定められている建築基準法では、敷地が道路に最低でも2メートルは接していなければならないとされています。これを「接道義務」と呼び、災害時の避難経路、緊急車両通行阻害防止などの目的を果たします。しかしながら、行政が各種方面からチェックし、特に問題なし、と判断したときは接道義務を課せられることはありません。
接道義務があるかないかは、行政の判断を待たなくてはなりませんので、建築許可申請以前の段階で設計者に確認してもらいます。
2-5.飛び地ではないか
地方には、「飛び地」と呼ばれる場所がいくつも存在します。通常、連続する土地をまとめて市町村とするところ、他の県に内包されてしまった町や村のことを「飛び地」と呼びます。このような場所に土地を購入すると、細かな行政サービスが受けられないことがあります。
宅地として販売されている土地そのものにも飛び地が存在することもあります。合計300坪で販売されていても、実際に家を建てられそうなのは200坪、残りの100坪は地続きでない離れた場所にある、というケースです。このように飛び地をまとめて販売しているとき、思ったような家が建てられないことも考えられます。このような土地は得てして安く価格提示がされていることから、つい飛びつきたくなってしまいますが、一呼吸おいて不動産業者に確認する必要があります。
どちらの「飛び地」であっても、別荘での生活に影響が及んでしまいますので、土地選びの際には慎重を期さなければなりません。
2-6.傾斜地か、平坦地か
別荘は、日常を離れてまたは、リタイヤ後に暮らしたい方が希望するもうひとつの家です。その点から眺めのよい傾斜地等も候補に上がりますが、基礎工事に費用がかかってしまいます。
一方、平坦な土地は傾斜地ほど基礎工事に費用はかかりません。しかしながら当初近所に家屋が建っていなくても、後に他の別荘が建つ可能性が高いものです。「建てた当初とは眺めが変わってしまった」という結果となってしまうこともあります。
いずれにせよ、後々のことを考えて土地選びをし、プライバシーの問題を見越したプランで別荘を建てる必要があります。
3.エリアに適した建て方・メンテナンス法
別荘を建てる際に、好まれるのは「雪が降る場所」、「海を眺められる場所」、「山地」等です。それぞれ異なる“性質”を持っているため、建て方やメンテナンスに配慮しなければなりません。
3-1.雪が降るエリアに別荘を建てるとき
雪が別荘(家)に与える影響は案外大きいものです。雪は降り積もれば積もるほど重みを増し、家を圧迫します。雪が自然に落ちてゆくよう、勾配(角度)をつけた屋根を選択するとよいでしょう。落ちた雪が近隣の家や道路をふさいでしまわないよう、十分に計算をしておく必要もあります。
「雪下ろしに行かなければ」と思っても容易に近づけなくなることもありますので、雪深いエリアの土地選びには注意が必要です。また、水道管の凍結といったトラブルも起きがちですので、寒冷地用の設備を用いると同時に、不在時には水抜き作業をしておくことも大切です。
3-2.海のそばに別荘を建てるとき
潮風は塩分・水分を含んでいるので、使用する建材にも気を使わなければなりません。錆びる可能性がある鉄骨等は建材として避ける方もいらっしゃいます。
また、定期的に真水で外壁を洗うことをおすすめします。
また、海沿いは時として強風に見舞われることがあります。不在時に窓の破損などがおこらないよう、雨戸やシャッター設置は必須項目です。
3-3.山地に別荘を建てるとき
山は森林に囲まれ、そこにいるだけで森林浴を楽しむ事ができます。しかしながら、往々にしてそのような場所は湿気に悩まされることもあります。不在時にも自然に空気が出入りできる工夫が重要です。木造ならば、シロアリや木材腐朽菌が心配ですので、特に床下の換気は重要なポイントです。
自然に囲まれている以上、虫の問題も発生します。侵入ルートが発生しないように、建具の隙間を丹念に塞ぎましょう。
4.東京から行きやすいおすすめの別荘地は?
東京から行きやすい、おすすめの別荘地について見てみましょう。まずは軽井沢ですが、歴史ある高原別荘地であり、異国情緒と高級感が特徴です。また、エリアにより楽しみ方のバリエーションがあります。次に伊豆は、自然豊かな伊豆半島中央部に位置し、温暖な気候で自然と共にアクティブな遊びが楽しめます。
そして熱海は、駿河湾に面した温泉別荘地です。その土地の形状から、絶景とマリンスポーツが人気で、交通アクセスも便利です。また那須においては、自然の美しさを堪能できる那須連山が有名です。標高が高く、涼しい別荘地と言えます。蓼科も高原別荘地であり、3つに分かれたエリア内では、四季折々の美しい景観と温泉を楽しめます。最後に箱根は東京からは一番近く、大自然、温泉、観光と全て揃った別荘地とも言えます。
5.今注目のセカンドハウスとは? 別荘とはどう違うの?
セカンドハウスとは読んで字のごとく2つ目の家という意味なので別荘も同じ意味のように思えますが、どこが違うのでしょうか。一つは立地条件です。別荘は避暑地であったり避寒地であったり、自宅から遠い、環境の良いリゾート地に建てる場合が多いです。それに対して、自宅の近くや、自宅よりも職場に近い都心であったり、また、最近では本業以外に副業を持つ方も増えているので、副業に便利な場所にもう一つ持つ家等も含めて、利便性の高い場所に建てる住宅がセカンドハウスの定義となっています。
さらに、生活拠点を2か所に置くというデュアルライフと呼ばれる生活の仕方をご存知でしょうか。平日は仕事や通学に便利な場所に住み、週末に短時間で移動できる環境の良い場所に家を持ち、家族でリフレッシュするというような生活スタイルです。そのデュアルライフを送る為に建てる家もセカンドハウスと言えるでしょう。
6.セカンドハウスには税制上の軽減措置も
セカンドハウスと別荘の違いについては、立地条件がまずその定義の一つであることはお伝えしましたが、もうひとつ、税制上の定義の違いもあります。この定義によっては支払う税金が変わってくるので大事なポイントです。まずは、税制上の別荘の定義は、「日常生活の為ではなく、保養の為の住宅」という事です。
これに対してセカンドハウスの税制上の定義は「毎月1日以上、日常生活のために使っている住宅」と言うものです。自分の2つ目の自宅がセカンドハウスと認められれば、固定資産税や都市計画税、不動産取得税の軽減措置の対象となり、税制上のメリットが受けられます。ただし、認められるためには様々な条件をクリアしなければならないので、建設地の都道府県の税務事務所に確認する必要があります。
7.別荘やセカンドハウスはこんな人におすすめ
別荘やセカンドハウスを所有することに憧れているけれど、自分のライフスタイルが、別荘を持つことに適しているのか疑問を持たれている方もいるでしょう。そんな方は、次にご紹介する条件に当てはまるかどうか、見てみましょう。
7-1.週末は自然に囲まれて過ごしたい
別荘を持ちたいと思われる方の中には、平日は都心で忙しく働いているので、週末はのんびりしたいとお考えの方が多いのではないでしょうか。別荘地というのは、大体が自然に囲まれた場所にありますので、別荘を持つことで、休暇を自然に囲まれた環境で過ごすことができます。
都市の喧騒を離れ、新鮮な空気や美しい景色に癒されながら、自然との一体感を味わうことができます。場所を決める際は、周囲の自然環境と、生活のしやすさのバランスを考えることが重要と言えるでしょう。
7-2.旅行気分を手軽に味わいたい
例えば、急にまとまった休みが取れることになったから、旅行に行きたいと思っても、チケットをとったりホテルを予約するのは、手間がかかる作業です。そんな時でも、もし別荘を持っていれば、手軽にアクセスできる場所にあり、宿泊施設の予約をする必要がありません。
また自家用車があれば、夜中でも思い立ったらすぐに出発して、短い期間でも旅行気分を味わえます。少し変わった環境でリラックスし、日常生活から離れて特別なひとときを楽しむことができるでしょう。
7-3.リモートワークが多く、気分転換をしたい
リモートワークが一般的になる中、一日中家に居て運動不足や鬱気味になる方も増えてきているようです。その為、自宅に居続けないように、敢えてカフェやコワーキングスペースで作業するという方もいます。そんな時に別荘があれば、自分が気に入った場所で、リラックスしながら作業が出来ますね。
作業の合間に眺める景色も大自然となれば、仕事とリラックスを組み合わることができる、理想的な場所と言えるのではないでしょうか。
8.別荘に取り入れたい間取りのポイント
毎日の生活のための住宅ではなく、別荘ならでは間取りというものがあります。ここでは、実際に別荘を作るとなったら取り入れたい、間取りのポイントについて見てみましょう。これらのポイントによって別荘ライフがより充実したものになるはずです。
8-1.大開口
大自然の中に建つ別荘では、美しい自然を家に居ながらにして感じたいと思うのが一般的でしょう。大開口があることで、室内に光を取り込みやすく、自然の中で、季節の変化や1日の中の時間毎の違いなどを感じられるようになります。
そして、窓からの景色を眺める際も、大開口があることで、まるで屋外にいるかのように雄大な眺めを楽しむことができます。別荘地ならではの山や海、森林などの景色を堪能しましょう。さらに、大開口を開放することで、自然の心地よい風を感じることもできます。
8-2.吹き抜け
吹抜けがあることの一番のメリットは、大空間が出来るという事です。これにより、別荘地周辺の大らかな大自然を、よりダイナミックに感じることができるでしょう。
また、家の上下階につながりが生まれることで、家全体の一体感がうまれ、家族のつながりを感じやすくなります。普段は、それぞれの生活リズムがあり長時間一緒にいることが難しいですが、吹抜けがある事によって、家族間のコミュニケーションが活発になるという事も期待できます。
8-3.ウッドデッキ
ウッドデッキは木製なので、周辺の自然との調和が生まれるという事が言えます。リビングとのつながりを持たせることで、室内空間の広がりも生まれます。そして、自然を感じることのできる屋外に、リラックススペースを作り出せるのもウッドデッキの魅力です。
アウトドアリビングとして使うことで、景色を楽しみながら家族で食事をとれますし、ハンモックなどを用意して、自然の中で読書を楽しむという事も可能です。また屋外なので、煙などを気にせずにバーベキューを堪能できます。
8-4.薪ストーブ・暖炉
薪ストーブや暖炉を別荘に取り入れることで、暖かく居心地の良い、快適な空間を作ることができます。炎のゆらぎを見て、薪の燃える音を聞き、落ち着いてリラックスできる雰囲気を生み出せます。
そして、家族で薪割りを楽しむこともできるでしょう。薪を自分で用意することで、ガスや電気を使っての暖房に頼らず、エコノミーでエコロジーな生活が出来ます。またデザイン的にも、自然素材を使う事の多い暖炉や薪ストーブは、別荘の周囲の自然ともマッチします。
9.別荘やセカンドハウスで理想の空間を実現した8つの実例紹介
9-1.借景を自宅に取り込む
毎日を忙しく暮らしていると、家からの眺めを楽しむ余裕を感じられないこともあるかもしれません。そんな方におすすめなのはセカンドハウスでは思い切り立地にこだわり、自宅リビングからの眺めが楽しめるようなプラン。こちらは、公園がすぐ隣にあり、緑が豊かな立地になります。その公園の風景を借景として自宅リビングからの眺めに取り入れることからプランニングが始まったということで、この写真のような眺めが実現しています。
週末にのんびりとソファーでコーヒーなどを飲みながらこの景色を眺めれば、リフレッシュしてまた翌週も頑張ろうという気持ちになれそうです。
9-2.セカンドハウスでは生活感を消してクールに暮らす
主拠点となる自宅では、どうしても生活の為の雑多な物が必要になります。キレイに片づけたつもりでもいつの間にか部屋が散らかっていた、なんて経験ありませんか? そこで提案です。副拠点となるセカンドハウスでは思い切り生活感を消して、クールに生活してみるのはどうでしょうか。
必要最低限の物だけを持ち込み、スッキリと暮らせるようにシンプルなデザインのものを選びます。そうすれば、片付けも必要ありませんし、お掃除も楽です。そして見た目にもカッコよく、クールに過ごすことが出来れば、気分も落ち着くことが出来るでしょう。
9-3.子供が思い切り遊べるセカンドハウス
両親ともに共働きだと、どうしても平日は夕方から戦争状態ではないでしょうか。宿題をさせてご飯を食べさせてお風呂に入れ終わったら、もう寝る時間、という感じです。子供と遊ぶ時間はほとんどないでしょう。そんな方がセカンドハウスを持つなら、価格の安い立地を探し、子供の為に、たっぷりと遊べるスペースを作ってはどうでしょうか。
大人も子供と一緒になって思い切り体を動かせば、普段のストレスフルな生活とは180度違った心地よい体の疲れで、頭はスッキリしてまた元気に働けるのではないでしょうか。
9-4.セカンドハウスで憧れのカフェオーナーに
最近は副業を持つ人も増えていますし、仕事をしながら週末に好きな事で稼ぐという人もいらっしゃいますよね。セカンドハウスを持てば、平日は会社員として働き、週末だけカフェオーナーになるという選択肢もあります。拠点を持っていれば、本業を引退した後もセカンドハウスで引き続き仕事が続けられますし、週末だけでもお客さんが既についていれば、脱サラ後にいきなり商売を始めるというパターンよりもリスクが少なそうです。
9-5.リゾートホテルのような贅沢な中庭
中庭をデザインすることで、リゾートホテルのような雰囲気を作り出すこともできます。中庭を、ウッドデッキエリア、芝生エリア、水盤エリアと分けることで、それぞれのエリアごとに違った楽しみを味わえます。
ウッドデッキには、テーブルとチェアを設置して食事やカフェを楽しみ、芝生エリアでは、子供たちが走り回ることが出来るでしょう。水盤エリアでは、夏は見た目の涼しさや水に反射する太陽の様子などを楽しむことができます。
9-6.大開口から光の入るプールに面したLDK
こちらの事例は、LDKの大開口を通して、左側には大きな山の緑、前方にはプールを眺めることができるという、全方位的に眺望の良い空間です。テラスにもアウトドアファニチャーのソファが設置されて、プールで泳いだ後にゆったりくつろぐこともできます。
リビングは玄関からダイレクトにアクセスできる、吹抜けを持つ大空間です。薪ストーブが設置されているので、これだけの大空間であっても空間全体を暖めることができます。
9-7.緑に囲まれた癒しのリビング
3面全てに大開口があるLDKでは、まるで森と一体化しているような錯覚すら覚えるほどの開放感を味わえます。実はリビングだけではなく、洗面スペースやベッドルームにも大開口が設置されているので、この別荘にいると、まさに森に住んでいるという感覚を実感出来るでしょう。
また敷地の高低差を利用して、高基礎となった部分には、ワインを貯蔵する空間まで設けています。別荘を作るなら、これだけ思い切った計画の方が、別荘ライフを楽しめるという良い一例ですね。
9-8.別荘のようなくつろぎ感のあるリビング
こちらは、大開口と大空間のリビングに設置されたアウトドアリビングを、空間デザインの目玉としたというLDK。花火と富士山が、家に居ながらにして見えるという立地を生かした設計と言えます。アウトドアリビングにも設置されたソファから外を眺めることで、自然との一体感をより味わえるでしょう。L字型になったLDKは、キッチンも大開口に面しており、調理や片付けをしながらでも、眺めを楽しむことが出来ます。
まとめ
別荘には、自宅とは異なる「要求」があることでしょう。別荘暮らしに大きく影響するのは土地です。特に眺望に重きを置かれる方には傾斜地が好まれます。この場合、家だけでなく丈夫な基礎を築かなければなりません。そして、選んだエリアに適した家の建て方やメンテナンス法にも気をつけたいものです。
週末にのんびり過ごすための郊外の住宅と、平日に職場近くの住まいを持ち、2拠点での生活を送ることのメリットは決して少なくありません。それがもし、セカンドハウスとして認められれば、多少のコストカットにつながる場合もあります。
豊かな生活を送るための「別荘やセカンドハウスを持つ」という選択、検討してみてはいかがでしょうか。