S HOUSE　MLWELCOME Vol.06掲載

LDKの一角に炎の揺らぎが美しく温かな薪ストーブが設けられたS様のお住まい。会社に勤めて以来、日本各地を転々とすることの多かった故にかねてから「拠点」が欲しいと強く願い、上のお子様が中学に入学したのを機にこの千葉の地に新居を構えられました。 「いつか新築する」と心構えて、日本各地の社宅や集合住宅に住みながら気づいたことをメモしていたそう。念願の我が家には、自分たちのライフスタイルに必要な機能や収納がぎゅっと凝縮されています。 阪神・淡路大震災を経験したS様にとって、何よりも大切にしたかったのは家族を守ってくれる耐震性。当初木造は避けようとお考えでしたが、TIMBERYARDのインテリアショップがお好きだった奥様の誘いでお越しいただいたのをきっかけに、重量木骨の家に引き込まれたそうです。耐震性といった性能に加えて、長年の生活で培われた自分たちのライフスタイルに合うデザイン性や心地のよさを兼ね備えた住まいが完成しました。

「どの棚に何をどう置くか」など打合せを重ねて完成した、機能的で無駄のないキッチン。ルイスポールセンの北欧の名作照明「PH5」がアクセントに。電球が目に入らないグレアフリーの柔らかい明りがダイニングに広がります。

「どの棚に何をどう置くか」など打合せを重ねて完成した、機能的で無駄のないキッチン。ルイスポールセンの北欧の名作照明「PH5」がアクセントに。電球が目に入らないグレアフリーの柔らかい明りがダイニングに広がります。

お皿の枚数やいつも使う調味料など、打合せを重ねて緻密に計算された造作棚とキッチン。こういった細かい所も、ライフスタイルに合わせて調整していけるのが注文住宅の魅力です。キッチンの裏にはパントリーも設けて、まとめ買い時の買い置きもたっぷり収納することができます。家具を造作にしたことで、地震の際にも倒壊の心配なく安全なキッチンです。

洗面所はタイルをあしらい清潔感を強調。オーク材で収納を造作し、高窓を設けて自然光をたっぷりと取り込みました。

書斎のデスクや書棚も造作。北欧デザインの巨匠ハンス・J・ウェグナーのチェアを合わせました。こちらもハイサイドライトから目に優しい光が届けられます。

ウォークインクローゼットを設けたゆったりとした寝室。照明や雑貨まで、暮らしを彩るアイテムも丁寧にセレクトされています。吹き抜けにリンクする小窓を設けて、程よく空間のつながりが感じられます。

寝室にはリビングの吹抜に繋がる小窓があり、LDK全体を見下ろすことができます。白い木枠と型板ガラス、アンティークな取っ手がレトロな雰囲気でとても可愛らしいです。寝室に置かれた棚は、TIMBER YRADで取り扱っているPHランプやMOEBEのミラーなど、一つ一つ丁寧にセレクトされたアイテムでコーディネートされています。

白い外壁に木々や草花の彩りが映えるS様邸。道に面している壁には大開口の窓を高い位置に設定することで外部との視線がずれ、室内では暖かい陽の光を感じながらくつろぐことができます。

LDK空間と繋がっているテラスには軽くて機能的なラフマのチェアを。コンパクトなデッキテラスはちょっとしたくつろぎ空間にもなります。