バツグンに爽快な南風の家

シンボルツリーはあえて落葉するものを希望されたお施主様。冬の日差しの温かさ夏のこもれびの涼しさを楽しむ、そんな自然な生活を望まれていました。

将来の子供部屋として設けたこの部屋は今は遊び場として使われています。雨の日も風の日も気兼ねない遊び場。お子様が遊ばない時はお父さんがハンモックに揺られながらのんびりと過ごされます。

湘南と聞いてイメージする、爽やかさを体現する家。日の光をいっぱいに取り込む窓は、湘南の爽快な風も室内に取り込む。夏場にエアコンを入れなくても窓を開けているだけで、庭木によって熱を冷まされた心地よい風が涼を運ぶ。

シンボルツリーによって建物は引き立ち、さらに視線を遮るため、重々しさのないプライバシー保護につながる。夏は木陰を提供し、冬は落葉して日の光を取り入れる。シンボルツリーは家を自然な姿にしてくれる。

玄関に大きな土間スペースを設けることで、アウトドア用品をしまい込むのではなく、魅せる収納へ変えた。平日に玄関を出る時、バイクやボードが視界に入る。「今週はこれをしよう」そんな風に期待が膨らむしつらえ。スクーターもすっぽり入るので塩害対策も◎

アクティブに新しいことに取り組んでいくために、収納は決まっているものではなくザックリとしつらえた。後々カスタマイズできるようにした。物が増えることをストレスにしない、楽しみに変える工夫。

吹き抜けではなく高い天井にすることで、抜けすぎない丁度いい空間を作った。窓から入る風は階段を通って2階にも運ばれ空気が滞らない。このカラリとした印象こそ湘南の家にふさわしい。

キッチンからシンボルツリーを望むビュー。庭を介して遠くまで見渡せる開放感は爽快感に満ちている。

中二階をつなぐ階段。心地よい風が吹き抜ける

目覚めてカーテンを開けると、湘南の山々の緑を見る。清々しい朝に良いビューを切り抜けることは欠かせない。 勾配天井の寝室。抜けるような爽快感と、板張りの暖かさが穏やかな空気を作る。