家族の過ごすリビングから、躙り口を通ってつながる畳敷きの書斎。
3帖という床面積と、低めに設定された天井高で、籠り感のある落ち着いた空間に仕上がりました。
正面の窓からは、庭で遊ぶお子様や愛犬の様子を眺めることもできます。
床を小上がりとし、床下部を収納庫としました。
3年間という長期にわたり悩まれた結果たどり着いたのは、北側に田んぼ、東側にはスモモ畑、
西側は空き地というとても恵まれた敷地に建てるガレージ付き、中庭有りの、薪ストーブ付きの愛犬と共に暮らす『平屋』でした。接道条件が北側であり、ガレージへのアクセスなどを考慮することに加え、建物南側には愛犬のための広いドッグランがご要望としてあり、ご主人さんからは、愛車のためのガレージ、奥様からは薪ストーブが欲しいとのご要望が加えられました。
これらを全て叶えるべく間取りは、中庭を中心に陽の光を上手く取り込む『平屋』というカタチで実現いたしました。
建物をガレージ部分の片流れ屋根と住居部分の緩勾配の切妻屋根を分けつつも中庭を設けて繋がりを持たせた間取りとしました。
住居部分は、広くて薪ストーブがあるLDKを中心に水廻り、書斎、各居室へとアクセスが可能となっています。そしてリビングからは、SE構法のメリットでもある大開口を活かして南側一面を開口として、薪ストーブを眺めながら広い庭で走りまわる愛犬が見える間取りとしました。リビングに隣接した書斎からも同じく庭が一望可能となっています。