おしゃれなウッドデッキをインテリア感覚でアレンジ。魅せるウッドデッキ20選。

おしゃれなウッドデッキをインテリア感覚でアレンジ。魅せるウッドデッキ20選。のインデックス
おしゃれなウッドデッキがあると、豊かな暮らしが叶います。今回はそんな、人が集まるおしゃれなウッドデッキライフをご紹介しましょう。リビングのフローリングと同じ、「ウッド」素材で「デッキ」を作れば、庭も含めた空間を一体のものとして感じることが出来るでしょう。ウッドデッキを取り入れる際のポイントを押さえておけば、好きなガーデンスタイルやこだわりのDIYで作ることも可能です。どんなものが人気なのか、実例を通して自然と見えてくるはず。
おしゃれなウッドデッキを作るポイント
ウッドデッキをおしゃれに作るにはいくつかポイントがあります。今回は3つのポイントをご紹介しますので、これらのポイントに気を付けながらウッドデッキを作れば、おしゃれウッドデッキが出来るでしょう。
木材の色調を揃える
ウッドデッキはリビングと一続きに作ることが多いと思いますが、ここで1つ目のポイントがあります。それは、リビングのフローリングの色調を揃えること。それだけでリビングとの一体感が増して空間全体が広く見えます。外部空間で使用するので、もちろん防水性や耐久性などの性能が違うため、室内側のフローリングと全く同素材という訳にはいかないですが、色味を合わせるだけで一体感を演出できます。また、色を決める際には実際にサンプルを取り寄せてよく見比べることが重要です。
目隠しにもなる庭木でおしゃれに
ウッドデッキは開放感を楽しめる場所ですが、オープンな分だけ、同時に人の目も気になるという心配な点もあります。そういった場合には目隠しを施工することが多いのですが、通常の目隠しと併用して、庭木を活用するという方法もあります。そうすれば、ウッドデッキと庭のつながりも自然になり、より空間の広がりを感じるのではないでしょうか。目隠しが主な目的の場合は、一年中緑が枯れない「常緑樹」を選ぶのもポイントの一つです。
インテリアにこだわる
次にウッドデッキを一つの空間と考えた場合には、そのインテリアにもこだわりたいところです。最近はガーデンファニチャーを取り扱う店舗も増えていますし、インターネットでも実例を探すのは簡単になってきました。素材によって、アジアンリゾートのような雰囲気からシックなシティホテルのテラスのような雰囲気まで、その範囲は実に幅広いものがあります。また、防水性や可動性など、自分たちの使うシーンをイメージして、ライフスタイルに合わせて選びたいですね。
ウッドデッキの素材を選ぶ
天然木を使った木製
やはりナチュラル志向の方にお勧めなのは、天然木を使ったウッドデッキです。ウリンやイペなどの海外からの輸入品に多い、ハードウッドと呼ばれる種類のものは、耐久性が高くハードユースに向いています。一方、ヒノキや杉などの日本でも比較的手に入りやすいものは、ソフトウッドと呼ばれていて、木質自体が柔らかいため、DIYでウッドデッキを作る際におすすめです。
樹脂製の人工木
樹脂製のウッドデッキ、と言うものもあります。樹脂とはいわゆるプラスチック製になりますので、その最大の特徴は耐久性の高さです。また、プラスチックなので色やデザインなどの選択肢もとても広いのも特徴です。さらに雨や太陽光にさらされても、その性能について劣化の心配はありません。またメンテナンスに関してもほとんど不要なので、手軽にウッドデッキを楽しみたいという人にマッチしているでしょう。
天然木と樹脂製どちらを選ぶべきか
天然木のウッドデッキと、樹脂製のウッドデッキのそれぞれの特徴をご紹介しました。では、一体自分はどちらを選べばいいのかと迷ってしまった方へ、選ぶポイントをご紹介しましょう。ナチュラルな素材が好きで、経年変化も楽しめる。また、メンテナンスが苦痛でないという方は天然木を選ぶといいでしょう。逆に、丈夫で使いやすくメンテナンスもほぼ不要という手軽さに魅力を感じるという方には、樹脂製のウッドデッキをおすすめします。
ウッドデッキと相性のいいインテリア
ウッドデッキは外部空間です。外で使う事を考えた時に相性のいいインテリアとは、どんなものがあるでしょうか。また、部屋の内部とのつながりも考えてみて、最適な緩衝地帯になるようなインテリアを考えてみましょう。
オーニングやシェードで日差しを調整
リビングと繋がって一体空間にウッドデッキがある場合、オーニングやシェードを付けるといいでしょう。天気がいい日には、太陽の光をたっぷり浴びて外部空間を楽しみたいものですが、真夏の昼間などは長時間外で過ごすと熱中症などの危険性もあります。強すぎる日差しを調整するために、日よけになるオーニングやシェードはあると便利ですね。また、室内側に直射日光が入ることを防げますので、室内の温度上昇の調節も出来て、空調費用の節約にもつながりますので、一石二鳥と言えます。
屋外用のリビング家具
ウッドデッキがそれなりに広い場合は、ガーデンファニチャーにこだわってみるというのも一つです。非日常感が演出され、リラックスできる空間に仕上がるでしょう。おしゃれなデザインのソファやロッキングチェア、またはハンモックなども非日常感を演出するのに適していますね。風などの影響を受けにくくするために、ある程度の重量が必要である反面、逆に軽量なものを選んで、いざと言う時には室内へ気軽に運ぶことや収納できるように考えておく、というのも一つの方法でしょう。
ガーデン用の収納家具
ウッドデッキの楽しみ方のひとつとして、バーベキューや自宅キャンプ等もイメージされると思います。ただ、それらのイベントは毎週末開催するというようなものではありませんので、必要なものを収納しておくスペースと言うものが必要です。ウッドデッキ上に収納出来ればすぐに取り出せて便利ですが、その場合にはデザイン性についてもこだわって選ぶ必要があります。普段そこに有っても違和感のないようなデザインであったり、普段はチェアーとして使えるような収納ボックス等も便利ですよね。
おしゃれなウッドデッキの施工事例20選
では、実際に実例を見ながら、どんな風にウッドデッキライフを楽しんでいるのか見てみましょう。大きさも、形も、素材も様々です。また、内部空間とのつながりをどう考えているのか、という事でも利用方法が変わってくるはずです。
おしゃれなウッドデッキでアウトドアリビングを楽しむ
中庭タイプのウッドデッキで、おしゃれなカフェタイム
中庭タイプのウッドデッキは、どの部屋からもアクセスできるというのがメリットの一つです。LDKとも繋がっているので、開口部を開放すれば内部空間と外部空間が一体となり、アウトドアリビングとして機能します。また、キッチンからも近いことから、普段のちょっとしたお茶やおやつの時間に、準備や後片付けの動線が短いという事も使い勝手がいいポイントですね。
オープンなウッドデッキで自然をたっぷり楽しむ
外部から階段状に上がっていけるウッドデッキは、開口部を開放していればウッドデッキから直接リビングへのアクセスも可能という、とてもオープンな作りになっています。サーファーでもある施主の、サーフボードメンテナンスの場所としても使いやすい広さです。キッチンに立って、リビングから続く明るいウッドデッキが見えるのが気持ちのいい空間です。
おしゃれなウッドデッキで開放感を満喫する
目の前の緑地を独り占めできるおしゃれなウッドデッキ
この立地は、幸運としか言いようのない素晴らしい借景です。そしてこのウッドデッキは、この立地を最大限に活用するような形で、設置されています。ただ、これだけオープンなウッドデッキでありながら、高台に建つことから周囲の視線を気にすることなく、ウッドデッキでの開放感を楽しめるというのがまた素晴らしいですね。
豊かな自然の眺めに心が癒されるウッドデッキ
こちらの事例も、ウッドデッキから河川敷という素晴らしい借景を眺めることが出来るようになっています。水辺の近くは暑い夏でも空気が少しひんやりとして気持ちがいいですよね。夏の暑い一日を過ごした後、この写真のように、夕暮にこのウッドデッキで、冷えたビールを楽しむというのは、とても贅沢な時間になりそうです。
一室空間のLDKからさらに一体感を感じるウッドデッキ
1階は大きなLDKと和室が全てフルフラットで一室空間として楽しめる作りになっていて、とてもオープンで開放的です。その広々としたイメージからそのまま続くように外部にはウッドデッキが備えられているので、この開放感はウッドデッキも含めた一室空間だからこそ感じられるのだと言ってもいいでしょう。目の前の庭をどう作るのかが将来の楽しみでもありますね。
おしゃれなウッドデッキで緑を楽しむガーデンタイプ
ウッドデッキ自体のデザインで緑を取り込む
こちらは、ウッドデッキの面積がかなりの大きいので、デザインも自由自在です。ウッドデッキの中央をくりぬいて、芝生を植えて植木も育てています。このように広さに余裕があると、オープンでありながらも視線をほどよく遮るような仕掛けを作ることが出来るというのが、素晴らしいメリットですね。背の高い植木は、木陰を作ってくれるというのも嬉しいポイントではないでしょうか。
物語に出てきそうな、緑がたっぷり楽しめるウッドデッキ
こちらの事例は、立地も素晴らしいですが、ウッドデッキを含めた外構デザインがとても素敵です。周辺環境にもマッチしていますし、家の雰囲気との統一感もあります。庭のあちこちに様々な樹種の植栽がなされており、ウッドデッキの中にも植栽が施されています。また高低差を付けることで空間としての面白さも生まれています。
ウッドデッキの形状にも工夫を感じる、デザインの極意
暗めの色が落ち着きを演出しているこのウッドデッキの素材は、エステックウッドという、薬剤を使わずに窒素加熱処理で、木材の腐りやすい成分を分解している素材。エコな素材であると同時に、耐久性にも優れているという事で安心して使えますね。また、ウッドデッキの形状自体をデザインをすることで、植栽とのバランスをとり、室内空間への環境負荷も軽減しています。
プライバシーに配慮したおしゃれなウッドデッキ(フェンスタイプ)
木製フェンスはナチュラルでプライベートな空間を演出
室内とウッドデッキはフルフラットで繋がっているため、窓を開け放してしまえば、内と外の境界が実に曖昧になっています。そしてウッドデッキの前面にある木製のフェンスのおかげで、木質空間が続いていき、室内とウッドデッキ、フェンスまでが、まるで一体空間のように感じられます。こちらの事例では、ウッドデッキはマルチアクセスに計画されており、奥へ行くと洗面室に繋がっています。
ウッドデッキとフェンスは同素材で一体感を出す
リビングから続くウッドデッキは前面道路側に面しているため、フェンスを高く立ち上げています。ウッドデッキとフェンスが同素材であることから、リビングの奥にもう一つボックスのような空間が置かれているような印象を受けます。この素材は、イタウバというハードウッドと呼ばれる種類の天然木材で加工がしやすく丈夫なことが特徴です。
ベランダタイプのおしゃれなウッドデッキ
プライバシーを確保できる屋上のウッドデッキ
屋上のルーフバルコニーが、ウッドデッキになっている仕様です。3階建ての屋上がルーフバルコニーになっていることで、プライバシーは十分確保されています。リビングなどと接続されていないタイプのウッドデッキになりますので、よりプライベートな使い方ができそうです。3階には、サニタリールームがあるという事で、晴れた日であれば大きな洗濯物を干すのにも便利でしょう。
ウッドデッキからドラマチックな眺めを堪能
高低差のある敷地であるため、2階に玄関があり、そのままリビング、そしてウッドデッキへと続いています。その土地の形状を生かして、2階ウッドデッキからは素晴らしい眺望が望めます。この自然を楽しみながら、休日にはバーベキューをして、夜は星空鑑賞も満喫できるということです。景色を楽しめるように手すりは薄く、視界の邪魔にならないように作られています。
縁側タイプのおしゃれなウッドデッキ
和風の庭を楽しむには、縁側タイプのウッドデッキ
大小様々な石が、リズミカルに配置された和風の庭です。その庭を座って眺めることができるように、縁側タイプのウッドデッキがリビングの前に設置されています。縁側タイプのウッドデッキのいいところは、みんなで並んで座って庭を眺めることができることでしょう。お茶を飲みながら、四季折々の木々や、花々を愛でる時間が楽しくなりそうです。
中庭を座って眺める為の、ウッドデッキ
リビングに面している中庭には縁側タイプのウッドデッキが備えられていて、中庭の緑を楽しむことができるようになっています。リビングと一体になったアウトドアリビングのように使うウッドデッキではないため、リビングから眺める庭と、ウッドデッキから眺める庭は、視点の高さが違ってきます。その結果、見える風景が違ってくるというのも面白いですよね。
ウッドデッキで室内を延長したような間取り
色味を合わせることで一体空間であることを演出
縦方向に長い、大きなLDK。その空間を横方向にも広げることができているのは、ウッドデッキのおかげと言えますね。窓を開放しているこの写真からは、まるでウッドデッキを含めた全ての空間が一室空間のように見えます。そのわけは、ウッドデッキとリビングの床の段差がないこと、また床材の色味、素材感が合っていること、ウッドデッキの腰壁も同様に同じような素材でまとめられていることがあるでしょう。
地面に近いウッドデッキは外部とのつながりを感じやすくさせる
無駄なデザインが一切されていない、シンプルな空間。その一番大きな空間である、LDKに接続されているウッドデッキ。1階の床高がそれほど高くないことから、LDKからウッドデッキ、そして庭へと続く流れは、「地に足がついた」ような安心感を感じることが出来ます。室内側のシンプルなデザインが、そのままウッドデッキと外構デザインにもつながっているイメージですね。
階段状のおしゃれなウッドデッキで庭とつながる
大きな芝生を臨む階段状のウッドデッキ
こちらも、敷地の高低差を家のデザインで解消した例です。家の内部にも細かな段差を作ることで、室内の空間の領域を立体的に分割しています。庭との高低差を解消するために、庭に降りるための階段をウッドデッキに設けています。それがデザインとしても、遊びとしてもいい結果をもたらしています。
庭へのアクセスもしやすい、階段状のウッドデッキ
リビングからウッドデッキへと空間が繋がっているだけでなく、その先には大きな芝生の庭があります。ウッドデッキは家の内部と庭をつなぐ、緩衝地帯のような役割も担っています。その日の気分によって、より開放的に過ごしたい時には庭まで出て、ちょっと落ち着いた気分の時は、ウッドデッキで開放的な気分を楽しむというような使い分けができそうです。
おしゃれなウッドデッキを中庭に
中庭のウッドデッキならプライベートを満喫できる
中庭タイプのウッドデッキのメリットは、やはりそのプライベート感でしょう。誰にも邪魔されることなく、中庭で好きにくつろぐことができますし、小さな子供がいた場合も、安心して中庭で遊ばせることができますよね。中庭には、シンボルツリーであるオリーブの木が植えてあり、その緑を眺めながら、家族だけで過ごす休日の一時は充実したものになるに違いありません。
外からは窺い知ることの出来ない、家の中心にあるウッドデッキ
窓を全開放してしまうと、どこからが内部空間でどこからが外部空間か、境界が曖昧に感じてしまうほどオープンな空間になっています。中庭タイプのウッドデッキのいいところは、ウッドデッキを介して部屋と部屋の行き来ができることでしょう。晴れた日には、このように開口部を開放して、自由に行き来をすることで、家族内のコミュニケーションも取りやすくなりますよね。
まとめ
さて、今回はおしゃれなウッドデッキを作るということで、ウッドデッキを作るための素材の紹介、おしゃれなウッドデッキを作るポイント、ウッドデッキをおしゃれに見せるインテリア、等についてご紹介しました。そして実例についても、様々な観点から豊富なウッドデッキを取り入れた実例をご紹介しました。
ウッドデッキと言うと、外部空間と捉えられがちで家のデザインを考える時に忘れてしまいそうになる箇所かもしれません。けれども、今回ご紹介した実例のように、実はウッドデッキは、内部空間と実に深い関係にあります。実際に家を計画する時には、ウッドデッキを家づくりの最初の段階から、どのように取り入れるかということを含めて、是非考えてみてください。