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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

玄関ポーチとは?役割や押さえておきたい設計ポイントもご紹介!

更新日:2025.1.23 作成日:2025.1.23
玄関ポーチ
玄関は家の「顔」とも呼ばれる部分です。外観デザインを考える上でも、玄関周りをどのように作り込むかによってその印象が変わってきます。今回は、玄関周り、特に玄関ポーチについて、詳しくご紹介します。玄関ポーチの役割から、あると便利な設備、またデザインと実用性のバランスなども合わせて見ていきましょう。


玄関ポーチとは? 玄関アプローチとの違いはなに?


和風テイストの玄関ポーチ
玄関ポーチとは、玄関ドアの前に設けたスペースのことを指します。住宅の建築面積に含まれる部分であり、屋根や庇がかかっていることが多いので、雨などに濡れずスムーズな出入りが可能になります。一方の玄関アプローチは、敷地入口から玄関までの通路のこと。建築面積には含まれず外構工事の範疇とされていますが、玄関ポーチと合わせて外観を印象づけるエリアになるので、家づくりの際は繋がりをもって設計するとよいでしょう。


玄関ポーチの特徴


スムーズに出入りできる

アウトドアリビングのある家の玄関ポーチ
玄関前にスペースがあると、荷物やベビーカーなども置きやすく、両手がふさがっている場合でも出入りがしやすくなります。屋根や庇が付いていれば、雨や雪の日でも濡れる心配がなく、余裕をもって傘の開閉もできるでしょう。また、段差のないバリアフリー設計と組み合わせることで、車いすでの出入りなどもスムーズになり、日々の暮らしをさらに快適にしてくれます。


雨や日差しを防いで設備の劣化を防ぐ

大きな庇がかかる玄関ポーチ
屋根や庇のある玄関ポーチの場合、雨や直射日光を防ぐ役割を果たし、建具や塗装の劣化、色あせやひび割れを抑えてくれます。美しい状態を長く保つことができるので、メンテナンスの手間やコストも抑えられるでしょう。雨などが吹き込まず日よけにもなるため、玄関内の湿気や温度上昇をコントロールする働きも。家や快適な暮らしを守るためにも重要な役割といえます。


外観デザインをグレードアップ

木の温かみを感じる玄関ポーチ
玄関ポーチはその家を印象づける重要な部分です。建物のデザインに合わせた素材を選ぶと全体の統一感が生まれ、洗練された印象を与えます。タイルや石材、植栽や照明を取り入れると、高級感のある玄関が実現します。玄関ポーチの部分のみを外壁とは異なる色にして、アクセントとするのも良いでしょう。工夫次第で外観デザインをよりおしゃれな印象に格上げし、住まいの魅力を引き立たせます。


玄関ポーチを考える際に大切にしたいポイント


十分なスペースを確保しよう

玄関ドアとゆったりした玄関ポーチ
玄関ポーチは、出入りのしやすさや利便性を考慮して、十分なスペースを確保することが重要です。時には宅配便の対応や家族での外出など、複数人が行き交う場面も多くあるでしょう。狭いスペースでは身動きが取れなくなってしまうので、2~3人がいられる程度の余裕を持つことをおすすめします。また、ベビーカーや車いすの利用が想定される場合は、段差をなくしたバリアフリー設計やスロープの設置など、動線やレイアウトにも配慮することが大切です。


床材(タイル)は滑りにくいものを

モノトーンの外壁に木の色合いが引き立つ玄関ポーチ
玄関ポーチの床材には、デザイン性だけでなく安全性も重視した素材選びが必要です。特に雨の日などは、タイルが濡れると滑りやすくなり危険なため、凹凸やザラつきなどの滑りにくい加工が施されたタイルを採用するのもおすすめです。また、外観デザインと調和させつつも、汚れが目立ちにくく掃除しやすい素材や色のものを選ぶと、より快適に過ごせます。防滑性能の高いタイルを選び、安心して使用できる安全な玄関ポーチを作りましょう。


照明でデザイン性・防犯性アップ

完全分離型の二世帯住宅の玄関ポーチ
玄関ポーチでは照明も大事な要素のひとつ。デザインや明かりの色、照らし方にこだわると、夜でも目を惹くおしゃれな空間に仕上げることができます。また、人感センサー付きライトであれば、近づくと自動で明かりがつくので、夜間でも暗くて困るということがありません。不審者などの存在にも気付きやすくなり、侵入や窃盗の牽制にもなるでしょう。


玄関ドアの種類は暮らしに合わせて

木と緑で温かみのある玄関ポーチ
玄関ドアにも様々な種類が存在するので、家族構成やライフスタイルに合わせて、様式や機能を選びましょう。玄関で靴を着脱する日本の暮らしに合った「外開き」や、スペースを広く取れてバリアフリーにも適した「引き戸」。断熱性能の高いドアは快適な室内環境を保つのに役立ち、ピッキング防止機能やオートロック機能を備えたドアも防犯上安心です。


階段・手すりは安全性を考えて

モダンな印象の玄関ポーチ
玄関ポーチに階段を設ける場合は、安全性に配慮した設計が重要です。段差は無理なく上れる高さにし、足元が安定するように計画しましょう。手すりを設置することで、小さなお子さまや高齢の方の転倒防止にもつながり、安心して上り下りができます。手すりにスロープも合わせて設置すると、より優しい造りの玄関ポーチになるでしょう。


宅配ボックスや目隠しも活用しよう

プライベートな空間を意識した玄関ポーチ
玄関ポーチに宅配ボックスを設置すると、不在時でも荷物の受け取りが可能となるだけでなく、非対面での対応もできるので防犯の観点からも安全性が高まります。また、外からの視線が気になる場合には、目隠しフェンスや植栽を活用すると、デザイン性を保ちながらプライバシーを確保することができます。


まとめ

今回は、玄関ポーチについて詳しくご紹介しました。玄関ポーチは、住宅の外観イメージを決定づける重要なポイントです。また、スムーズな出入りのための重要なスペースであるだけでなく、室内の快適性や防犯性を高める役割も果たします。これらの機能とデザイン性をバランスよく取り入れて、理想の家づくりに役立ててください。

玄関ポーチ 施工例

折り上げ天井でおしゃれな空間に

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