リビングは他の床面から35㎝下げ、ダウンリビングとしました。
ダイニング、キッチンと天井を合わせつつ高さを確保することで、LDKの一体感と開放感を両立しました。
敷地は、東海道五十三次の宿場である御油町の近く。街道の面影を残す松並木(御油の松並木)から少し入った新興住宅街の一角。前面道路と敷地には大きな高低差がある変形した三角形の敷地。建物を『コの字』型に計画し内に開口を設け光を取り込み、外部は閉ざし、プライベートゾーンを分けてプライバシーを確保した。一階は特にSE構法のメリットを活かした大空間を生み出した。また、廊下や洗面室には大きな開口を設けてウッドデッキを介してLDKとの繋がりを持たせて各部屋を広く見せるように心掛けた。