
平屋のような2階建ての住まい。南向に向かって出窓が並ぶ、たたみみリビングを中心にしたコの字型のレイアウト。建物は最も高い部分で5034㎜と2階建てとしてはかなり低い。建物の外壁、南面と西面には本物の焼杉板(横幅165㎜×長さ3000㎜~4000㎜)を縦貼りに採用し、接道面から見えない外壁部分にはメンテナンス性とコストを考慮しガルバリウム鋼板を用いています。玄関の右手にはアオダモ(高さ3500㎜程)を配し建物とのバランス、外壁との対比を楽しんで頂ければと考えています。
設計する人と直接話しながら家づくりを進めていきたい。そんな想いから、建築士と距離が近い弊社を選んだK様。理想の住まいのイメージはご夫婦で其々異なり、ご主人は「四季を感じられる平屋」。奥様は「お洒落で落ち着いた家」が希望でした。「主人の意見を反映すると和の住宅になるけれど、昔ながらの感じではなく、今っぽいテイストがいいと思いました。共働きで朝の支度が重なるためトイレが2つは絶対条件でした」と奥様談。一体感のある住まいをテーマに、家自体は小さくても空間は大きくしたかったというご主人。一続きに広がるキッチンとたたみリビングに、寝室、書斎、ランドリースペース、大容量の収納とウォークインクローゼットなどを備えた延床面積33坪、平屋のような2階建てが完成。窓を開け放っても、外からの視線が気にならず、東西南北に四季折々の風が抜けるなど、自然の心地よさも特徴的な木の住まいで、これから何十年と快適な日々を過ごされることでしょう。