連続して配置した小さくシンプルな照明に照らされた暗すぎず明るすぎない店内へのアプローチはお店への高揚感と期待感を湧き立たせます。入口は大きなガラス戸とすることで、店内の様子を見やすく、敷居の高さを緩和させています。
南側が幹線道路に接する三角形の変形敷地での新築。明るく親しみやすい店舗にしたいとのご要望でした。
南側道路の車通りが多いため、道路と客席との緩衝地帯としてアプローチを東西方向に長くとり、客席に落ち着きを与えています。
アプローチには開口と木製ルーバーを組み合わせ、道路から店内の様子を垣間見ることができます。道行く人がつい中を覗きたくなるデザインです。通路幅を広めにとることで、適度に囲まれながらも視線は抜ける、心地よい空間となっています。
客席はカウンター、テーブル、座敷の3種類。白色と木の質感を基調とした清潔感ある内装とし、それぞれの居場所ごとに、広さと天井高さを変化させています。客席をつなぐホールの天井高さは2,000mmと2,650mmとを使い分け、お店全体に広がりと奥行きを与えています。
人が集まって美味しい食事とお酒を楽しむ時間を、シンプルな色使いとデザインで包み込んだお鮨屋さんです。